小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その245  Sony alpha1試写

2022-09-18 14:31:41 | 写真日記
自然教育園日記 その245  Sony alpha1試写

Sony alpha1 + Sony 70-300mm の試写を続けます
電子シャッター30コマ/秒の件はマップカメラで調べてもらったところ、カメラに問題は無いことがわかりました。取説の表現が分かりにくく当方が使い方を勘違いしていたということです。
カメラ上部のドライブモードダイアルにはH+、H、M、Lの表示があります。液晶のメニューにはHの時は、20枚/秒、15枚/秒、10枚/秒、5枚/秒にメニューで変えられる表示が出ます。M. L も同様に表示がでます。しかし、H+はメニュー画面にまったくでてきません。なんで、H+だけでてこないのだ。壊れているのか?
マップカメラの方は<電子シャッター使用時、ドライブモードダイアルがH+の時の連続最高速度は30枚/秒です。>とネットの取説に書いてあるじゃないですかと勝ち誇ったようにおっしゃる。
H+の時は連続撮影速度が30枚/秒一択であるからメニューにはでないのが当然だとおっしゃるわけだ。
さらにAF-Cで30枚/秒を出す為には、レンズが限定され、当方の手持ちAFレンズ4本は全てAF-Cで30枚/秒を出せない。またもや壁にぶち当たりました。AF-SからAF-Cの時代に入ったというからSony alpha1を買ったのに。

だんだん、Sonyに対する不満が蓄積してゆきます。









































2022-9-11













結論はAF-Sでは30コマ/秒であっても、絶対に鳥も虫も飛び出しは撮れない(と今のところ思っています)。Fujifilm のブレ撮影システムの圧勝です。AF-Cでの30コマ/秒は現在の手持ちレンズでは出来ないので、AF-Cでの30コマ/秒で飛び出しが撮れるかは当分わかりませんが、原理的には撮れないだろうと思っています。結局、Sony alpha1はメチャ連写撮りと、遅れてAF-Cで追尾する撮り方になると予想されます。飛び出し中心のFujifilmとは撮り方が変わってしまう。巷で出てくるSony alpha1の飛び出し鳥写真は、でかい鳥の写真であり、小鳥の場合はたまたま撮れた写真と思われます。

2022-9-16












違うな、Sony alpha1に期待したのは、こんな画面ではない!ピシットした絵が動き物で楽々撮れることを期待したのに。
ちょっと拡大するとボケる。ちっともAFが効かない。追尾もへったくれも無い。レンズが悪いのだろう。しかし、これまでα7IIIを使ってきて、連日こんな使えない絵ばかり撮った記憶は無い。

Fujifilm GFX50Sのトリミング拡大能力に動体対応が加わったカメラを期待したのに。
このカメラは、飛行機、レーシングカー、列車、オオタカ、ハクチョウ、ペット、オリンピック選手を相手にした程度のカメラの気がする。少なくとも当方の相手にする藪の中の小虫や小鳥撮影には無力である。

カメラの世界はこれから先、有望なビジネス領域ではなくなる。Sonyはその内撤退して、カメラはCanonとFujifilm2社になるだろうという意見をいう方がいる。当方はその方に一票入れます。CanonとFujifilmは心からカメラを愛しており、User視点に立てる会社と思うからです。当方はSony alphaシリーズはこれまで4台使っている。別にアンチSonyではありません。しかし、最近はニコンを倒すことが目的となり、すなわち今までの写真の撮り方の方向はそのままで、スペックで追い越そうという考え方、User視点での斬新なアプローチを忘れている。このSonyの変化に不満をつのらせて、2年前に主軸をFujifilmに移行しました。これまで蓄積したSonyレンズ資産はまだもっており、これを生かすか、全てを売り払うかの決断のためにSony alpha1を買ったのに、数週間使っただけで、撮る気もおきなくなりました。

ブチ切れてSony資産を全部ほうりだしてFujifilmに集中する方向に向かいつつあります。突然気に入った絵がとれてコロッと態度を変えるかもしれませんが、ここ数日が天下の分かれ目です。
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自然教育園日記 その244 タカトウダイの森―2 Sony alpha1登場

2022-09-10 17:01:14 | 写真日記
自然教育園日記 その244 タカトウダイの森―2 Sony alpha1登場

2022-8-26
Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mm プレ撮影使用。30コマ/秒


コバギボウシとクマバチ












アカボシゴマダラ


2022-9-4

Sony alpha1 + Sony 90mm macro
いよいよSony alpha1が入ってきました。なぜか、特にうれしいという気は起きません。どちらかというとこれから大変だという気持ちです。とにかく少しづつ試写です。条件を合わせるために、タカトウダイとオオコンボウヤセバチをねらいます。




オオコンボウヤセバチ―メス










オオコンボウヤセバチ―オス






90mm macroで小さな虫を遠くから撮ることになります。この虫は飛び回るのですから、近づいて撮れるものではありません。おどかせば、プイと消えてしまって戻ってきません。
Sony alpha1は5000万画素あるからFujifilm GFX50Sや50Rなみにトリミング拡大しても大丈夫だろうと望遠レンズを使いませんでした。確かにAFの焦点が合うまでは早い、フルサイズでメカシャッター10コマ/秒で連写しています。電子シャッターなら30コマ/秒まで行きますがこれでは後が大変なので、今回は10コマ/秒。焦点がきちんと合うかというとそうでもない。そりゃタカトウダイの茂みの中の1~2cmの虫を撮るのですから、そう簡単にAFがきくわけはない。連射とAFに関しては、まだ始まったばかりなので、コメントはやめておきます。
一番気になったのは、色調です。Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mmと比べてみてください。Fujifilm の色と、Sonyの色はとにかくとても違う。Fujifilmは本物と違うから気に入らないと最初はブツブツいっていたのですが、そのうち本物より美しくとれるなら楽ちんでいいじゃないのと思うようになり、今となってはSonyの色はつまらんと感じてしまいます。しかし、こちらの方が本物に近いならそれもありかな、とも思う? このへんもまだなんともいえません。なにか日本酒の飲み比べをしているような気がしてきました。
ちなみに今回はいずれもJPEGからPhotoshopで修正しています。JPEGからでは両者の色を近づけることは難しい。SonyはRaw高速連写可能ですが、連射にRaw撮影なぞごめんこうむりたい。
でもさすがにSonyα1はフルサイズですから、APS-C-Fujifilm X-T3に比べると画質はしっかりしているように見えます。フルサイズで30コマ/秒ゆけば、メリットもでてくるかな?

いずれにせよ、FujifilmとSonyのバトルは、これからです。

2022-9-8

今日はSony alpha1 + Sony 70-300mm 望遠レンズで攻めてみました。雨が降る寸前の天気でコンディションは最悪。










どうも望遠を使ったからと言って、マクロよりいい結果とはなりませんでした。コンディションのせいか、レンズの解像度のせいか?


Sony alpha1 + Sony 70-300mm この組み合わせちっとも軽くない。実測1.69kg。ちなみにFujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mmは実測1.20kg。
今日は電子シャッター 20コマ/秒で撮影。画質をちょっとグリーンにシフト。

今のところの感想、① 重たい ② プレ撮影無しだと、飛び出しは撮れない。食いつきがいいから撮りまくって、偶然うまいショットに出くわすのを狙うメチャ撮りスタイルとなる。③ APS-Cよりはフルサイズの方がきれいな画質であるが、Fujifilm 中判カメラのように、そこらの対象をとっても見られる絵が撮れるというわけにはいかない。つまらん対象はつまらん絵となる。④ Fujifilm で強調するフィルムシュミレーションに当たるものがSony alpha1にもあることはある(クリエイティブルック)のだが、これを前面に出しておらず自分で細かく画質を設定する必要があるようです。サックリ言うと、Fujifilm はカメラ側でどうだこれはと押し付けておいて、後は自分で調節しろというのに対して、Sonyは押し付けはしないよ、自分で設定しろというある意味突き放した感じ。Fujifilmはフィルム屋さんだったから、フイルムは種類によって画質が違うわけで、どうだこれはと押し付けることをよしとしていたので、この違いは結構おもしろい。Sonyさんは画質の押し付けをプリセットと呼んでいますが、自分のイメージに合う画質設定に到達するまで大変そうです。 FujifilmはJPEGを大事にし、SonyはRAW現像が中心、JPEGは付録と考えているとも言えるかな? ⑤ 本日の20コマ/秒は何やらおかしい? 電子シャッターが作動していない、メカシャッターで10コマ/秒しかいってないようだ? やれやれトラブル発生で面倒なこった。

Sony alpha1を入手した時に、これから大変だと思ったことは正しかった。まともに使えるようになるまで結構時間と労力がかかりそうだ。

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自然教育園日記 その243 タカトウダイの森―1

2022-09-01 19:29:56 | 写真日記
自然教育園日記 その243 タカトウダイの森―1

Fujifilm GFX100S , Fujifilm GFX50R, Fujifilm X-T3の3種でタカトウダイの花の密を吸うオオコンボウヤセバチ(単にコンボウヤセバチともいう)を撮ってみた。三者の特徴が出ています。

2022-8-19 Fujifilm GFX100S + Fujifilm GF120mm macro


コバギボウシとクマバチ


コバギボウシとクマバチ


タカトウダイとオオコンボウヤセバチ・メス



























2022-8-24 Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF 70-300mm













2022-8-25 Fujifilm GFX50R + Fujifilm GF120mm macro
















GFX100Sがダントツの臨場感を示しています。撮影時が曇りというコンディションの違いもありますが、このケースではGFX50Rは絵的にあまり魅かれません。もともとタカトウダイの森というシリーズをやろうと思った原因は、GFX100Sで眺めるタカトウダイの花や葉っぱの幻想的な雰囲気に魅かれたからです。GFX50Rではそれが出てきません。撮影はピントをとりにくくGFX100Sが一番苦労しています。GFX100S に比べGFX50Rは操作性がとても悪い。ファインダーはボケっとしており、シャッターボタンのレスポンス、カメラのホールディングが最悪である。その割にはGFX100Sよりピントの合う確率が高いのは不思議だ? Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF 70-300mmはプレ撮影を使っており、望遠とAFで操作性は一番楽であり、飛んでいるポーズを収集出来ている。撮れる絵は可もなく不可もなく無難という表現が一番当たっている。

A案:静止物はFujifilm GFX100S+<Fujifilm GFX50SII> (どうしてもこの2者の絵の方向が違う気がするので徹底的に比較してみたいからFujifilm GFX50RをFujifilm GFX50SIIに買い代える) 動き物はAFが進歩した<Fujifilm X-H2SにX-T3を買い代える>という組み合わせと
B案:静止物はFujifilm GFX100S、 静止物と動き物二刀流として<Sony α1>、Sony α1とは何者かを知りたい。 動きものはSony α1が受け持つのが、Fujifilm X-T3はそのまま残して X-T3、プレ撮影の優位性を検証する。 この試みは今後Sonyと付き合い続けるかすべてFujifilmに統合するかの天下分け目の決戦となる。 
< >は新規購入 

この組み合わせをいずれにするかとずっと悩んできた。現状の有休品と、買い代え品の下取りと、貯金をはたいて、このいずれかのプランが限界の線なのです。これから決断して、どちらかの案で買い代えに入ります。

参考:
オオコンボウヤセバチ(コンボウヤセバチ)
大きさ 14-20mm
時 期 5-8月
分 布 北海道・本州・四国
メスは長い産卵管を持ち、ハナバチの幼虫などに産卵管を刺して卵を産み付け、孵化した幼虫は寄生した虫を食べつくして、成虫となる。タカトウダイの花の密を美味しそうに吸うさまはかわいらしいが、実は恐ろしき寄生蜂

2022-8-29
結局プランBを選択、ソニーα1と格闘することになりました。乞うご期待。
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