バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

聞くは一時の恥

2008-09-09 06:57:51 | バネ
9/8のバネ
 小6クラス。数名は修学旅行で休みです。運動会が5.6月で修学旅行が9月の学校と、その逆があります。たぶん、たぶんですよ、みんな行く日光、人数重ならないように調整しているのかな?運動会を9月にしないのは、残暑の中練習するのは大変だからと聞いたことあるけど。
 修学旅行は平日だから問題ないけど、運動会は土日に設定するので、全国大会につながる大会と重なることがあります。特に団体戦だと一人の問題でなくなるから調整大変です。県の年度の予定組むときに、一応事前に各小学校の運動会日程チェックしておきますが、全てあわせることはできないので、そこは毎年なるようになれ!状態です。
 さてそんなわけで欠席者もいたため新しい単元にはいるのはやめ、新傾向の問題を説明しながら解きました。この手の問題はひらめき型が多く、きまじめに学力を積み上げてきたタイプには苦手な場合があります。その逆も。案の定、いつもは光らない子が、ピッカピカと光を放ち。「ほらね、あんたちゃんとやればできるんじゃないの。日頃もっとコツコツ努力してごらん」と心で思い、その日は「君は今日一日、天才君と呼ぼう」ということになり、残りの20分間の天才君出現です。一方でコツコツ型の子は、日頃できない子ができているにもかかわらず、自分ができないという状況に焦りを見せ始め、少しうろたえていましたが、意外だったのは次の展開。理屈が理解できない箇所を、念入りに質問してきました。以前なら、自分がわからないことを皆に知られるのを躊躇する傾向があったのに、皆の前で追求する勇気が持てたことは大きな進歩です。
 天才君、これできたらスーパー天才君に昇格と言って出したラスト問。宿題プリントの練習問題を兼ねていました。結果正解はたった一人。先のこつこつさんです。かくして天才君は数十分後には凡人君に降格。残念。