小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その140 645中判カメラFujifilm GFX50S の意義 その3

2019-09-21 17:38:57 | 日記
自然教育園日記 645中判カメラFujifilm GFX50S の意義 その3
2019-9-15~9-20
Fujifilm GFX50S の意義に関して、白黒付けようとしています。これまでの感想はなんてことない絵を見られる絵にすると表現してきました。それでも、これぞという写真が撮れないことに対するフラストレーションがたまっています。遠出して決着をつけるということは当然考えているんですが、なかなかタイミングが合いません。近場だってもっと出来ることがあるだろうと、もう一度原点に立ち返って自然教育園での撮影をやってみました。
Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF120 F4 macro に絞って、花と虫のコンビネーションをひたすら撮ります。このカメラは高速連写、超接近、超ボケなど小技は一切ききません。実質100mmで、たいして接近できないので、ただ撮ると対象は小さくしか撮れません。トリミング拡大しないと絵になりません。ピントが許せる範囲の絵をトリミング拡大、面積比で約10~20倍した絵を淡々と載せます。これだけ拡大しても絵になるというのが、メリットと言えるのか、言えないのか。
とにかく現在の結論は他のカメラ、例えばフルサイズSonyα7RIIIで撮った絵に比較して<絵の出来ばえを10~15%アップする>ということです。例えば60点の絵を66~69点にする。70点の絵を77~80.5にする。直球勝負しかできない、直球勝負で10~15%のアップ、これを意味あることと思うか、思わないか。
60点の絵を66~69点にするといってもたいして心は動かないが、90点を99~103.5点にするといえば、心は動く。
70点の絵を90点にはしてくれません。まずは普通に撮ったら90点の絵を撮らなければFujifilm GFX50S の意義が出てきません。相変わらずフラストレーションは解消できませんが、どうしたらいいかは見えてきました。


台風でまたヒョウタン池に木が倒れ込みました。

































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アイスランドの旅 その8最終回 戦利品紹介と総評

2019-09-19 20:15:55 | 旅行
アイスランドの旅 その8最終回 戦利品紹介と総評

1、戦利品のご紹介
グルトブージンでの戦利品

トールのハンマー シルバー・ペンダント 娘用 アベンジャーズに出てくるそうです。


ルーン文字のシルバー・ペンダント、意味は知恵 

国立博物館での戦利品

トールのハンマー 娘用

トールという店での戦利品

ルーン文字でロキとかいてあるネックレス、娘用

アイスランド国際空港での戦利品

ワルキューレペンダント
ルーン文字の成功という意味と羽はワルキューレを意味する


ワルキューレピアス


溶岩っぽいぐい飲み。日本っぽいでしょ。結構愛用してます。

ブルーラグーンでの戦利品

保湿クリームとパック

ゴールデンサークルでのゲイシール・お土産屋さんでの戦利品

当方が購入、カメラにはそれを包んだり、雨よけ用の布がいくらあっても足りないのです。
何でカラスかと思ってしらべたら、どこにでもいるワタリガラスなのですが、アイスランドではその知性を尊び、神話や信仰の中でも特別な存在だそうです。アイスランド語ではHrafnといい、男性の名前にもなっているということでした。
超高かったので、本当にビビリました。

アウルバイル野外博物館での戦利品

アイスランド模様の布
1000円くらいで、布の質もよくなかったのですが、アイスランド風パターンを一つは買いたかった。


どうですか、アウルバイル野外博物館のガイドさんが作ったこの手作りニット帽は???

ハルパ・コンサートホール売店での戦利品

アイスランドの民話集、面白い話がいっぱい出てると家内がもうしておりました。

スパーマーケット 10-11での戦利品

アイスランドのバター、ブログで買うように推薦されていたので、購入。おいしいですよ。
これまで、アイスランドに牛はいないと思っていたら、ちゃんといるそうです。訂正。


なんせ物価が高いので、お土産を買う時に、値段を見てしり込みしていましたが、何も買わないわけにはいかなので、最後にはこうなったらやけくそだと言いながら買うことになりました。


2、総評
1)なんでノルマンの軌跡を書いたのか。
現在を見るに、過去からの歴史と地域的全体像を含めた俯瞰的見方を忘れてはいけないことを言いたかったのです。現在の身の回りの現実に対応することは必須ですが、その時にこの俯瞰的見方をバックにおいて、バランスをとる必要があるのです。ツイッターで瞬間的短い言葉のやりとり、瞬間的好き嫌いの反応に満ち溢れています。その判断は自分が現実に経験したわけではないテレビとかネットでのマスの反応がベースになっています。欧米を全て一番とする思考体系を一度チャラ、Plainにしたかったのです。

2)なんでアイスランドなのか。
何もない島のわずか30万人が作りつつある文化は、真っ白、Plainな紙に描かれた点のようなものでしょう。でも、真っ白な紙に描かれつつある点は文化の出来てゆく過程を見せてくれるでしょう。自分の物つくり活動をもう一度、ゼロから見直してみたかったのです。

一方で、何もない島は真っ白な紙の上に地球の出来る過程をそのまま見せてくれるでしょう。そしてそれと人がどうかかわってゆくかを見せてくれるでしょう。自分の自然の見方を原点に戻してくれるでしょう。

3)これは最近訪れた芸大卒業生の陶芸グループ展 (time crossing)での田中隆史さんの作品。彼にこの作品はアイスランドにも置けますねといいました。大きな自然と人との関わり合いがベースにあると思ったからです。

Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm

Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm
アイスランドでは彫刻が大きな意味をもっていました。大きな自然と人との関わり合いが必然的に彫刻を生んだと思います。真っ白な紙に人はまずなにを描きたいか。アイスランドは彫刻の意味を教えてくれました。田中隆史さんの作品は大きな自然と人との関わり合いの息吹が感じられるのです。原点に返って作品を作りたいと思いました。アイスランドの旅はアートの原点を教えてくれました。

4)アイスランドにはキリスト教への改宗にもかかわらず、脈々として原点に北欧神話が息づいていました。キリスト教が異文化を覆いつくしたとおもっても、土着の文化は滅びないのです。
当方は、京都で7年間仕事をしたおかげで、中国・朝鮮の大陸文化がいかに日本に影響を与えたかを身をもって体験しました。これまで、これぞ日本文化の粋と思っていたものがことごとく中国・朝鮮の大陸文化が基になっていたことに打ちのめされました。しかし、中国・朝鮮の大陸文化の基を日本人が自分の物として、さらに開花させてゆく様も知ることが出来ました。文化だけではありません。大陸のDNAがどのようにまじりあって日本人のDNAを作っていったかも少しは勉強しました。ですから、現在の日韓の対立を周りの方とは違う視点でみています。 そんな面倒なこと言わなくても、新大久保には日本人がいまでも変わらず集まるのは、日本人のなかにあるDNAの表現形が欧米の文化でおおわれても、自分は気が付かなくても元っこにあるDNAが韓国のDNAに反応しているのです。その逆もしかり、日本の文化を韓国の方は好んでいるのです。政治が国境に線を引こうとも、世を変えても、土着の文化とDNAはそれとは別に継続してゆくのです。
今や、ゲームの世界ではギリシャ・ローマ文化の話より、北欧神話を原点としたものの方が多いそうです。世界は、これまでの日本人が思いこんでいる、キリスト教から見た欧米人の文化だけではない、色々な文化がそれも大きなスケールで存在しているのです。面白いですね、若者は、そんなこと考えてもいないのにちゃんと反応してゆく。
いよいよ、世界中の流れが変わってゆく時が来ました。我々は、若者はどう対応してゆくのでしょうか。現実を踏まえつつ、俯瞰的見方もわすれずにバランスをとって。あるいは、そんな面倒なこと考えずに元気よく。

5、家内は、アイスランドをCalm(おだやか)な所と表現しました。とても生活に困っている方、貧しい方、働く気力の無い方、社会に対する不満に満ち溢れている方等を見かけませんでした。レストランのウェイターからバスの運転手まで、一定レベルの教育を感じ、それに元気で明るい。とってもお金持ちの家や人にも会いません。権威をふりかざす上から目線の建物もありません。とっても攻撃的なあるいは他人を蹴落とそうするぎすぎすした雰囲気もありません。大きな氷河と隣あう割れ目からは溶岩がふきだし、周囲はのっぺらぼうの溶岩台地。寒い、決してめぐまれた環境でないアイスランドになんでこのような社会が生まれ、維持されているのでしょうか? この答えを追求すると、もうこのブログは延々と続いてしまいます。今後の宿題としましょう。



3、写真に関して
今回も前回のポルトガル旅行に続いて、645中判カメラ、Fujifilm GFX50S を持って行きました。レンズは純正Fujifilm GF45mm(実質35mm)とFujifilm GF23mm(実質18mm)です。ポルトガルと同じく、今回もFujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm(実質18mm)とZeiss touit 32mm(実質48mm)をサブに持って行きました。

ポルトガルでは絵作りとして、Fujifilm GFX50S + Pentax 45mm 情報伝達としてFujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mmと2本立てに徹したのですが、アイスランドの自然にたいしては、広大な景色ということでFujifilm GF23mmをはずせなくなり、結局大半をFujifilm GF23mmでまかなってしまいました。そのために絵作りの姿勢がどこかに行ってしまった。真面目に撮ったのは3回くらい。
スマホやフラッシュがついたデジカメ、Canon μの方が情報伝達としてはましでした。情けない。重たい思いをして中判カメラを持っていったのは何だったのだ。

普段の旅行はメインをちょっと軽い中判カメラFujifilm GFX-R + Fujifilm GF45mmに固定してしまって、それ以外をFujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mmですべてまかなうという線がチラチラと浮かんでいます。中判カメラを2台持つなんて贅沢すぎるとは思いますし、純正中判レンズを3本も買ってしまったので、お金もスカラッカンです。こういう考えに陥るのは、中判カメラFujifilm GFXに軽いレンズを付けて、スナップ撮影することは、少なくとも意義あることだというのが現在のFujifilm GFXに対する評価であるということになります。

結局のところ、相変わらずFujifilm GFX50Sに振り回されています、その真価が曖昧なままでいます。本当に、近々真面目に撮影オンリーの旅行をやりましょう。Fujifilm GFX50Sに真剣に対決して白黒決着つけましょう。

あっちこっち海外旅行してもちっともいい写真がとれません。もし、撮影だけを目的としたリベンジ海外旅行するとしたら、今のところ行きたいのは2ヶ所だけ、シチリア島の廃墟とアイスランドのバレバレの自然。

以上、この旅行記は全て終了します。
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アイスランドの旅 その7 アイスランドのネーチャー・フォト情報と旅行記最終章

2019-09-19 16:31:13 | 旅行
アイスランドの旅 その7 アイスランドのネーチャー・フォト情報と旅行記最終章

本日は、自分の写真でなくネットからの情報です。アイスランドのネーチャー・フォトにご興味ない方はスキップしてください。ネットをみると、あまりにも素敵な写真がぞろぞろでてくるので、おもわずいっぱい載せてしまいました。


アイスランドはワイルドな自然が売りなのですが、我々が訪れた自然はほんのわずか(ゴールデンサークル)でした。もし、いつの日かアイスランドを撮影旅行で訪れる場合があった時にそなえて、ゴールデンサークル以外のアイスランドの撮影スポットをネット情報から研究しておきます。

参考は
1)12日間真夏のアイスランドを一周する写真ワークショップ
https://iceland-photo-tours.com/ja/trips-and-experiences/summer-workshops-in-iceland/12-day-summer-photo-workshop-around-iceland Guide to iceland
2)Gide to Iceland
https://guidetoiceland.is/ja/nature-info/jokulsarlon-glacier-lagoon-the-crown-jewel-of-iceland-s-nature
3) 氷の洞窟 アイスランドの奇跡!氷の洞窟とヴァトナヨークトル氷河観光
https://dent-sweden.com/northern-europe/iceland/jokulsarlon-icecave
4)アイスランド南部ツアー
https://tabily.net/archives/3936

などです。

ネットにアイスランド写真ワークショップの広告が出ていて、これが1)。
さすがにそこに掲載されている写真は大したもの。本当にネーチャー・フォトが好きな人にはアイスランドは天国のようです。ちなみにこのワークショップ参加費は12日で、日本円75万円。アイスランドまでの飛行機代ははいっていないと思われますが、アメリカからならアイスランドまでたいしてかかりません。実際、アメリカからの団体さんに多数遭遇しています。その中にはこのワークショップほど本格的ではないと思いますが、カメラで写真をとるのが趣味のような団体さんに出くわしています。我々に朝のビュッフェからこっそりサンドイッチを持ち出すことを教えてくれた陽気なアメリカ女性もこれから5時間ジープで走ると言ってました。当方のFujifilm中判カメラを見ていいカメラ持ってるねと言っていたことを考えても、写真をとることも目的の中に入っていると思えます。

そうそう、この陽気なアメリカ女性に勇気づけられて、我々も朝食の一部を紙ナプキンでくるんで2回昼食サンドイッチとしました。ビュッヘの水も携帯ボトルにいれてゆきました(家内はジュースを詰めてましたが)。なんせ、全てのコストが高いので、これくらいしないとやってゆけません。このアメリカ女性はこれからジープで5時間走るから、サンドイッチを作るんだといって堂々とお皿に朝食もって出てゆきました。たくましいですね。




A アイスランド東部、スナイフェルスネス半島
レイキャビックからみえる半島。フォトジェニク・ポイント満載の写真家あこがれの地。

A: スナイフェルスネス半島 1)


A: キュルキュフェトル(Kirkjufell)山 1)


A: スナイフェルスネス半島2)


A: スナイフェルスネス半島2)


A: スナイフェルスネス半島2)


A: スナイフェルスネス半島2)


A: スナイフェルスネス半島2)


A: スナイフェルスネス半島、キルキュフェトルの山と滝2)

B: 北アイスランド、クヴィートセルクール

B: 伝説の岩、クヴィートセルクール 1)


B: クヴィートセルクール2)

C:北アイスランド、ミーヴァトン湖、デティフォス(Dettifoss)の滝

C:ミーヴァトン湖 1)


C: デティフォス(Dettifoss)の滝1)


C: デティフォス(Dettifoss)の滝2)

D:南アイスランド、ヴァトナヨークトル氷河、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖、ダイモンドビーチ

D: ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 1)


D: ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 2)


D: ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 2)


D: ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 2)


D: ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 2)


D: ヴァトナヨークトル氷の洞窟2)


D: ヴァトナヨークトル氷の洞窟3)


D: ヴァトナヨークトル氷の洞窟3)


D: ダイアモンド・ビーチ3)


D:ダイアモンド・ビーチ3)


ダイアモンド・ビーチ3)

E: アイスランド南部 ヴィーク周辺、ブラックサンドビーチ

E: ヴィーク周辺2)


E: ブラックサンドビーチ  
これが、ハットグリムス教会やハルパ・コンサートホールのモチーフとなった玄武岩


E: ブラックサンドビーチ 4)


E: ブラックサンドビーチ 4)


E: セーリャラントスフォス4)


E: セーリャラントスフォス 2)

F:アイスランド南部、エイヤフィヤットラヨークル火山 Eyjafjallajökull

F:エイヤフィヤットラヨークル火山2)
2010年に大噴火を起こしました


F:エイヤフィヤットラヨークル火山2)


014.10.03 FRI 09:59
「アイスランド噴火」、GoProを載せたドローンが至近距離で撮影
https://wired.jp/2014/10/03/drone-video-iceland-eruption-bardarbunga-volcano/

こはヴェトナヨークトル氷河の北側にある割れ目の噴火をドローンで撮影したもの。 チップは無事だったけれどGoProの表面は溶けてしまったそうです。


以上、アイスランドの自然の紹介はおしまい。

ペルトランからフレンムルまで歩いて戻りました。バスも使えたのですが、直線距離がわずか1.5kmとふんで、ハットグリムス教会を目印に歩き始めました。しかし、繁華街、ロイガヴェーグル・メインストリートをしょっちゅう2kmくらい歩いていたのに、ちょっと郊外の初めての道を2km歩くのは、家内には結構ストレスフルであったようです。当方にはいい思い出だったのですが。明日は早朝に空港に向かわねばならないので、夕食はフレンムルのフードコートでピザをテイクアウトしました。 ところが、ここは大人気で45分くらい待たされました。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

ピザ作りは大変ないそがしさ。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

フードコートは大変な盛況です。なにせ、物価が高いので、このフードコートなら、その辺のレストランの7割くらいの値段で食事ができること、本格的料理を目指していることで人気が集中しているようです。隣に座って、ビザを待っている方々はどうやらこの辺に住んでいるファミリーのようでした。やはり、休日のファミリー外食といえども、このフードコートですませないとコストがたまったもんでないということでしょう。陽気なお父さんでした。

テイクアウトピザはホテルで最後に残ったボトルのワインと一緒にいただきました。ピザの味はまずまず。毎日、ホテルで美味しいなと思って飲んでいた空港で3000円も出して買ったワインはよく見るとカルフォルニア産でした。そりゃ、アイスランド産のワインはないよね。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm

2019-9-1
朝6時前に起きて支度し、FlyBusでレイキャビックの国際空港につきました。ちょっと時間があったので、朝食をとります。コペンハーゲンの出店があったので、小エビのオープンサンドとビールでアイスランドにお別れ。コペンハーゲン乗り継ぎで何回か訪れているこの店(店の名もコペンハーゲンだったか?) は、とっても当方好みのシーフードなのです。

以上で旅行記はおしまい。

明日は戦利品と総評を書きましょう
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アイスランドの旅 その6 ペルトラン

2019-09-18 14:16:13 | 旅行
アイスランドの旅 その6
2019-8-31 ペルトランの内部をご紹介。ミュージアム(Glacier and Ice Cave)ではオーロラのプラネタリウムが見られ、人工氷河洞窟が体験できます。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

実際のアイスランドの風景の上に見られるオーロラの数々とそのオーロラの出来る過程などが、大きなプラネタリウム画面に映し出されます。わずか15分くらいの上映ですが、圧巻の映像です。本当はプラネタリウム内は撮影禁止です、サイレントシャッターを使っていますが、ごめんなさい。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Canonμ

人工の氷河洞窟の中はマイナス10℃。氷河を見ないでアイスランドを去るわけにいかない、
人工であろうがとにかく氷河を味わう。


Canonμ

このミュージアム(Glacier and Ice Cave)にはアイスランドの氷河や火山、その他の自然を知らしめる、スクリーン、ディスプレイ、写真パネルがぎっしり存在します。幾つか撮影しましたが、説明を撮らなかったので残念ながらそれがどこかわかりません。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm 

おそらく2010年に噴火してヨーロッパ中に影響を与えたエイヤフィヤットラヨークル火山でしょう。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

このようにギャオ、大陸間の割れ目が島を一直線に横断して海に入ってゆくさまが、なんともObviousバレバレの感動です。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

ヴァトナヨークトル氷河(Vatnajökull、「湖の氷河」の意)は、アイスランドで最大の氷河です。島の南東に位置し、国土の8%を覆っています。8,100 km²の広さがあり、体積ではヨーロッパ最大。しかし、温暖化で2180年には消滅寸前になることをこのディスプレイは示しています。
160年後だから、当方には関係ありませんが、この頃になると、アイスランドは地球で最も住みやすい国になるかもしれません。若い方は今のうちにアイスランドの土地を買っておくのはいかがでしょうか。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm きっとヴァトナヨークトル氷河でしょう。 


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

このように岩が山から落ちて、Obviousにゴロゴロしている風景を撮りたいものです。ゴールデンサークルの途中で、山沿いの土地にある一軒家の周囲に大きな岩が一面にゴロゴロ転がっている風景に出くわしました。この写真の手前の石が家の半分くらいの大きな岩なのです。よく住んでいられるなと思ったのです。アイスランドのコントラストでバレバレの風景を撮る。これがやりたい。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

きっと、ヴァトナヨークトル氷河から生まれるヨークルスアゥルロゥン氷河湖でしょう?


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

これはきっと航空写真でしょう。アイスランドには小さな空港が3つくらいあって、レイキャビックにも隣接する空港があります。軽飛行機やヘリコプターが発着しています。飛行機から撮影したら、そりゃ楽しいでしょうね。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

自然保護に関する寄せ書きの場所がありました。


Canonμ

我々の書いた寄せ書きです。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

ドーム外周の展望台はあいにくの雨でした。


Canon μ

明日は、アイスランドの超すばらしい自然をネットから拾います。


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アイスランドの旅 その5 レイキャビック

2019-09-17 11:06:55 | 旅行
アイスランドの旅 その5  2019-8-31 最終日
今日は最初に、行きにくい郊外のアウルバイル野外博物館にチャレンジする。これは家内がアメリカ・ボストンで、プリマスプランテーション歴史ミュージアムを訪ねた時の印象が強く影響しています。17世紀、アメリカへの移住者が上陸したマサチューセッツ州プリムスにプリマス・プランテーションを再現した歴史ミュージアムがあって、そこで当時の生活を再現しているのです。当時の衣装を身につけたスタッフたちが当時の古い言葉をはなし、当時の生活をそのまま行っている。この時はツアーでなくて、勝手にバスでいったので、結構苦労したのですが、充実した施設で、大変印象的でした。アウルバイル野外博物館もきっとそんな感じだろうと思ったのです。フレンムル、バスターミナルから12番で45分くらいかかって着きます。現地のお兄さんが急行バスでいって、一駅歩いた方が早いと教えてくれたのですが、早く行っても開いていないので、鈍行で行きました。プリマスプランテーション歴史ミュージアムとはスケールが違いますが、そりゃ国のスケールが違うからしょうがない。結論は、当時の衣装を身に着けたガイドのおじさん、おばさん、若い女の子のキャラクターの魅力に尽きます。いかにも、ノルマンから移住してきた、当時のキャラクターの代表のような方がよりすぐられて働いています。屋根にわざわざ草をはやして寒さを防ぐ家とか、家畜と同居して寒さを防ぐとか移住当時のまずしい苦難の道がつづられています。北欧神話やワーグナーの痕跡は見つけられなかったのですが、これはこれでいいんじゃないですか。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

このおじさんは野外博物館の名物ガイドさん。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm


スマホ


Canonμ

アイスランドのお土産に、ずっとニット帽を探していたのですが、高いわりに使えそうなものが見つけられないでいました。ここのショップで、ここのガイドさんの手作りというニット帽を買ってしまいました。7000円もしましたが、冬のカワセミ撮影で我慢大会をする時に耳をカバーするニット帽は使えるかもしれないと思って買ってしまいました。きっといい記念になるでしょう。

町中、フレンムルに戻って、またバスで国立博物館に行きます。ここでも北欧伝説やワーグナーの痕跡は見つかりませんでした。ここではアイスランドのキリスト教への改宗の影響の大きさを見せつけられました。キリスト教への改宗のせいかどうかはわかりませんが、それ以前の古いアイスランドの歴史を表す物的遺物そのものが殆ど無いので、我々の目的にあう展示は有りようがないのです。
当方は小さい時からの教育で、キリスト教は善であり、その他の宗教、例えばイスラム教やユダヤ教は悪のように教えられてました。しかし、世界を旅すると、キリスト教こそ世界の土着の文化を破壊するどうしようもない存在のような気がしてくるのです。権威を振りかざすゴシック建築教会がヨーロッパから周囲へ拡大してゆく様、すばらしい土着の文化が消されてゆく様に当方は舌打ちします。キリスト教がストイックに他の宗教を認めないという性格と、 キリスト教圏の国々の獰猛な攻撃性がこうさせるのです。 日本がキリスト教禁止令を施行したのは正しい断行だったのでしょう。

次にアイスランド国立美術館に向かいます。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

アイスランド国立美術館では特に気を引く作品には出会わなかったのですが、
1956年にレイキャビックうまれで、ニューヨークで活躍してレイキャビックに帰ってきた、Hulda Hakonの回顧展をたまたまやっていて、この回顧展の彼女の作品は当方にとっても意味がありました。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

同じような図形の繰り返しによる強い印象付け、絵画と彫刻のクロスオーバーである、平面立体(レリーフ)、額まで使った表現、これらはちょうどここに来る前に作り始めた当方の陶器コンセプトだったのです。Hulda Hakonの作品を見て、当方の現在の方向性に確信が持てるようになりました。当初アイスランドに期待した、特異なアートとは言えないかもしれませんが、直近の当方の課題に直球の回答を得たのです。
アイスランド国立美術館のあと、近くの現代アートの美術館、レイキャビック美術館へ入ります。面白くないとは言いませんが、特にここで述べることはありません。新しいアートは、情報交流が発達した現代では、単に世界中にある既存概念の打破というジェネラルな方向になって、アイスランドの特異なアート感覚が希釈されてしまうのかもしれません。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

レイキャビック美術館のラウンジにエッロという方の本がおいてありました。これが一番アイスランドで有名な現代アーティストらしい。


Fujifilm X-T3+Zeiss touit 12mm

国際空港の壁に大きく飾ってあった絵がエッロの絵でした。ネットでも情報がなくて、詳細わからず。当方のさがしているアイスランドの特異なアートとは思えないのですが、まあいいんじゃないですか。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm レイキャビックの真ん中にあるチョルトニン湖


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm

レイキャビック美術館に行く途中は、チョルトニン湖、市庁舎、国会議事堂などの目玉スポットがならんでいます。湖畔にある、目立つ彫刻はマグナス・トマソン(Magnús Tómasson)の政治的な作品「無名の官僚へのモニュメント(Monument to an Unknown Bureaucrat)」だそうです。我々に写真をとってくれと頼んだ外人観光客はロック・マンといっていました。

美術館の後に訪れた最終地、オスキュフリズ(Öskjuhlíð)の丘のペルトラン。これはレイキャビックの町中に地熱で温めた温水を送るドーム状の給水施設です。2017年には氷河洞窟を模した博物館がオープンし、展望デッキからは無料でレイキャビクの町が一望できます。時間の無い我々はアイスランドの本当の自然に接するチャンスは微々たるものです。そこで、このペルトランで、氷河とオーロラを体験してしまおうと思ったのです。我々みたいなちょこっとアイスランド観光という方にはぜひ訪れるべきスポットでしょう。アイスランドの自然がまるわかりします。


Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF23mm


Canonμ

ペルトラン入り口のトールビョーグ・パルスドッティル作「ダンスライクール/ダンス」(1970年製作)。これまたアイスランド彫刻のおかげで、彫刻の意味を教えられました。
ペルトランの氷河洞窟とオーロラ・プラネタリウムを体験すると計5000円かかります。しかし、ペルトランはアイスランドの自然を知るには、必見の場所でした。ここで得られるものを、実際に体験しようと思ったら、これは大変な労力が必要なのです。

ペルトランでのアイスランドの自然探求はまた明日。
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