ガラス工芸(Hali`s工房)展示会 2019
当方が通い始めて1.5年、ハリーズ・ガラス工房(Hali`s Glass Art Studio )の展示会が開催されました(2019-4-19~4-21)。この工房は自由ケ丘にあり、この展示会も自由ケ丘のGalleryル・シェル・ブルーで行われました。案内には<自由ケ丘にある《Hali`s Glass Art Studio》に集う50名による<アール・ヌーボーと共に開花した「パート・ド・ヴェール技法」を駆使した様々な作品をご高覧ください。>とあります。
当方はこの世界駆け出しですから、右も左もわかりません。この工房は教室の生徒さんばかりでなく、各分野のプロがガラス細工部分をここの設備をつかって作業する場合もあるので、この展示会を単純な生徒展とはいえません。
会場へのエレベーターを出るとこの器が待っています。
同じ作家さんの作品。
隣にあるこの器もよく見ると大したものです。
同じ作家さんのこの作品、しぶい作品ですがものすごく考え抜かれた作品と思ます。
これなぞはパート・ド・ヴェールを知り尽くした女性の作品とお見受けします。
この作品も次の作品も尋常ではありません。皆さん10年15年はざらな経歴をもつ歴戦練磨の方々で、その自信も並々ならぬものがあります。
女性が作るアクセサリー類は気の入れ方が違います。
これは先生の作品ですから、素晴らしくてあたりまえ。30数万円という値段が付けられていました。
まだまだ作品はあるのですが、全部ご紹介するわけにもいきません。
これがこのギャラリーの全体像。この階段の上にも展示があります。
横のテラスにはこのようなスペースがあります。
これが当方の作品3点。パート・ド・ヴェールと陶器のクロスオーバーです。左からヤマユリの里、貝の記憶―1、貝の記憶―2。フランスで生まれたパート・ド・ヴェールの上品な印象とはかけ離れた、どちらかというと同じフランスでもニキ・ド・サンファル方向の既存概念破壊タイプ。15年選手からみれば1.5年の当方はどう転んでも子供みたいなものです。
ガラス/陶器クロスオーバーの4作目、貝の記憶―2、ちょっとはまとまってきたかなと思っています。貝が生まれて、死んで、さらに貝殻となってからも色々な変遷を経て海岸に打ち上げられた貝殻。貝殻にはその長い経歴が記憶として刻まれていると思うのです。到底人の知りえないその記憶に思いを馳せるのです。
ガラス/陶器クロスオーバーの3作目。 ガラスは波を、陶器は貝を受け持ちます。このシリーズはまだまだ続けようと思っています。ガラスも陶器もキルンワーク(窯で焼く)です。それぞれ、どのような形と色になるかは事前に完全に把握できない、偶然の要素がとても存在しています。この別々のパーツをドッキングさせるというのは、思ったより大変でした。ガラスと陶器は膨張率が違いますから、その形が上手く合うかは予測が容易ではありません。さらにその色がどうなるかはもっと予測できない。ガラスの方が手数が大変ですから、こちらを先に作って陶器を合わせます。貝の部分は少なくとも3回は作り直しています。
ガラス/陶器クロスオーバーの1作目。この大皿は直径30cm以上あり、自分の家の窯ではつくれません。教室の窯で、素焼き、本焼き、上絵一回目、上絵2回目の計4回の焼き付けを行い、さらにアクリル絵の具での修正を加えています。陶芸教室のスタッフから、ガラスは無い方がいいのじゃないかとか、クラブのトイレに飾るにいいかもとか揶揄され、高い金を払いながら、繰り返し修正を重ねて、それでも満足できる出来栄えではありません。
パート・ド・ヴェールの世界では異端であり、陶芸の世界ではトイレ用だといわれ、それでも当方はクロスオーバーを作り続けています。
月2回のパート・ド・ヴェール教室で1.5年というわずかな時間のなかで、出来る限りのことはやっていると思っています。なんと言われようが、いまのところ、この方向続ける以外の選択肢はありません。
来る6月8日(土)~8月25日(日)の2か月間、自然教育園で白金自然写真クラブの写真展があります。当方はここでリアルを越えるシリーズを集中して展示します(後程案内をブログに載せます)。この写真展と同調させて、近くの白金台ギャラリーで当方の初めての個展、クロスオーバー展を開催する予定です。写真はリアルを越えるシリーズ(自然の中に抽象を見出す、自然の中に抽象を作る)を中心に、立体ではガラスと陶器のクロスオーバーを中心とした展示会にするつもりです。この企画と準備で、とっても追い詰められ、その上、近々前立腺癌の精密検査結果が出てくる、この結果次第ではこのクロスオーバー展も危うい。個展までに少しでもいい作品を作ろうとあがいて、それらが皆重なって慢性胃炎から胃癌の心配までしなくては。それでも毎日お酒を飲みながら作品を作っています。
当方が通い始めて1.5年、ハリーズ・ガラス工房(Hali`s Glass Art Studio )の展示会が開催されました(2019-4-19~4-21)。この工房は自由ケ丘にあり、この展示会も自由ケ丘のGalleryル・シェル・ブルーで行われました。案内には<自由ケ丘にある《Hali`s Glass Art Studio》に集う50名による<アール・ヌーボーと共に開花した「パート・ド・ヴェール技法」を駆使した様々な作品をご高覧ください。>とあります。
当方はこの世界駆け出しですから、右も左もわかりません。この工房は教室の生徒さんばかりでなく、各分野のプロがガラス細工部分をここの設備をつかって作業する場合もあるので、この展示会を単純な生徒展とはいえません。
会場へのエレベーターを出るとこの器が待っています。
同じ作家さんの作品。
隣にあるこの器もよく見ると大したものです。
同じ作家さんのこの作品、しぶい作品ですがものすごく考え抜かれた作品と思ます。
これなぞはパート・ド・ヴェールを知り尽くした女性の作品とお見受けします。
この作品も次の作品も尋常ではありません。皆さん10年15年はざらな経歴をもつ歴戦練磨の方々で、その自信も並々ならぬものがあります。
女性が作るアクセサリー類は気の入れ方が違います。
これは先生の作品ですから、素晴らしくてあたりまえ。30数万円という値段が付けられていました。
まだまだ作品はあるのですが、全部ご紹介するわけにもいきません。
これがこのギャラリーの全体像。この階段の上にも展示があります。
横のテラスにはこのようなスペースがあります。
これが当方の作品3点。パート・ド・ヴェールと陶器のクロスオーバーです。左からヤマユリの里、貝の記憶―1、貝の記憶―2。フランスで生まれたパート・ド・ヴェールの上品な印象とはかけ離れた、どちらかというと同じフランスでもニキ・ド・サンファル方向の既存概念破壊タイプ。15年選手からみれば1.5年の当方はどう転んでも子供みたいなものです。
ガラス/陶器クロスオーバーの4作目、貝の記憶―2、ちょっとはまとまってきたかなと思っています。貝が生まれて、死んで、さらに貝殻となってからも色々な変遷を経て海岸に打ち上げられた貝殻。貝殻にはその長い経歴が記憶として刻まれていると思うのです。到底人の知りえないその記憶に思いを馳せるのです。
ガラス/陶器クロスオーバーの3作目。 ガラスは波を、陶器は貝を受け持ちます。このシリーズはまだまだ続けようと思っています。ガラスも陶器もキルンワーク(窯で焼く)です。それぞれ、どのような形と色になるかは事前に完全に把握できない、偶然の要素がとても存在しています。この別々のパーツをドッキングさせるというのは、思ったより大変でした。ガラスと陶器は膨張率が違いますから、その形が上手く合うかは予測が容易ではありません。さらにその色がどうなるかはもっと予測できない。ガラスの方が手数が大変ですから、こちらを先に作って陶器を合わせます。貝の部分は少なくとも3回は作り直しています。
ガラス/陶器クロスオーバーの1作目。この大皿は直径30cm以上あり、自分の家の窯ではつくれません。教室の窯で、素焼き、本焼き、上絵一回目、上絵2回目の計4回の焼き付けを行い、さらにアクリル絵の具での修正を加えています。陶芸教室のスタッフから、ガラスは無い方がいいのじゃないかとか、クラブのトイレに飾るにいいかもとか揶揄され、高い金を払いながら、繰り返し修正を重ねて、それでも満足できる出来栄えではありません。
パート・ド・ヴェールの世界では異端であり、陶芸の世界ではトイレ用だといわれ、それでも当方はクロスオーバーを作り続けています。
月2回のパート・ド・ヴェール教室で1.5年というわずかな時間のなかで、出来る限りのことはやっていると思っています。なんと言われようが、いまのところ、この方向続ける以外の選択肢はありません。
来る6月8日(土)~8月25日(日)の2か月間、自然教育園で白金自然写真クラブの写真展があります。当方はここでリアルを越えるシリーズを集中して展示します(後程案内をブログに載せます)。この写真展と同調させて、近くの白金台ギャラリーで当方の初めての個展、クロスオーバー展を開催する予定です。写真はリアルを越えるシリーズ(自然の中に抽象を見出す、自然の中に抽象を作る)を中心に、立体ではガラスと陶器のクロスオーバーを中心とした展示会にするつもりです。この企画と準備で、とっても追い詰められ、その上、近々前立腺癌の精密検査結果が出てくる、この結果次第ではこのクロスオーバー展も危うい。個展までに少しでもいい作品を作ろうとあがいて、それらが皆重なって慢性胃炎から胃癌の心配までしなくては。それでも毎日お酒を飲みながら作品を作っています。