小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

2019秋・白金自然写真クラブ写真展

2019-10-25 11:13:14 | 日記
2019秋・白金自然写真クラブ写真展
2019-11-2~12-2 自然教育園で、白金自然写真クラブの写真展が開催されます。

今回の写真展にはFujifilm GFX50S中判カメラの画像を出してみようと思い、以下の2点に絞りました。上が全紙、下が全紙ノートリで印刷します。お金がかかるので張替無しの2点のみの出展としました。


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 120mm macro  物語の松の秋

これは忠実な実写でありながら、構図のとりかたで抽象画的な表現を混ぜ込んでいます。


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 120mm macro 自然の中に抽象を見つける~秋の水面(みなも)

これは自然の中から抽象画を見つけるというコンセプトを全面にだした作品です。流れた画像と、流れていない画像を半々に取り込み、全く何を撮っているかわからないから完全無視という見手にちょっと橋渡しの手を差し伸べたのですが。やはりわからない方にはわからないでしょうね。


Fujifilm GFX50S + Zeiss Distagon 15mm

こういう見上げたタイプの紅葉はいままで何故か受けたことが無いので、出展しません。とにかく概して広角系は受けません。見手の反応はさっぱりわかりませんよ。


出展はしませんが、以下の3枚は、結構気に入っています。どちらかというと写真ぽい写真です。


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm G


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm G


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro

水面の表現については、例えば下のような候補がいっぱいありました。徹底した抽象画という観点から上の出展写真をえらびました。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro

これはクロスオーバー展の時に作った合成写真で、写真展に合成写真をぶつけてみようと思ったのです。図鑑写真の好きな教育園の見手がどう反応するかも興味あったのです。しかし、今回はやめました。理由は自分でも良くわかりませんが、やはり合成写真というのは説得力が低いと思ったのでしょう。



このブログをアップしようとしたら、今回の写真展のポスターが送られてきました。これは自然教育園の作成するポスターで自然教育園のスタッフが写真クラブとはまったく別に展示写真から選んで作成するものです。当方の写真は抽象的であることを追いかけているので、博物学的方向である自然教育園の趣旨とは合いません。それでもこれまで何回かポスターとなっています。最近、当方の方向はどんどん抽象的になっているので、ポスターに登場することはまずないと思っていましたが、なぜか今回のポスターに登場しました。個人的にはこの写真は中判カメラの細密な描写が生きていると思って気に入っています。選んでいる方は中判カメラで撮っているとは知りません。この写真を気に入ってもらえたとしたら、苦戦しながら中判カメラを追いかけていることは少しは意味があるのかなと思うのです。
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Fujifilm GFX50Sで秋の裏磐梯・沼に抽象を探す 

2019-10-24 14:04:04 | 旅行
Fujifilm GFX50Sで秋の裏磐梯・沼に抽象を探す 
2019-20, 21




裏磐梯に小さな沼が点在しています。そのいずれかに当方の目的とする沼があるかもしれない。目的は水面撮影です。曲沢沼に写真ファンが集まるというので、曲沢沼を中心に撮影一人旅を計画してみました。

この旅には色々な失敗がありました。曲沢沼の近くのペンション、<おやど風来坊>に泊まることにして、宿に荷物を置いて1km弱離れた曲沢沼に向かって歩くとまず大沢沼が見えてきました。このあたりで、なんとなく以前ここを歩いたような気がしてきたのです。大沢沼で撮影して、曲沢沼に着くと、間違いなく以前ここで撮影したと確信しました。

そうなんです、数年前に白金自然写真クラブの仲間とこの付近のペンションに泊まって撮影旅行した時に、何と曲沢沼、大沢沼、五色沼を撮影したのでした。今回と全く同じ場所だったのです。その時はクラブの方の車に便乗して、写真家の運営するペンションに泊まって、この写真家の案内で撮影したので、どこで撮っているかを全く気にしていなかったのです。

その時の撮影旅行では全く気にいった写真が撮れませんでした。なんとまた、同じところに来てしまったアホか、と先行きに暗雲が立ち込めました。しかし、今回は一人なので自由に自分の目的をどこまでも追えること、カメラが中判カメラに進歩したことに期待して、以前とは違った絵を撮れるかもしれない。と無理やり慰めて撮影にはいりました。さらに、三脚を忘れてきたことに始まり、AF設定のミスとか、だいたい水面撮影にAFは向いていないのです、いろいろミスが重なりました。

最近撮影の目的を<自然の中から抽象を見つける>に集中しようとしています。他人がどう見るかはどうでもいい、<自然から見つけた抽象を陶芸に落とし込む>、どうしてもこの線を追求したい。

① 機材はFujifilm GFX50S+Fujifilm GF120mm macro, GF45mm, GF23mm
一部Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm
Fujifilm X-T3以外は特に何を使ったか記載しません。
② トリミング拡大して画面のごく一部を切り出して、自然を逸脱する限界まで、photoshopでモディファイして、抽象画を作った絵を載せます。いわゆるきれいな風景写真はありません。
③  今回の初めての試みとして、Fujifilm GF120mm macro,およびGF23mmにUVフィルターを付けて撮影。安物フィルターにケチったので、良かったか悪かったか微妙なところ。
④ 天候は20日、曇り、雨、晴れと目まぐるしく変化。21日晴れたり曇ったり、すっきりしない。それでも空が青いのはUVフィルターの影響。
④ 三脚を玄関に置き忘れてきてしまったので、すべて手持ち。
⑤ 大沢沼と曲沢沼をそれぞれ4回訪れて撮影。20日は天候がころころ変わるので、2つの沼を行ったり来たり。21日は5時半に起きて、早朝の沼を撮影。曽原湖でも撮影したが載せる写真は無し。

結論として、京都に比べると関東の紅葉撮影はなんとむずかしいのでしょうか。

大沢沼
大沢沼は人がいなくて、当方には曲沢沼よりベター。とっても限定されたポイントでなんどもトライする。人がいないのをいいことに、20回くらい古枝を放り込んで波紋を作って撮影。



















曲沢沼
望遠レンズと三脚をかかえた写真ファンが10人くらいいつもウロウロしていて、当方にはあまり好みでない環境です。

















五色沼













Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm

以上、2日頑張っても、使えそうな写真は2, 3枚しか無い。大沢沼や曲沢沼は沼岸のいいところは別荘やホテルが占拠していて、私有地だから入るなと書いてあります。キャンプ場に至っては、入るなら金を取ると書いてあります。カメラマンが荒らすから仕方ないですが、何とか共存の道はないのでしょうか? 五色沼も同様、ウォーキング道が決まっていて、これも撮影ポイントが極めて限定されてしまう。ぐるっと一周することが出来る沼が無いのです。同じ沼でもどこかに使えるポイントが見つかる可能性があるのですが。このあたりには、檜原湖や秋元湖、その他小さな沼がいっぱいあります、もっと当方の望むような場所があるのかもしれない。しかし、今のところ裏磐梯でこれ以上探しまわる意欲がわきません。
Fujifilm GFX50Sに決着をつけると意気込んで行ったわりには、フラストレーションが解消されるどころか、さらに増大しました。

どこかいい水面はないものか? 
もっと神秘的な
もっと幻想的な
もっと透明な
もっと美しい
本当に真剣なのです。

なにか、中判カメラの生っぽさが消えてしまっている。安物のUVフィルターが疑わしい。そもそもUVフィルターは生っぽさを消してしまうのか?  大体当方はもともとフィルターが嫌い。 余計な物なものは付けない方がいい気がする。まだまだ中判カメラの使い方がわかっていない。

感動が無ければ、先に進めない。陶器に絵が描けない状態で、いくつも机の上に並んでいる。

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Fujifilm GFX50Sで海を撮る ~中判カメラのトリミング拡大マジック~

2019-10-13 16:23:40 | 日記
Fujifilm GFX50Sで海を撮る ~中判カメラのトリミング拡大マジック~

2つの必要から海に向かいました。
1、一つは祖父の家があった上総一ノ宮の土地に当方所有のアパートがあるのですが、古くなって、空き室が多くて困っています。同じ一ノ宮町なのですが、駅的にはJR上総一ノ宮の次の駅、東浪見(とらみ)が来年オリンピックのサーフィン競技会場となります。この影響でちょっとは一ノ宮町に活気が生まれていないか東浪見の海岸を見に行ったのです。昔は当方のアパートをサーフィンのための拠点として借りる方がいらっしゃったのですが、最近はさっぱりです。このオリンピックでまたサーフィン需要が起きはしないかと期待したのです。東浪見のサーフィンの写真を撮って、アパートの宣伝に使おうと思ったのです。上総一ノ宮駅のすぐそばで超格安ですよ、是非、サーフィンの仮眠拠点として、当方のアパートを使ってください。お願いしますよ! アパートの名はマリナハイツ、連絡はサンオフィスか当方まで。

2、クロスオーバー展を終えて、陶芸の次なる展開を模索しています。一つは小型ブロックの集合による平面立体、レリーフです。もう一つは自然のなかから抽象を見つけて、それを忠実に陶芸に再現することです。この理由は①自然の方が、人の作る抽象画よりよほどすばらしい抽象画を包含している。人はそれに気が付かないだけだ。それを発掘するのだ。②当方の現在の力ではまともな抽象画は描けない。自然の中の抽象画を模写して修行するしかない。自然の中から抽象画を発掘する為に海にでかけました。

東浪見の駅は無人駅です。そこからテクテク1.5km歩いて東浪見の海岸に出ます。九十九里海岸に容易に駅からに歩いて行けるのは東浪見しかありません。

まずは砂浜の貝の抽象を撮影。
撮影は全て、Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF120mm macro F4。
Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FL 250mmも持っていったのですが、こちらはピントが不調で載せられません。




これが、上の写真の元写真。Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF120mm macro F4のトリミング拡大のリアリティーに驚きませんか?



次にサーフィンを撮影。Fujifilm GF120mm macroですから、サーファーは豆粒です。それをトリミング拡大しています。
最近Fujifilm GFX50Sの意義として、トリミング拡大をガンガンにしても使える絵が得られるという点を評価するようになりました。今回みたいに目的がはっきりしている時にはすごい写真というより、使える写真が必要なわけで、こんな時に画面のどの部分でもガンガンにトリミング拡大して、一応の目的を達成できるということは大きなメリットになると思い始めています。






上の写真の元の写真 (外人さんのようです。とても上手かった。オリンピックの為に練習しているのかもしれません)

東浪見の駅から一番近い東浪見海岸で撮影していましたが、殆どオリンピックの影は見当たりませんでした。


JR東浪見駅で降りたのは当方だけ。無人駅。


ポツンとオリンピックの幕がかかっていました。

後で調べると、オリンピック会場はもっと九十九里の端 (太東岬)によった釣ガ崎海岸が会場でした。しかし、それにしても何だかオリンピックという雰囲気は希薄もいいとこです。オリンピック時、会場へは上総一ノ宮駅からバス輸送するようで、東浪見駅は関係ないと言えばそれまでですが、上総一ノ宮駅周辺だって何も変化しちゃいない。折角のチャンスを、一ノ宮の人は何を考えているのかな????
とにかく一ノ宮町というのは戦前は別荘地と海水浴場としてある程度活気があったのですが、現在は中途半端なベットタウンと化して、昔流行った一ノ宮川のポンポン船による海岸までの足もなくなり、ついで海岸までのバスもなくなり(海まで3km弱あります)、何年たっても全く変化しない低値安定の微動だにしない地域となっています。オリンピック会場誘致も一向に生かされていない感があります。ここに限らず房総半島は同じようなもので、房総東線は無人駅と低値安定型のボーッとした地域が大半です。房総半島はよくいえば平和な、悪く言えばどうしようもなくボッケとした東京近郊です。

もう一度、釣ガ崎海岸に行ってみる必要はありますが、とにかくこの日はがっかりして、このまま帰るのももったいないので、足をのばして鵜原までいってみました。ここは、勝浦の隣の無人駅です。ここには、中学高校の海浜寮があって、当方はここの海で水泳を叩き込まれました。その後何度も訪れる勝手知ったる海なのです。




この写真から上の写真を作り上げています。
一枚の写真から、必死で面白い部分を見つけだすのです。以下、皆同じく、一枚の写真から探しまくって、トリミング拡大して絵をつくっています。以下の撮影は三脚、NDフィルターは必須で、スローチャッターで流しています。

最近のオリンパスOM-D E-M1Xは手持ちNDフィルター無しでこのようなスロシャッター画面が撮れ、さらにプレ撮影は前35枚後ろ35枚撮れるそうです。(FujifilmX-T3のプレ撮影システムは前6コマ後ろ6コマですからつらいところ、 Sonyα9IIが発売になりますが、残念ながらプレ撮影システムは付きませんでした)。写真くさい写真を撮りたい方はオリンパスOM-D E-M1Xをご検討ください。中判Fujifilm GFX50SとマイクロフォーサーズOM-D E-M1Xは両極端に位置します。当方はマイクロフォーサーズに戻る気はいまのところありません。絵の<うるおい>が違うのです。















岩に当たって流れ落ちる波のパターンを追っています。

ここ鵜原は理想郷というリアス式海岸の遊歩道(ハイキングコース、以前はこんなに整備されたコースは無かった、地元の方の努力のたまものです)があり、この遊歩道から撮影しています。鵜原で降りたのは当方と一組の外人カップルだけ。このカップルはやはり理想郷遊歩道路に向かっています。かなりカメラでの撮影に凝っているようでした。おそらく、ネット情報でここに興味を持ったのでしょう。理想郷は房総半島外房ではトップに近い景観を持っている知られざる地域なのです。外人の嗅覚の鋭さには感心します。理想郷の岬<手弱女平(たおやめだいら)>で当方と外人カップルは盛んに撮影しました。



手弱女平の右手は毛戸浦(けどうら)で昔はよく泳いだものです。毛戸岬のたもとに立派な別荘があって、そのわきから毛戸浦におりられます。この別荘は当方が鵜原で泳ぎの訓練を受けていた時、つまり中2の時には既に存在しており、おそらく60~80年以上は続いていると思われます。きっと由緒ある別荘なのでしょう。まだしっかりとした佇まいで、ちゃんと使われているようです。昔から憧れの別荘でしたから、嬉しい限りです(簡単にいいますが、この海風が当たる岬で家を維持するのはとても大変なことと思います)。ここの住人が毛戸浦に降りて、さっと鯛を銛でついてくるのを見てこんなところに住みたいなとずっと憧れていたのです。




この写真だけ、Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FL 250mm

理想郷から鵜原湾に抜けて、中学2年の水泳の訓練を思い出しながら、列車の時間に間に合わせるためにエッコラエッコラ走って駅に戻ったのです。
先のクロスオーバー展には<海からの贈り物、森からの贈り物>という副タイトルをつけていましたが、海との付き合いは小さい時から房総半島の海にはじまり、60年以上に及び、森との付き合いは自然教育園を中心にせいぜい数年です。久しぶりに海にゆくとなにかとても元気になっている自分を発見します。

これから、波の写真から陶芸の絵柄を抽出します。すでに<海のデッサン>というタイトルまでついています。



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自然教育園日記 その141 Fujifilm X-T3のプレ撮影システムに救世主あらわる、Fringerマジック

2019-10-05 14:15:46 | 日記
自然教育園日記 その141 Fujifilm X-T3のプレ撮影システムに救世主あらわる、Fringerマジック

Fujifilm X-T3のプレ撮影システムを生かした、動き物、鳥、虫撮影の為の望遠レンズを
ずっと探していました。
狙うのは
焦点距離は400mm又は300mm + テレコx1.4 で実質600mm
明るさは少なくともF5.6まで
重さはカメラ+レンズこみで1.5kg前後
許容範囲内の画質
許容範囲内のAF

消費税アップ前に純正フジノンレンズ XF100-400mmF4.5-5.6を買う寸前まで行く。ネックは中古でも15万円、重さが実質2kgに達する点。お金がスッカラカンで、なんとか工面しても10万円が限度。必死に考える。自然教育園の鳥撮りシーズンが迫っている。
<Fringerマジック>に賭けてみようと思い立つ。Fringerとは焦点工房さんが販売しているキヤノンEFレンズをフジフィルムXマウントやソニーFEマウントにつけるレンズアダプターで、ちゃんとしたスピードでAFがきくことがマジック。フジフィルムXマウントにつけるアダプターは3種ある。FR-FX2が43200円、FR-FX1が36500円、FR-FX10が35,100円、FR-FX2をプロ、FR-FX10をスタンダードと呼んでいる(主として、レンズの絞り操作をカメラ側のみで行うか、カメラ側とレンズ側の両者を選択できるかの違い)。 FR-FX10をアウトレットで26800円で購入。レンズはタムロン・ズーム、シグマ・ズーム、キャノン・ズームor単焦点を色々考えて、とうとう単焦点Canon EF400mmF5.6Lの中古を67000円で購入。Canon EF400mmF5.6LとFringerの組み合わせでAFが問題ないというネット情報を見つけたことと、単焦点への信頼から。
合計93800円で予算以内に滑り込んだ。Canon EF400mmF5.6Lは新品最安値で現在186165円。キヤノンLレンズは憧れの性能ではあるが、高いという問題点が、時がたち現在はその性能の割には中古が超格安となっているのである。
レンズが1250gだから、Fujifilm X-T10につけてフル装備で1778g、 Fujifilm X-T3につけてフル装備で1853g。重さは残念ながら、予定をオーバーしてしまった。しかし、Fringerが上手く働けば、キャノンEFのLレンズは優秀だから、Fujifilm Xマウント用のレンズの幅をぐんと広げてくれることが期待できる。 実際Sony α7RIIIに対してはCanon EF85mm F1.2Lがボケレンズの地位を獲得し、純正Sony Gレンズ85mmF1.4を蹴落としてしまった。Canon EF400mmF5.6Lがうまく作動すれば、またフジフィルム純正レンズを蹴落とすことになる。


Fujifilm X-T3 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

2019-9-29
Fujifilm X-T3 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

期待通りに、画質はとてもいい。しかし、AFが定まらない。殆どMFで撮影する。この原因はFringer FR-FX10のファームウエアアップが必要であることが判明。







2019-10-1
Fujifilm X-T10 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

ファームウエアアップの前に、Fujifilm X-T10を付けてみる。こちらはFringer FR-FX10の現状のファームウエアで対応できるはずである。たしかにAFで撮影可能となった。まずまずのAFスピードで対応する。一番つらいのは、最短撮影可能距離が3.5mで、近すぎてAFが合わないことが多発する。















2019-10-2
Fujifilm X-T10 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

時間が取れなくてファームウエアアップが出来ず、今日も、Fujifilm X-T10で対応。









まずまずのできではなかろうか。次はいよいよFringer FR-FX10ファームウエアアップして、Fujifilm X-T3のプレ撮影システムとドッキングさせなければ。

2019-10-04
Fujifilm X-T3 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6L

Fringer FR-FX10のファームウエアを最新バージョンにアップしました。Fujifilm X-T3で快調にAF撮影できました。プレ撮影システムと連動させると、シャッターチャンスを気にせずにバンバン撮って、あとで都合のいいショットだけを使うということが出来るようになりました。現在は虫だけが対象ですが、蝶の姿のバラエティーが広がったのがお分かりになると思います。

これで、冬場の鳥撮りが期待できるようになりました。
とうとう、プレ撮影システムとAF、高画質がドッキングできました。
動き物はAPS-C Fujifilm X-T3、じっくり絵作りは中判Fujifilm GFX50Sの2台体制が整いました。
Fringer FR-FX10を使えば、Fujifilm X-T3にCanon EF85mm F1.2Lでボケボケ写真も撮れるし、 接写リングを見つけたのでFujifilm GFX50Sで超接近も出来るようになったし、Fujifilm体制がどんどん進歩しています。
現状ではSony α7RIIIの出番が激減、ネクスト・バージョン、Sony α7RIVを買う気も全くなし。Sonyさんがプレ撮影システムを付けるまで、Sonyさんは棚上げです。
さて、自然教育園の冬の陣、飛び鳥撮影にFujifilm X-T3 + Fringer FR-FX10 レンズアダプター+Canon EF400mmF5.6Lが真価を発揮できるか?
































カイツブリが戻ってきました。









4m以上はなれて、この小さなカメムシを撮り、トリミング拡大して、これくらい見られる絵となる。Canon EF400mmF5.6Lの画質と、Fringer FR-FX10のAFは信頼できると思う。さて、はたして、この機材で飛び鳥は撮れるのだろうか??
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