ポルトガル旅行 その1
2018-12-7~14
今回の旅は2つの目的がありました。
1、中判カメラFujifilm GFX50Sの力を知ること。
CP+で以前きいたPentax 645のプレゼンターが、<中判カメラは何気ない風景でも絵にしてしまう、絵ハガキ撮影ポントなど撮ったらアカン>というような趣旨の話をしていたことが頭にこびりついていて、こいつをやってみようと思ったのです。Fujifilm GFX50Sで何気ない風景を撮ってみよう。さて、絵になるか???
2、ポルトガルの印象をもらうこと。
陶芸のネタは、色々な所の色や形、諸々の印象を頭にしみこませ、それらがまじりあって突然、陶芸の色と形になって出てくるのです。ポルトガルから何がもらえるのでしょうか????
結論
1、中判カメラの意義を長い間、外側から探ってきました。外側からでは良くわからなかった。フルサイズに対してほんとうに明確に差が出せるのか????
とうとうFujifilm GFX50Sを買って、この重たい機材をなんとポルトガル旅行に持ち出したのです。今回の旅は、数日前まではSony α7RIIIとSony α7RII+Zeiss Batis 45mm F2 とBatis 18mm F2.8のフルサイズ2台体制で行くと決めていたのですが、なんと旅行前日にFujifilm X-T3を買って、 Zeiss touit 12mmを付け、Fujifilm GFX50S+ Pentax 645 FA45mm F2.8のサポートとする中判/APS-Cデカチビ2台体制に急遽変更したのです。これよりSony 2台体制 がぎりぎりのところで蹴落とされて、Fujifilm 2台体制となったことはとっても、とっても大きな意味があります。なぜSonyを離れてFujifilmに移行したのか。
Fujifilm GFX50Sを使ったプロが、<これまでの写真を全部Fujifilm GFX50Sで撮りなおしたい>と言っていましたが、その言葉は本当でした。
2、今回は久しぶりのツアー旅行、写真撮影にはツアー旅行は全く向きません。絵葉書ポイントで、さあ皆さん写真を撮りましょうといい、それがすむとサッと次のポイントに移動してゆくのです。14名の参加者ですが、当方はいつも団体さんのしっぽにしがみついて、羊飼いの番犬みたいな添乗員アシスタントに追い立てられながら、必死でそのあたりの写真を撮ったのです。あまりに思ったような写真がとれなくて、最後にはとうとう頭にきて、二度とツアー旅行に行くものかと思ったのです。最終日のリスボンで、やっと得られた半日の自由時間に市場でタコのシーフードを食べて、それだけで、それまでの怒りはすべて消えてしまったのです。
ポルトガルというと ポルトガル→港町→シーフードというイメージだったのですが、このツアーは世界遺産=ゴシック建築、教会/修道院をめぐる巡礼の旅で、とっても勘違いでした。格安ツアーですから、ツアーの企画が悪いというのではなく、単なる当方の思い込みの勘違いでした。
中判カメラの印象と、ポトガルの印象は最後にもっと詳しく書きましょう。
2018-12-8
サンチャゴ・デ・コンポステーラー
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー
ホテルには昨日の夜遅く着きました。朝、窓から見る風景は北スペインの海からの日の出でした。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー
海といっても深い湾です。寒い気温と温かい海の落差から霧が発生し、ちょっと幻想的風景を見せている中を歓喜の丘(モンテ・ド・ゴゾ)へ向かいます。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
歓喜の丘はきれいに整備された公園になっています。各地から訪れる巡礼者は歓喜の丘へ到達して、眼下の最終目的地サンチャゴ・デ・コンポステーラーの町、聖地カテドラルを指さして歓喜に打ち震えるというわけです。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
以下、同じような場面をFujifilm GFX50SとFujifilm X-T3の双方で撮っている場面が出てきます。うざいと言わずに比較してみてください。Fujifilm GFX50Sはどちらかというと絵を大事に、Fujifilm X-T3はどちらかというと情報伝達を大事にしています。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
カテドラルを指さす像をまねして、みなさんポ―ズをとるのがインスタ映えポイントです。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
これは、おそらく地方から来た方が、地元の石、あるいはここまで来れない方の身代わりの石を像のたもとにおいているシーンです。単なる観光客のポ―ズでなく、ほんとうにここはキリスト教信者の巡礼地であることを感じさせます。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
最終目的地の聖地カテドラルが見えてきました。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル前広場
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
ミサが始まり、巨大な香炉が釣りあげられ、思いっきり振り回されます。この風景はそうみられるものでなく、一元さんがみられるのはとってもラッキーなのです。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
写真ではそう大きくみえませんが、相当大きい香炉です。これが、おそろしい振幅でふりまわされます。長い間風呂にはいらないで到達した巡礼者の匂いを消すために大きな香炉を振り回すようになったと説明されます。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、キンターナ広場
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル前広場
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、キンターナ広場
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー
ポプラでしょうか? この紅葉がきれいだったのですが、ツアーでは時間が無くてよい場面を探すことができません。
ポルト
この日は北スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラー、から3時間半かけてポルトガルのポルトへ入って一泊です。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8ドン・ルイス一世橋
ドウロ河のたもとドン・ルイス一世橋の夜景を散策。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8ドン・ルイス一世橋
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8ドン・ルイス一世橋
夜店に路上パホーマンスとにぎやかです。夕食のモツ煮込みはとっても評判が悪い食事でした。航海にゆく船乗りに肉を上げて、陸のヒトはモツを食べたといういわくのある郷土料理ですから、当時をしのんで食べなければならないのですが、日本のモツ煮込みとは違う特殊なスパイスは日本人につらい。
このくそ忙しい時に頑張ってポルトガル旅行第一報をかきました。
本年は当方のブログをおたずねくださりありがとうございました。それでは良いお年をお迎えください。
2018-12-7~14
今回の旅は2つの目的がありました。
1、中判カメラFujifilm GFX50Sの力を知ること。
CP+で以前きいたPentax 645のプレゼンターが、<中判カメラは何気ない風景でも絵にしてしまう、絵ハガキ撮影ポントなど撮ったらアカン>というような趣旨の話をしていたことが頭にこびりついていて、こいつをやってみようと思ったのです。Fujifilm GFX50Sで何気ない風景を撮ってみよう。さて、絵になるか???
2、ポルトガルの印象をもらうこと。
陶芸のネタは、色々な所の色や形、諸々の印象を頭にしみこませ、それらがまじりあって突然、陶芸の色と形になって出てくるのです。ポルトガルから何がもらえるのでしょうか????
結論
1、中判カメラの意義を長い間、外側から探ってきました。外側からでは良くわからなかった。フルサイズに対してほんとうに明確に差が出せるのか????
とうとうFujifilm GFX50Sを買って、この重たい機材をなんとポルトガル旅行に持ち出したのです。今回の旅は、数日前まではSony α7RIIIとSony α7RII+Zeiss Batis 45mm F2 とBatis 18mm F2.8のフルサイズ2台体制で行くと決めていたのですが、なんと旅行前日にFujifilm X-T3を買って、 Zeiss touit 12mmを付け、Fujifilm GFX50S+ Pentax 645 FA45mm F2.8のサポートとする中判/APS-Cデカチビ2台体制に急遽変更したのです。これよりSony 2台体制 がぎりぎりのところで蹴落とされて、Fujifilm 2台体制となったことはとっても、とっても大きな意味があります。なぜSonyを離れてFujifilmに移行したのか。
Fujifilm GFX50Sを使ったプロが、<これまでの写真を全部Fujifilm GFX50Sで撮りなおしたい>と言っていましたが、その言葉は本当でした。
2、今回は久しぶりのツアー旅行、写真撮影にはツアー旅行は全く向きません。絵葉書ポイントで、さあ皆さん写真を撮りましょうといい、それがすむとサッと次のポイントに移動してゆくのです。14名の参加者ですが、当方はいつも団体さんのしっぽにしがみついて、羊飼いの番犬みたいな添乗員アシスタントに追い立てられながら、必死でそのあたりの写真を撮ったのです。あまりに思ったような写真がとれなくて、最後にはとうとう頭にきて、二度とツアー旅行に行くものかと思ったのです。最終日のリスボンで、やっと得られた半日の自由時間に市場でタコのシーフードを食べて、それだけで、それまでの怒りはすべて消えてしまったのです。
ポルトガルというと ポルトガル→港町→シーフードというイメージだったのですが、このツアーは世界遺産=ゴシック建築、教会/修道院をめぐる巡礼の旅で、とっても勘違いでした。格安ツアーですから、ツアーの企画が悪いというのではなく、単なる当方の思い込みの勘違いでした。
中判カメラの印象と、ポトガルの印象は最後にもっと詳しく書きましょう。
2018-12-8
サンチャゴ・デ・コンポステーラー
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー
ホテルには昨日の夜遅く着きました。朝、窓から見る風景は北スペインの海からの日の出でした。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー
海といっても深い湾です。寒い気温と温かい海の落差から霧が発生し、ちょっと幻想的風景を見せている中を歓喜の丘(モンテ・ド・ゴゾ)へ向かいます。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
歓喜の丘はきれいに整備された公園になっています。各地から訪れる巡礼者は歓喜の丘へ到達して、眼下の最終目的地サンチャゴ・デ・コンポステーラーの町、聖地カテドラルを指さして歓喜に打ち震えるというわけです。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
以下、同じような場面をFujifilm GFX50SとFujifilm X-T3の双方で撮っている場面が出てきます。うざいと言わずに比較してみてください。Fujifilm GFX50Sはどちらかというと絵を大事に、Fujifilm X-T3はどちらかというと情報伝達を大事にしています。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
カテドラルを指さす像をまねして、みなさんポ―ズをとるのがインスタ映えポイントです。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー歓喜の丘
これは、おそらく地方から来た方が、地元の石、あるいはここまで来れない方の身代わりの石を像のたもとにおいているシーンです。単なる観光客のポ―ズでなく、ほんとうにここはキリスト教信者の巡礼地であることを感じさせます。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
最終目的地の聖地カテドラルが見えてきました。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル前広場
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
ミサが始まり、巨大な香炉が釣りあげられ、思いっきり振り回されます。この風景はそうみられるものでなく、一元さんがみられるのはとってもラッキーなのです。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
写真ではそう大きくみえませんが、相当大きい香炉です。これが、おそろしい振幅でふりまわされます。長い間風呂にはいらないで到達した巡礼者の匂いを消すために大きな香炉を振り回すようになったと説明されます。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、キンターナ広場
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル前広場
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、キンターナ広場
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8サンチャゴ・デ・コンポステーラー、カテドラル
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 サンチャゴ・デ・コンポステーラー
ポプラでしょうか? この紅葉がきれいだったのですが、ツアーでは時間が無くてよい場面を探すことができません。
ポルト
この日は北スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラー、から3時間半かけてポルトガルのポルトへ入って一泊です。
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8ドン・ルイス一世橋
ドウロ河のたもとドン・ルイス一世橋の夜景を散策。
Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8ドン・ルイス一世橋
Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8ドン・ルイス一世橋
夜店に路上パホーマンスとにぎやかです。夕食のモツ煮込みはとっても評判が悪い食事でした。航海にゆく船乗りに肉を上げて、陸のヒトはモツを食べたといういわくのある郷土料理ですから、当時をしのんで食べなければならないのですが、日本のモツ煮込みとは違う特殊なスパイスは日本人につらい。
このくそ忙しい時に頑張ってポルトガル旅行第一報をかきました。
本年は当方のブログをおたずねくださりありがとうございました。それでは良いお年をお迎えください。