南無煩悩大菩薩

今日是好日也

如何ともしがたき表層にて。

2014-07-14 | なんとなく落書。

「致知在格物(知を致すは物に格(いた)るに在り)と経文にある。その意味するところは、もし我々が己の知を完全無欠にしようと望むならば、経験界に存在する一々の物について、それぞれの理(本質)を窮め尽くそうとする努力が必要だ、という。思うに、人は誰でも、その霊妙な心のうちに必ず知(事物の本質認知の能力)を備えており、他方、天下に存在する事物、一つとして本来的に理を備えていないものはない。ただ(心の表層能力だけしか働いていない普通の状態においては)事物の理を窮めるということができない。つまり、せっかく人間の心に備わる知もその本来の機能を充分に果すことができないというわけだ。されば、儒教伝統における高等教育においては、必ずまず何よりも真っ先に、学人たちに、自分がすでに理解しているかぎりの事物の理を本として、およそ天下に存在するすべての事物の理を次々に窮め、ついにその至極に到達することを要求する。こうして努力を続けること久しきに及べば、ある時点に至って突如、豁然として貫通するものだ。そうなれば、一切の事物の表も裏も、精も粗も、あますところなく開示されるとともに、(あらゆる理を一に蔵めて内含する)己れの心の本体がそっくりそのまま開顕し、同時にその心の広大無辺の働きが残りなく明らかになる」。-朱子曰く、「大学章句」五章補伝-

つれづれに文字は読めても、その指し示す先は・・なんとも・・‘脱然貫通の雲遠く’・・物に格(いた)るの取り柄も別なし。

ただ、その文字を雑記帳になんとなく落書きするのみであった。
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スクロールに翻弄される。

2014-07-12 | 世界の写窓から
(Gif/source)

「翻弄」されるというのはね、例えばこういうことなんだ。という意味を大変良く伝えていると思います。
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モンキービジネス。

2014-07-11 | 世界の写窓から
(street art/original unknown)

泣いたってダメダ、謝罪したってダメダ、開き直ったり恫喝に及ぶような輩はもっとダメダ。

人間であるにも関わらず猿のような発想で事に当たるような、いったん覚えたら死ぬまでせんずりするような、そんなモンキーに成り下がってはダメダ。

モンキービジネスに手を染めようとする者たちの見分け方で参考になる話が、ハワード・ホークス監督の映画「Monkey Business」に出てくるので紹介しておこう。

「あなた、態度が言葉を裏切っているわよ」
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適切につかう。

2014-07-10 | 古今北東西南の切抜
(photo/source)

‘てこ’でも動かん。ということはなく、てこの原理を適切に使えばどんなものでも大概は動く。

資本主義とはアイディアはあるが資金のない人や企業が、アイディアはないが資金のある人や企業から資金を借りて投資し、アイディアを技術や製品に具体化させていく仕組みだと謂われる。
つまり、負債こそ革新的なアイディアを現実の利潤へと転化する資本主義の‘てこ’にほかならないもののようだ。

原理があって誰でも実用可能なひとつの真理ともいえる理屈が機能しないということがあるのなら、それは間違いなく使用者が適切に使っていないからだということである。

負債を行う度に、それは引き続き適切か?そう問い続けていないと、危なくてしょうがないのである。
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チェコの海岸物語。

2014-07-09 | 閑話休題
(photo source/Antonín Kratochvíl)

「おかあちゃん おててつなぎたい」

「ダメよ またにして」

「うん!」
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何かを達成する。

2014-07-08 | 世界の写窓から
(photo/source)

何かが出来るようになったりより高みに到達したりするということは、お金を掛ければできるというものでもない。

金をかけて手に入るものでは、より金持ちには絶対に勝てない。

習得や脱皮や到達というものに、擦過傷はつきもので、それこそが勲章でもある。

達成に向けての訓練で心掛けることは、つらいことを無理してするのではなく、普通にできることのレベルを上げるようにすることです。
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-鳥籠が鳥を探しに行った-

2014-07-07 | 意匠芸術美術音楽
(source/Whiskey Monday)

表題は、ある朝目覚めると自分が大きな毒虫に「変身」していたところから始まる小説の作者、フランツ・カフカによるもの。

世の中、気の弱い人には向かないことも多々あれど、夢をみることはできる。

過日、私は大声で寝言を発していたらしい、

「腐っても鯛じゃ!」
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尻を撫でる。

2014-07-05 | 世界の写窓から
(photo/source)

それぞれにある、ちょっとした悪戯と茶目っ気は絶対に無くさないように。

パーソナリティという大事なものが死んでしまいます。
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この花

2014-07-04 | 世界の写窓から
(photo/source)

実在する花を前にして「この花」の‘この’に絶対的力点を置くか、「この花」の‘花’にそれを置くかによって、

「本質」が全く違った、あるいは正反対の、方向に展開する可能性があるという。

「この人」「この仕事」「この私」なども全く違った、あるいは正反対の、方向に展開する可能性もあるだろう。
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パンセ

2014-07-03 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。
(Gif/source)

人間は、自然のうちでももっとも弱い一本の葦にすぎない。

しかしそれは考える葦である。

これをおしつぶすのに宇宙全体が武装する必要はない。

一つの蒸気、一つの水滴もこれを殺すのに十分である。

しかし宇宙がこれをおしつぶすとしても、そのとき人間は、人間を殺すこのものよりも、崇高であろう。なぜなら人間は、自分の死ぬことを、それから宇宙の自分よりずっとたちまさっていることを知っているからである。

宇宙は何も知らない。

だから我々のあらゆる尊厳は考えるということにある。

我々が立ち上がらなければならないのはそこからであって、我々の満たすことのできない空間や時間からではない。

だからよく考えることを努めよう。ここに道徳の原理がある。-パスカル「パンセ」より-
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冷静に賢く選べ。

2014-07-02 | 古今北東西南の切抜
(source/Morpheus)

モーフィアス:「これが君のラストチャンスだし選ぶのは君だ。青いピルを飲むと物語はおしまいだ、ベッドで目覚め、あとは好きに考えればいい。赤いピルを飲むと君は不思議の国にとどまる。ウサギの穴がどれだけ深いか見せてあげよう。」

(photo/source)

・・・・
「ピルをもらうのに膣内診は不要」「精神病でない子供にいきなり抗精神病薬は禁物」「風邪に抗菌薬は使わない」「PETガン検診は控えよ」「胃ろうは認知症では意味なし」「大腸ガンの内視鏡検査は10年に1回でいいです」「前立腺ガンの検診のためにPSAは安易に測ってなりません」「爪水虫で飲み薬はほとんど無駄です」・・・

上記は-米国医学会が出した「衝撃のリスト」、全米8割の医師が示した無駄な医療(参照/コラム)-の一部だという。

・・・・
映画マトリックスでネオはモーフィアスに選択を委ねられた。

私も痔病について冷静に賢い判断を下す時が近づいている。
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聞いてみたい読後。

2014-07-01 | 世界の写窓から
(Marilyn reading ‘An Enemy of the People')

マリリンがイプセンの『民衆の敵』を読んでいる。

かいつまむと、人格者ストックマンは、はじめ数多くの民衆の支持を得、メディアも味方につけるなど信頼を勝ち取る、だがその行動が民衆にとって具合が悪いと判明した瞬間、味方であったはずの人々は次々と考えを変え、彼を疎ましく思うようになる。
「民衆の愚鈍こそが世の中を堕落させる」、その言葉に強い反感を抱いた民衆は満場一致で彼を「民衆の敵」であると決議する・・・。

不変の存在でありながら、味方でもあり敵ともされる、支持もすれば反感にも流れる、民衆にマリリンさんは何を感じていたのだろう。
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