小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

大型陶器作成への挑戦 その2-2 水面にモチーフを探す 軽井沢編

2020-10-27 17:40:30 | 写真日記
大型陶器作成への挑戦 その2-2 水面にモチーフを探す 軽井沢編

GoToトラベルは宿と乗り物がセットになったツアーでないと乗り物代が割引になりません。こういうセットものはなかなか気に入ったものがありませんし、バス団体旅行はコロナが心配です(現在は飛行機や新幹線と宿がセットになったチョイスが色々増えているようです)。軽井沢は東京から新幹線で往復1万円ちょっと、1時間ちょっとですから、旅費を抑えて、ちょっと贅沢な宿を割引で泊まるという線を選択。当方はここのところずっとマイカー旅行はやらないのです。



星野ブレストンコートの玄関。おとなりの星野リゾート・軽井沢はとっても人気でとれませんで、星野ブレストンコートになりました。



星野ブレストンコート内にあるディスプレイはこの写真のような金属の立体が多く、当方は細かい造形物の集合でトータルな立体を作る、この方向に魅かれました。この線を陶器で追ってみたい。このホテルはあるデザインコーディネーターによる統一された独特なインテリアを感じます。デザインコーディネーターはだれかわかりませんが。





メインホテルからこのような中庭を歩いて森の中のコテージ、今夜の宿に向かいます。



この奥のコテージが我々の宿。



内部はこんな感じです。ウッドデッキがついています。テレビが設置されていないことは有名。



このコテージから屋外ショッピングモールのようなハルニレテラスは歩いて7.8分。さらにこのような湯川沿いの遊歩道を歩いて進むと星野温泉、トンボの湯があります。





紅葉で陶芸モチーフをさがしますが、こちらは難しい。紅葉からモチーフをもらうことはいまだ成功していません。





これが星野温泉、トンボの湯。星野ブレストンコートに泊っている方は何度でも、チェックアウト後でも無料で入れます。



お風呂にはいってから、家内は<常世>でタイ式マサージ(ここで地域共通クーポンを使い果たす)、当方はハルニレテラスの探検、夜食用に軽井沢で有名なベーカリー沢村でちょっとパンを買って、セルクレで鴨のテリーヌ、 ミートボール、オリーブ油付け、そしてワインを買いました



たまたま買ったこのワイン、ドメーヌ・アザン(赤)を気に入りました。海に近い南仏ピネ村のワインで、海の香がする和食にも合うワインらしい。当方はワインに全く詳しくありませんが、フルボトルで1200~1300円の安いワインなのにとても気に入って、近くに売っていないか探しています(今のところ4軒あたって見つかりません、 ネットだと送料が500円となっているのでパス)。このように旅行で気に入ったお酒と出会うことはとても楽しい。



夕食はハルニレテラスにある、セキレイ橋・川上庵で夕食。本店は軽井沢銀座にあり、石臼挽きの蕎麦と、気の利いた酒肴、豊富な美酒の三拍子が揃う名店ということ。すくい豆腐、ニシンとなすの煮物、レンコンとえびはさみ揚げ、シンプルせいろそば。日本酒は冷酒と燗酒。評判通りの気の利いたお店です。お酒はうまかったのですが、名前を記録するのを忘れてしまいました。コロナ禍でも満員で、予約したほうがいいですよ。

ハルニレテラス、トンボの湯は歩いて行けますが、年寄りはホテルのフロントからホテルの車で送ってもらった方が無難です。帰りも迎いに来ます。坂道は行きはよいよい帰りはつらいし、夜道は怖いですから。



次の日は、ホテルのシャトルで軽井沢駅まで送ってもらって、ちょっと歩いてホテルハーベスト前から赤バスで旧碓氷峠見晴台まで行きました。



赤バスはホテルハーベスト(午前)、または万平ホテル(午後)から見晴台まで循環している楽しいレトロバスです。



見晴台からの紅葉に期待したのですが、まだ早いのか、こんなものなのか、紅葉を楽しむという感じではありません。ちょっと晴れ間が出て来て、妙義山の複雑な山並みが魅力的です。



山頂は何軒かの飲食店があるのですが、この日開いていたのは1軒、碓氷山荘のみ。ここで昼食。チカラ餅ミックス、チカラソバ、せいろソバ、お酒を注文。ふわふわのチカラ餅、チカラそばのいれもの、日本酒のあてにお多福豆が出てきたことに感激。見た目はわるいけど味には自信があるという碓氷山荘は悪くない。





見晴台から散策路にはいって紅葉を探す予定でしたが、ツキノワグマがでるという看板に恐れをなして、見晴台を赤バスでおります。



結構なスピードで山道、別荘地帯の小道をぶっ飛ばす赤バスは楽しい。

赤バス終点、万平ホテルから定番の旧軽井沢銀座へ。



素敵な別荘を見ながらの道は楽しかったのですが、道を間違えてずいぶんと遠回り。この日は全行程20000歩も歩いてしまいました。



旧軽井沢銀座の人出は多くもなく少なくもなくちょうどいい。しかし、当方の興味を引いたのはスタジオジブリ作品のキャラクターグッズを売っているドングリ共和国のみ。トトロの手ぬぐいを購入。



循環バスは1時間に1本しかないので、結構な距離、軽井沢駅まで歩く。





途中で出会った、軽井沢彫金アトリエ。軽井沢で活動している加納忠氏の作品が置いてある。旧軽井沢銀座が本拠地で、ここにも加納忠氏彫金のお店があるそうだ。腰の曲がったおばさんというかおばあさんというかが、1万円の品が3000円でセールですとさかんに薦める。当方は3000円なら買ってもいいかと思ったのだが、アクセサリーですから自分で使えるものは無く、家内は購入の意志なく、退散する。腰の曲がったおばさんは数少ない訪問者に逃げられてとても残念そうでした。









加納忠氏の作品をネットから少し拾います。間違いなく素敵です。

軽井沢駅で買った峠の釜めしを自宅まで持ってかえって、本日の夕食としました。相変わらず美味しかった。

以上、Gotoトラベル旅行記でした。



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大型陶器作成への挑戦 その2-1 水面にモチーフを探す 軽井沢編

2020-10-26 14:13:11 | 写真日記
大型陶器作成への挑戦 その2-1 水面にモチーフを探す 軽井沢編
2020-10-20,21
紅葉の水鏡が撮れる湖水。池を探しています。昔訪れて気に入っている北海道支笏湖に行こうと思ったのですが、電話で聞いてみると、湖は波が立つ時は全面に立ち、水面が落ち着くときは全面が落ち着く。運しだいといいます。湖といわれる大きさになるとこれまでのトライは全てさざ波が立って、撮影が上手くゆきませんでした。むしろ小さめの池がいい。コロナ禍ですから、シンプルな所がいい。有名すぎますが軽井沢雲場池に決めました。東京はGoToトラベルで出遅れていますから、行きやすい人気観光地は自在に泊まれるとはゆきません。紅葉としてはちょっと早いことはわかっていたのですが、いいホテルがGoToトラベルでとれたので、出かけました。
まずは水面の写真ばかりを載せます。自然から抽象を見つけて、そのまま陶器のモチーフとする。この流れを追求したい。

機材はFujifilm GFX50S + GF120mm macro, GF45mm, GF23mmが殆ど、一部Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm

























予想通り、紅葉は少し早すぎました。しかし、ちょっとでも紅葉がありさえすれば、水面の絵は作れます。雲場池は予想よりずっと水面撮影に適した場所でした。例年だと大変な混雑のようですが、この時はちょうどいい人数でした。



湖畔の雲場亭でランチ。当方はイワナのムニエル、料理も環境も結構でした。このあと軽井沢駅にもどって、バスで本日の宿泊地、星野ブレストンコートに向かいます。星野温泉、トンボの湯でおりて、軽井沢野鳥の森入り口にある、ピッキオ・ビジターセンターにちょっとよります。ここのケラ池でも水面が撮れるかもしれないと期待したのです。







ケラ池の半分はすでに人工的に凍らしてスケートリンクとなっていました。残りの水面をすこし撮影。ここは冬に天然の氷が張ってスケートリンクになるそうです。
これで、当方の目的の大半は終了。あとは家内の慰安旅行です。みなさん良く知っている軽井沢でしょうが、当方にとっては10年ぶりの軽井沢です。明日はほんのすこし軽井沢旅行記を書きましょう。 GoToトラベルにはぴったりの観光地ですから、参考になれば幸いです。
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自然教育園日記 その162 超接近広角撮影の結論 

2020-10-15 17:28:54 | 写真日記
自然教育園日記 その162 超接近広角撮影の結論 

そろそろ、超接近広角撮影の結論をださねばなりません。 

2020-9-24~10-14
機材
1、超接近広角撮影
Fujifilm X-T3 + フォクトレンダー・ヘリア・ハイパーワイド10mm F5.6+ヘリコイドレンズアダプター
Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm F5.6+ヘリコイドレンズアダプター
Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro F4+レンズアダプター

2、望遠撮影
Fujifilm X-T3 + Canon 400mm F5.6L+レンズアダプター
Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FL 250mm F4.5

3、マクロ撮影
Fujifilm GFX50S + GF120mm macro F4


Fujifilm GFX-50S+ GF120mm macro


Fujifilm GFX-50S+ GF120mm macro

ゲンノショウコの花はなぜか当方の好みの花なのです。 


Fujifilm X-T3 + Canon 400mmL タイアザミ+クロアゲハ


Fujifilm X-T3 + Canon 400mmL  ヤマガラ


Fujifilm X-T3 + Canon 400mmL


Fujifilm X-T3 + フォクトレンダー10mm


Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm


Sony alpha7RIII + フォクトレンダー10mm


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro  ホトトギス


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro


Fujifilm X-T3+ miniBorg 250mm エナガ


Fujifilm X-T3+ miniBorg 250mm ホシホウジャクとタイアザミ


Fujifilm X-T3+ miniBorg 250mm クロアゲハとタイアザミ


Fujifilm X-T3+ miniBorg 250mm


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm  ツマグロヒョウモン(メス)とタイアザミ


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm ツリガネニンジン


Fujifilm X-T3+ miniBorg 250mm フジバカマとツマグロヒョウモン


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm ヤマハッカと?


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm


Fujifilm X-T3+ miniBorg 250mm フジバカマとアサギマダ


Fujifilm X-T3+ miniBorg 250mm


Fujifilm X-T3+ miniBorg 55FL 250mm

アサギマダラは観客が多くて、残念ながら超接近広角撮影を試みることができませんでした。チョウが逃げてしまうと観客に申し訳ないからです。アサギマダラはどちらかというと逃げないタイプで、とてもいい超接近広角撮影のチャンスだったのですが。

超接近広角撮影の結論。
必要な機材の選択はレンズが10mmも12mmも15mmも、カメラが中判、フルサイズ、APS-Cも似たようなもの。決め手は、ただただ撮影対象の選択だけ。適当な大きさの花か虫が必要なのです。 自然教育園で超接近広角撮影する意味があったのは、逃げないツマグロヒョウモンと彼岸花だけでした。超接近広角撮影で面白い写真を撮るには自然教育園にこだわっていては無理なようです。逃げないない虫がいっぱいいる所もあるのです。

チョウを狙うのですから、超接近広角撮影用の広角レンズを持つと、同時に実質300~400mmのレンズを持って行きたい。
最近の常用機材はいつのまにか以下に収れんしてきました、理由は画質がまずまずであり、なんと言っても軽いから。
Fujifilm X-T3  1台にフォクトレンダー10mm F5.6とminiBorg 55FL 250mm F4.5(実質375mm)を付け替える組み合わせで、超広角と望遠がフル装備トータル約1500g に納まる。10mmの世界と375mmの世界を行き来できる。本当はFujifilm X-T4を買って2台体制にしたいが、Fujifilm X-T4は人気があって中古がちっとも安くならない。じっと待つしかない。

皆さんは知らず知らずの内にコンデジとかスマホで広角撮影を常用しています。広角撮影は、情報量が多いので情報伝達には適しているのです。しかし、本気の撮影で広角撮影はとてもむずかしい。超接近広角撮影は一段落して、今後は広角レンズでの曼荼羅模様的撮影に挑戦します。曼荼羅様的撮影とは、画面いっぱいに意味ある対象がびっしり詰まっている絵を作ることです。これも自然教育園を飛び出さないと無理かもしれない。

追加:
その後の超接近広角撮影。逃げないツマグロヒョウモンに加えてアサギマダラも逃げないチョウの仲間入りしました。


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm


Fujifilm X-T3+ フォクトレンダー10mm

超接近広角撮影がほんのちょっとわかってきました。やはり構図です。超接近広角撮影での構図はとても難しいが、うまく構図がとれれば絵がつくれる予感がしてきました。
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大型陶器作成への挑戦 その1

2020-10-08 17:38:25 | 写真日記
大型陶器作成への挑戦 その1
2020-10-7
最近ブログをご無沙汰している理由は2つ
1、中型陶芸窯設置に奔走していました。駐車スペースの一部に中型陶芸窯設置設置する為にどれだけのエネギーを割いたか。小型新車に買い替えて駐車場に数10センチの新たなスペースを作り、陶芸窯の選定から収納庫の選定、設計図を何度も書き直すこと3か月、古い物置の撤収、その前に物置の中身を収納するスペースを家の中に作る為に、不要物を捨てまくり、どうしても捨てられないものは千葉県のあるところに宅急便で送って自分で出かけて受け取って収納、コンクリート台座の拡張、収納庫の購入とDIY,300kgの窯の搬入、200Vの電気工事、これに3か月を費やし、現在に至る。これで終わりでなく3階にある小型陶芸窯もここに降ろすので現在は一連の工程の半分なのです。このジクソーバズルのような超複雑で、業者も組み立てを拒否する中国製ペナペナ物置のDIYに1人で1週間格闘(必ず2人で組み立てろと指示があるのに)。どう考えても、この狭いスペースに前開き300kgの窯を収納できる物置はこれしか無かったのです。疲れすぎて熱を出し、コロナかと一騒動。望んでいた陶芸用スタジオとはかけ離れている現状に対する怒りをおしころすに、これまた疲れきっている。
2、さらに、当方の目指すアートの世界に対する世の中の無理解に怒りをおしころすに、疲れきっている。このブログにも、当方の目指すアートの世界の概念をチラリチラリと書いているのに、無関心、無理解の連続。<和巧絶佳展とTime Crossing>を書いた後、完全にブチ切れて、ここ数週間自分のブログを一切開かないい状態が続く。

本日、窯の電気工事が終了、明日から試運転と思ったが台風が来るので延期。

<人知らずして憤らず>を唱えながら、再び立ち上がる。







中型陶芸窯を買ったということは今後の陶芸活動にそれなりの大きなプレッシャーを感じているということ。

2020-10-02
大型陶器作成の為のモチーフを得る為に城ヶ島へ向かいました。以下、当方のモチーフを探す旅。他人様がどう思うかは握りつぶして、ひたすら自分のアートを追う。

機材は Fujifilm GFX50S + GF100-200mm 一本にしぼります。





























この旅で得たモチーフが作品となったら、またブログにのせましょう。


城ヶ島に久しぶりに来て分かったこと。
1、安房崎灯台がリニューした。海沿いにあった灯台が消滅して、城ヶ島公園の丘にエンピツ型の新しい灯台が出来上がりました。公募のデザインだそうです。よって良し悪しコメントは無しにします。 ただビックリしたということ。



城ヶ島公園の岩場の突先にあった旧安房崎灯台。現在は影も形もありません。



城ヶ島公園広場に立つ新安房崎灯台

2、 3月からコロナ禍で休止していた城ヶ島京急ホテルが5月から廃業となった。城ヶ島観光の<臍>であった城ヶ島京急ホテルが無くなることは城ヶ島観光が危機に瀕しているということ。且つての熱海のような典型的、前時代的観光地であった城ヶ島が、壊滅するのか、熱海のように復興するのか??? 閑散とし、シャッターが閉じられた店が並ぶゴーストタウン一歩手前の城ヶ島を見るとこのままか壊滅するのではと寒々とします。しかし、話を聞くとここばかりではありません。GoToキャンペーンで日が当たるのは一部だけ、ゴーストタウンが蔓延しているのです。

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