小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その285 Close-Up shooting

2024-05-16 17:51:50 | 写真日記
2024春の写真展が5月25日から始まるということで、なにか写真を出さねばなりません。最近接近撮影ばかりやっています。Nature Photographs as Abstract Artというタイトルでこれから写真を撮りますと宣言したので、なんとか接近撮影でAbstract Artを作ろうとしているのですが、いっこうにできません。ということで写真展に出す写真がありません。最近の接近撮影を集めて眺めてみたのですが、Abstract Artと言えそうなのは〇をつけた3枚だけ。水面の一つはA2印刷するとちょっとひどい感じになって、ボツ。いずれにせよ困ったものだ。抽象的表現など、スマホで<映え>ねらいの今の時代に見向きもされないことは解っているのですが、こうやってひねくれて小さいころから何十年も生きてきたので、最後までひねくれ通そうと思います。疲れます。
写真展提出の写真タイトルにNature Photographs as Abstract Art 2024-1,2とつけたらさっそく文句をつけられた。確かに、困るとなんでも英語にしてごまかすのは良くないことはわかっているのだが、 どうしてもやってしまいたくなる。このブログのタイトルもClose-Up shootingなどと英語にして、良くない。なぜだろうか、ようするに自信が無いからウロウロしている証なのだ。ようは納得行く写真さえ撮れれば、日本語に戻るに違いないのだが、しばらくご容赦をお願いします。
以下、過去のClose-Up shootingをNature Photographs as Abstract Artらしき物はないかと、見返してみましたということです。

2024-4-25
4-25と 4-20の写真は新しいもので、Fujifilm X-T5の試写です。
Fujifilm X-T5 + XF80mm macro


ミツガシワ


シソバタツナミ

2024-4-20
Fujifilm GFX100S+GF120mm macro


ヤマブキソウ
バッタの子供が花をむしゃむしゃ食べるとは知りませんでした。




ヤマブキソウ


ニリンソウ

2024-4-19
Fujifilm X-T5 + XF80mm macro

ジュウニヒトエ

Sony alpha7CR + Sony 70-200mm macro

チョウジソウ

2024-4-13
Sony alpha7CR + Sony FE 90mm macro

ミツガシワ 〇







2024-4-7
Sony alpha7CR + Sony FE 70-200mm macro


シャガ

2024-4-2
Fujifilm GFX100S + GF120mm macro

ノウルシ

Sony alpha7CR + Sony FE 70-200mm




2024-3-31
Fujifilm GFX100S + GF120mm macro

クサイチゴ


ニリンソウ


2024-3-27
Sony alpha7CR + Zeiss Planar 100mm macro

カタクリ


ハナニラ

2024-3-22
Sony alpha7CR + Sony Sonnar 135mm

カタクリ


ヒョウタン池の水面 〇


ヒョウタン池の水面 〇  これはボツ

以上結局〇2枚を写真展に出しました。
題名は ヒョウタン池水面 抽象的表現―1とミツガシワ 抽象的表現―2
と日本語にしました。
   
     
ここ数週間は毎日、陶器作りに明け暮れています。他のことは何もしないで、陶器に集中しているのは珍しい事です。なんせ、5月中旬には現展の応募締め切りで、6月中旬にはアート未来展の応募締め切り。まだ完成したのは1個だけ。あとはバリバリに割れて、修正に明け暮れています。
5つの作品を同時に作っています。昨年も6つの作品を同時に作って、最終的に生きのこったのは2点だけ。あとはバリバリ割れて修正できず。およそ50個くらいのパーツを組み合わせて一つの作品が完成。そうすると250個のパーツを頭のなかで、組み合わせているのです。
それがバリバリ割れて、気が狂いそうになって、みんな放り出したくなって。ただ諦めるな、諦めるなと呪文のように唱えて。バカちゃうか。

いよいよ現展の締め切りが数日後に迫ってきました。バラバラのパーツを集合して、最終的には65cm四方のベニヤ板に貼りつけるのです。30kgくらいの陶器作品をフィックスして、壁に吊るせるようにする。もしも、審査を通って、さらにバラバラにならずに展覧会会場の壁につるされるまで行ったとすると、それだけで奇跡的な出来事のように思えるのです。今やっていることといえば、D2で部品の買い物と、ノコギリとドリルとボンドはりつけでDIYに明け暮れているのです。

2024-5-16
本日陶絵画作品が2点完成して、これから<現展>/現代美術家協会に運び込みます。
もし、壊れずに飾られれば、ラッキーです。
題名は 水の流れのように 2024-1 と 水の流れのように2024-2
<水の流れのように>はシリーズにしています。
今日、現展に無事出品しました。飾ってもらえるかは不明。作品は写真を撮るのを忘れました。入選してもしなくてもその内お見せします。



上の作品は<アート未来展>用の65cm四方の2枚組作品の途中です。プレート4枚で30kg弱。計60kg、ここまでは旨く行っていたのに、進めるうちに全8枚中4枚がバリバリに割れて、修復しているうちに何が何だかわからなくなって、さらに割れて。どう落とし前を付けるか、だいたい最後まで行き着くのか???? この出展は6月12日。
題名は 渚にて―2024 ~貝の記憶~/~波は全てを知っている~
<渚にて>はシリーズにしています。

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またもや小田原・熱海の旅 ~2024 小田原の桜~ その2

2024-05-02 18:04:43 | 写真日記
またもや小田原・熱海の旅 ~2024 小田原の桜~ その2
2024-4-11



ホテルベランダからの朝。ここは海が東側にあり、根府川の海岸は初日の出を見る有名なスポットなのです。




小田原街方面を見る


熱海方面を見る



朝食の食堂はさすがに外人が多い。まさにインターナショナル・ヒルトンホテルらしいホテルの雰囲気でアメリカ旅行的な気分になります。このホテルはいいですよ。品川から新幹線で26分、鈍行で1時間、小田原駅から送迎バスで10分?(根府川駅からの方が送迎バスの本数がずっと多くて、近い、混まない)で来られて、海の見える高台の満足行くグレードのホテルライフが楽しめます。値段はそんなに高いということもありません。研修とか(国際)会議とかによく使われるようです。城下町、小田原とも温泉町、熱海・湯河原ともちょっと違った雰囲気になれます。



ホテルのバイキングで食べられるだけ食べて、今日の昼夜は軽く済ませれば、コスト的に贅沢ということにはならないと、とにかく食べまくります。

桜は満喫したし、今日はどうしようか? 我々は熱海経由で十国峠に向かいました。
何故かというと、昨日品川から小田原への車中で素晴らしい富士山が見えたのです。嵐の後の天気で富士山は見事でした。小田原、熱海近郊で富士山を見るといったら、熱海からの十国峠か二宮の吾妻山公園でしょう。吾妻山公園の300段の階段は家内には無理なので(だらだら道でのぼっても面白くない)、十国峠にしたわけです。



十国峠へはバスとケーブルカーです。


スマホ


FE70-200mm macro

案の定、晴れても昨日のような嵐の後の富士山みたいな景色は無理で、霞のかかった富士山でした。



FE70-200mm macro

修正を重ねて、クレア―にしています。実際は次の写真のようなもやの中。


スマホ

面白いものですね、東海道線から見た富士山は大きくて雄大にみえたのですが、ここからの富士山は遠くにぽつんとある感じ。花を撮るときはバックに半分以上の注意を払うと思っているのですが、富士山を撮るときも周囲の状態に半分以上の周囲を払わないと面白い写真が撮れないと悟りました。周りがなんとなく広がっているのは面白くないのです。



かつては遠江、駿河、伊豆、相模、武蔵、甲斐、信濃、安房、上総、下総の十国を見渡せるので十国峠というわけです。ここへは初めてです。富士山がちゃんと見えなければ何の意味もない所なので、敬遠していたのです。一回は来てみるのもいいかなということです。 ここまでの上り道には別荘地もありましたが、なんとなく、当方の最後の地には向いていない気がしました。急な山道で、広々とした開放的印象がないのです。
早々に十国峠を切り上げて熱海駅にもどって、さあ次はどうするか。当方が小田原漁港に再チャレンジしたいというと、意外なことに家内も同意しました。
まず、昨日ちらっとみた小田原漁港食堂を下見にゆきました。魚市場の奥の二階にありました。





おどろいたことに、お客さんが次々と訪れていました。良さげなところでしたが、お酒が無いのと混んでいたので今回はパスです。





ここでまたショックです。小田原漁港の食事所は昼食がメインで、3時には閉まってしまう。夕方4時から一部の食事所が開くようですですがとても限定されてしまうようです。すでに2時半、ヒルトン朝食効果で遅めの昼食と思っていたのですが、5回目の空振り、小田原漁港は3回目の空振り。



やっとまだ開いている食事所を見つけてはいると、お客は我々だけ。年配のご夫婦で切り盛りしている感じ。奥さんが早く飲み物を決めろとせかすもので、頭にきて出ようと思ったのですが、他にチョイスがないので我慢して、生ガキ、アジフライとマグロの角煮だけをオーダー。お酒は高清水と月桂冠しかなかったので、また頭にきて、安い方の月桂冠を注文。



お酒に気を配らない料理店にうまいもの無しという当方の持論に反して、この生ガキは美味しかった。ご高齢かもしれないが、お父さんの料理に対する心意気は衰えていないようです。
(昼の車客相手ではお酒に気を配ってもしょうがないのかもしれません。しかし、お酒に気を配らない料理店は当方は受け入れません。決して月桂冠が美味しくないと言っているわけでありません。 いつでも飲めるお酒でなくて、ご当地のお酒と地場の産物とのマッチング、それが旅の楽しみだといっているのです。旅とは非日常を感じる為にするのではないでしょうか。)



鮪の角煮は旨いに決まっている。これで、小田原漁港に対する興味はなんとかぎりぎりつながりました。またチャレンジしましょうと思っています。


スマホ 焼きキンメダイ
海産物お土産屋さんで、再びお買い得、さばきミスのアジとイワシ干物を2バック、サバの文化干し、塩辛を2ビンかって宅急便で送りました。現在、毎朝干物を美味しく食べています。
さて、五回目の空振りの後、どうしましょう?
何故か家内と意見が一致。小田原にもどってお城のライトアップを見ようということになりました。ライトアップは昨年につづく2回目のトライです。それ程小田原城の桜は名残惜しい見事なものだったということです。

駅とつながるミナカ小田原の2F、金次郎広場で一休み。まだ4時ですから時間がありすぎます。いろいろスイーツを食べます。




湘南シュークリーム


パン焼き所、ブンブンplus のなんだったかな?

そろそろかと金次郎広場を出て、お堀端通りに向かったところ、偶然<ういろう>屋さんに出くわしました。なぜ<ういろう>にこだわるかというと、家内の妹の知り合いが、毎年小田原の<ういろう>という仁丹のような万能薬を手に入れることにこだわっているという話を聞いて、小田原の<ういろう>という薬と、<ういろう>というお菓子は関係あるのかないのかという疑問を持っていたのです。<ういろう>博物館に手がかりがあるかもしれないとおもったのに、昨日ふられました。この<ういろう>のお店で聞き込み。全てがはっきりしました。薬の<ういろう>とお菓子の<ういろう>は同じ店、小田原で生まれたものだったのです。もともと<ういろう>は中国から渡来した礼部員外朗(レイブインガイロウ)という役職の陳氏が<外朗家>を名のって小田原で薬を作って売っていたのです。約600年前の室町時代から続いている薬屋さんであり、後のお菓子屋さんなのです。
<ういろう>を作っていた薬屋さんが、あるときくすりに使っていた素材をもとにお菓子を作り始めそれがお菓子の<ういろう>としてひろまったのです。いまでもこのお菓子の<ういろう>屋さんは薬屋さんを併設しています。くすりの<ういろう>は本店(外朗博物館内)でしか売っていません。通販もいっさいありません。まぼろしのくすり<ういろう>なのです。



駅前<ういろう>屋さんにはちゃんとさとちゃんの人形が飾られています。



なぜか忍者も飾られています。



ここまで根掘り葉掘り聞いて、買わないわけには行きません。もっともオリジナルに近いという<ういろう>を買いました。名古屋の<ういろう>とは一味違う、歴史を感じる味でした。美味しかったですよ、またここで、色々な種類の<ういろう>を買ってみようと思っています。



さて、昨日と同様にお堀端通りを通ってお城に向かいます。





夕日の桜もまた違った美しさを見せてくれます。








スマホ

なぜ桜にこだわるのか、それは桜をめでることが一年一年無事に過ごせたことを感謝することを意味します。年取ると、この一年、一年が貴重なのです。ただただ感謝。



さて、再び小田原城につきました。まだ5時、ライトアップまで1時間あります。当方も家内も、2日にわたって桜を楽しんだ、もう十分だ。あまり欲張ってはいけません。といって帰路につきました。ヒルトンホテル朝食効果は続いており、夕食は品川のエキュートでおにぎりと焼き鳥を買って帰ろうと、これまた当方と家内の意見は一致しました。これで小田原の旅は終了です。
小田原は、歴史を大切にする本気の心がうれしかった。おいしい酒と肴にめぐりあった。漁港には、それ以外にもまだ探るべき酒と肴がある気がする。また来ようと思う小田原でした。


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