自然教育園日記 その43 Olympus Air A01
Olympus Air A01はCP+2015の時から目をつけていたレンズカメラです。マイクロフォーサーズのレンズをどれでもつけられる、センサーを含め、マイクロフォーサーズカメラの性能を持つというところに魅かれて、発売になったら買おうと思っていました。ソニーやほかのレンズカメラはみな専用レンズで、レンズ交換ができませんし、センサーが小さい。ツアイスレンズのソニーレンズカメラDSC-QX100に画質を求めようとすると、1.0型センサーと小さいセンサーで、かつ5万円以上と高い。Olympus Air A01 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ のセットを買うと5万円以上しますが、レンズは他のマイクロフォーサーズカメラと共有でき、このセットでレンズは単独購入の半額になるメリットがあります(このレンズは小型、高性能でとってもいいのです)。Olympus Air A01は通販のみで、一般のカメラ屋さんにはまったく影も形もありません。店員さんにきいても販売ルートがちがうからといって、いっさい情報をもらえません。
Olympus Air A01 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZとタブレット
主な仕様
有効画素数1605万画素、
マイクロフォーサーズマウントレンズ交換可能、
4/3型Live MOS センサー、
RAW+JPEG、JPEG、
1/16000~4秒、
[連写H] 約10コマ/秒、
動画、
重量約146g(本体のみ)
当方の興味は、スマホの延長としてのレンズカメラでは全くありません。タブレットWiFiコントロールできる軽い高性能のカメラによって、撮影アングルを徹底的に変えてみたかったのです。ドローンは早くも自然教育園で使用禁止の張り紙がしてあります。鳥の目のアングルを得るには、Olympus Airを棒の先に付けて高い位置から撮影するしかありません。アリス・イン・ワンダーランドの目の超低アングルを得るためのシステムはすでにブログに載せました。
A in W system
今は魚の目のアングルをねらって、防水カバーを買ってセッティングを完了して、試写できる日をまっています(気温が下がったら海を撮りに行きます)。
WiFiコントロールで撮影することは、普通のカメラに比して決してやりやすいことはありません。タブレットとレンズカメラを別々に操作する必要があることは、いろいろ面倒なことが起きます。斬新なアングルということは、まったく経験のないアングルということで、暗中模索です。 カメラの構図をとるにも、いかにカメラを動かしたら、思ったような構図になるか、にわかにはわからずに、オタオタしています。一番いやなのはWiFiがぷっつり切れることが頻繁におきることです。それでも、ただひたすらに新鮮なアングルを求めて、トライしています。
WiFiが切れるというのは、当方がタブレットになれていなくて、あちこち触ってしまうからで、システムに問題があるわけではありません。スマホをいつも使っている方にとっては、写真のようにスマホを組み込んで使うとしたら、スマホはいつも持っているわけですから、Olympus Air A01 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ、278gを鞄に入れておくだけで、Olympus Pen(同じレンズを付けると400g)なみの写真機が、さらに面白く、携帯できるということです。これは爽快じゃありませんか。
以下、Olympus Air A01 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
2015-7-28, 29
ナゴリのウバユリ
照明はLED懐中電灯が活躍しています。
キツネノカミソリとヤブラン
コバギボウシ
木々の影が入るところが、ちょっと違ったアングルになります。
ミツガシワの影を水面すれすれで撮っています。
フシグロセンノウ
ウバユリが終わると、今度はフシグロセンノウの世界です。
Olympus Air A01+ Olympus 60mm macro
Olympus Airにマクロレンズを付けて撮ってみました。
今年の写真展に出したフシグロセンノウ(上の絵)はたいした反響もありませんでした。
フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー12mmでの最初の作品だったのですが。
<ヒトは知っていることしか反応しない、デザイナーはどこかにヒトの知っていることを思い起こさせる部分を入れなければいけない>という鉄則があるそうです。自然教育園に来るヒトは、なにやら知識<知っている>ということにこだわったヒトが多く、知らないものに無反応どころか拒否反応をしめすようです。
以前、ホトトギスの花を水平なアングルで撮った写真に、<宇宙ステーション>という題名をつけて展示したら、<何これ>と大変ご不満なようでした。知っているはずの花が認識できないことに<だまし討ちだ>と腹を立て、しかも名前がちゃんと記載していない(本当は書いてあるのですが、字が小さくて読めないのです)ことにさらに腹を立てたということです。ですから、これからやろうとする斬新なアングルの写真にどういうレスポンスがあるか予測はつきます。 国立科学博物館付属、自然教育園の観客が喜ぶのは、めずらしい動植物の写真で、しかもそれが自分の知識と連結することが重要です。つまり頭の中が<図鑑>で出来ているのです。斬新なアングルは興味の対象外というよりは、斬新であるほど拒否反応が大きくなるのです。
皆さんがとんでもない拒否反応を起こすほどの斬新なアングルが見つかれば、当方はとっても幸せなのですが。
Sony α7S + フォクトレンダーNOKTON 50mm F1.5 + 接写リング(DG-NEX VILTROX Extension Tube 16mm+10mm)
Sony α7S + フォクトレンダーNOKTON 50mm F1.5 + 接写リング(DG-NEX VILTROX Extension Tube 16mm+10mm)
見る人の目などかまわず、自分の好きなように撮りまくりましょう。自分で本当に気に入ったものは、気に入るヒトがどこかにいるはずです。
Olympus Air A01はCP+2015の時から目をつけていたレンズカメラです。マイクロフォーサーズのレンズをどれでもつけられる、センサーを含め、マイクロフォーサーズカメラの性能を持つというところに魅かれて、発売になったら買おうと思っていました。ソニーやほかのレンズカメラはみな専用レンズで、レンズ交換ができませんし、センサーが小さい。ツアイスレンズのソニーレンズカメラDSC-QX100に画質を求めようとすると、1.0型センサーと小さいセンサーで、かつ5万円以上と高い。Olympus Air A01 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ のセットを買うと5万円以上しますが、レンズは他のマイクロフォーサーズカメラと共有でき、このセットでレンズは単独購入の半額になるメリットがあります(このレンズは小型、高性能でとってもいいのです)。Olympus Air A01は通販のみで、一般のカメラ屋さんにはまったく影も形もありません。店員さんにきいても販売ルートがちがうからといって、いっさい情報をもらえません。
Olympus Air A01 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZとタブレット
主な仕様
有効画素数1605万画素、
マイクロフォーサーズマウントレンズ交換可能、
4/3型Live MOS センサー、
RAW+JPEG、JPEG、
1/16000~4秒、
[連写H] 約10コマ/秒、
動画、
重量約146g(本体のみ)
当方の興味は、スマホの延長としてのレンズカメラでは全くありません。タブレットWiFiコントロールできる軽い高性能のカメラによって、撮影アングルを徹底的に変えてみたかったのです。ドローンは早くも自然教育園で使用禁止の張り紙がしてあります。鳥の目のアングルを得るには、Olympus Airを棒の先に付けて高い位置から撮影するしかありません。アリス・イン・ワンダーランドの目の超低アングルを得るためのシステムはすでにブログに載せました。
A in W system
今は魚の目のアングルをねらって、防水カバーを買ってセッティングを完了して、試写できる日をまっています(気温が下がったら海を撮りに行きます)。
WiFiコントロールで撮影することは、普通のカメラに比して決してやりやすいことはありません。タブレットとレンズカメラを別々に操作する必要があることは、いろいろ面倒なことが起きます。斬新なアングルということは、まったく経験のないアングルということで、暗中模索です。 カメラの構図をとるにも、いかにカメラを動かしたら、思ったような構図になるか、にわかにはわからずに、オタオタしています。一番いやなのはWiFiがぷっつり切れることが頻繁におきることです。それでも、ただひたすらに新鮮なアングルを求めて、トライしています。
WiFiが切れるというのは、当方がタブレットになれていなくて、あちこち触ってしまうからで、システムに問題があるわけではありません。スマホをいつも使っている方にとっては、写真のようにスマホを組み込んで使うとしたら、スマホはいつも持っているわけですから、Olympus Air A01 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ、278gを鞄に入れておくだけで、Olympus Pen(同じレンズを付けると400g)なみの写真機が、さらに面白く、携帯できるということです。これは爽快じゃありませんか。
以下、Olympus Air A01 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
2015-7-28, 29
ナゴリのウバユリ
照明はLED懐中電灯が活躍しています。
キツネノカミソリとヤブラン
コバギボウシ
木々の影が入るところが、ちょっと違ったアングルになります。
ミツガシワの影を水面すれすれで撮っています。
フシグロセンノウ
ウバユリが終わると、今度はフシグロセンノウの世界です。
Olympus Air A01+ Olympus 60mm macro
Olympus Airにマクロレンズを付けて撮ってみました。
今年の写真展に出したフシグロセンノウ(上の絵)はたいした反響もありませんでした。
フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー12mmでの最初の作品だったのですが。
<ヒトは知っていることしか反応しない、デザイナーはどこかにヒトの知っていることを思い起こさせる部分を入れなければいけない>という鉄則があるそうです。自然教育園に来るヒトは、なにやら知識<知っている>ということにこだわったヒトが多く、知らないものに無反応どころか拒否反応をしめすようです。
以前、ホトトギスの花を水平なアングルで撮った写真に、<宇宙ステーション>という題名をつけて展示したら、<何これ>と大変ご不満なようでした。知っているはずの花が認識できないことに<だまし討ちだ>と腹を立て、しかも名前がちゃんと記載していない(本当は書いてあるのですが、字が小さくて読めないのです)ことにさらに腹を立てたということです。ですから、これからやろうとする斬新なアングルの写真にどういうレスポンスがあるか予測はつきます。 国立科学博物館付属、自然教育園の観客が喜ぶのは、めずらしい動植物の写真で、しかもそれが自分の知識と連結することが重要です。つまり頭の中が<図鑑>で出来ているのです。斬新なアングルは興味の対象外というよりは、斬新であるほど拒否反応が大きくなるのです。
皆さんがとんでもない拒否反応を起こすほどの斬新なアングルが見つかれば、当方はとっても幸せなのですが。
Sony α7S + フォクトレンダーNOKTON 50mm F1.5 + 接写リング(DG-NEX VILTROX Extension Tube 16mm+10mm)
Sony α7S + フォクトレンダーNOKTON 50mm F1.5 + 接写リング(DG-NEX VILTROX Extension Tube 16mm+10mm)
見る人の目などかまわず、自分の好きなように撮りまくりましょう。自分で本当に気に入ったものは、気に入るヒトがどこかにいるはずです。