(画/村上華岳-太子樹下禅那之図)
「華岳の仏画は抹香臭くない」と評される。
この人が遺した文章をいくつか並べてみる。
「依頼画はなるべく受け付けぬこと。・・・なるべく人と面会せぬこと。なるべく手紙の返事を出さぬこと。・・・すべておのれの本性に合わず、また義とせぬことは無遠慮に謝絶すべきこと」
「仏教に対する疑問は近代文明と一致するものであるかどうかという問題である。言葉を変えれば近代の官能の目覚めを否定するものかどうかと思う」
展覧会への出品を断る - 「むしろ自分の勉強を害する方が多い。くだらぬ世評はうるさい。成功すればよけいにうるさい」
「自分は草庵に入り純一信仰によってのみ画くというより外、道はない。而して初めて私は制作歓喜を味わうことが出来る」
「艶々と渦巻けるその柔わ毛よ うつくしきたおや女の肌へもなんその感触に及ばず われ一枚のひつじの毛皮を肌へにつけて 今密やかに汝の香をかぐ かすかなる愛獣の匂ひをなつかしむ」
・・・・・。
私も以前この画を観に行ったことがある。
人は、これだ!というものに出会った時、よだれを垂らす。
(おまけ)
「華岳の仏画は抹香臭くない」と評される。
この人が遺した文章をいくつか並べてみる。
「依頼画はなるべく受け付けぬこと。・・・なるべく人と面会せぬこと。なるべく手紙の返事を出さぬこと。・・・すべておのれの本性に合わず、また義とせぬことは無遠慮に謝絶すべきこと」
「仏教に対する疑問は近代文明と一致するものであるかどうかという問題である。言葉を変えれば近代の官能の目覚めを否定するものかどうかと思う」
展覧会への出品を断る - 「むしろ自分の勉強を害する方が多い。くだらぬ世評はうるさい。成功すればよけいにうるさい」
「自分は草庵に入り純一信仰によってのみ画くというより外、道はない。而して初めて私は制作歓喜を味わうことが出来る」
「艶々と渦巻けるその柔わ毛よ うつくしきたおや女の肌へもなんその感触に及ばず われ一枚のひつじの毛皮を肌へにつけて 今密やかに汝の香をかぐ かすかなる愛獣の匂ひをなつかしむ」
・・・・・。
私も以前この画を観に行ったことがある。
人は、これだ!というものに出会った時、よだれを垂らす。
(おまけ)