小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

水鏡への挑戦 その1

2017-11-20 20:09:05 | 日記
水鏡への挑戦 その1

現在、自然教育園のロビーで白金自然写真クラブの写真展(11-10~12-14)
を行っています。当方は以下2点の水鏡シリーズ、他2点を展示しています。自然教育園は11月末から12月上旬が紅葉です。紅葉と白金自然写真クラブの写真展を見に、どうぞ自然教育園をおたずね下さい。


Sony alpha7RII+ Sony 135mm STF <自然はアートだ!>
<人は苦心して芸術作品を作るのに、自然はいとも簡単に芸術作品を作る>


Sony alpha7RII+ Sony 135mm STF <ひょうたん池の秋> 
<はたして、カルガモは自分が紅葉に浮かんでいることを知っているのだろうか?>

水鏡シリーズは自然教育園の展示会でもこのブログでも一向に受けているようには見えませんが、当方はますます水鏡シリーズの追及を進めています。

以下は浜離宮庭園での水鏡シリーズ  2017-11-10
機材は
カメラ:Sony alpha7RII
レンズ:85mm、Canon EF 85mm F1.2 L USM
135mm、Leica Tel-Elmar 135mm F4


85mm


85mm


85mm
カラーを調節しています。


85mm
カラーを調節しています。

当方は、現実の色調の延長線上の調節はOKですが、現実の色調から離れた色調調節は、違う写真のジャンルと考えて、当面は写真展等に出展しない方針です。 しかし、ブログはなんでも有りとしています。白黒写真は昔はこれしか無かったのですが、現在、当方は<現実の色調から離れた色調調節>の範疇に入れています。写真も、陶芸も白黒モノトーンをかっこいいと思う考え方に当方は何故かとても反発しているのです。<色から逃げるな、色こそ挑戦の対象だ>。
いつも見ている自然から、カメラを介して新しい色と形を発見することが当方の写真撮影の目的なのです。


135mm

何度も浜離宮庭園を訪れて、この光景を見ているのに、今回初めてこんな絵があることに気が付きました。


135mm

これまでの景色を水鏡を介して見てみると、違った世界が展開することに驚いています。
加えるに、色調は調節していますが、Leica Tel-Elmar M135mm F4の持つポテンシャルに
改めて驚いたのです。この撮影がLeica Tel-Elmar M135mm F4を富士山に持って行った
理由です。


85mm

85mm、Canon EF 85mm F1.2 L USMのボケ色はなんともいいですね。

Sony alpha7RIIIを先行予約してしましまいました。どうなることやら。

Sony alpha7RIII が一段落したら、Canon LレンズとLeica レンズを探求しようと、虎視眈々と狙っています。お金を稼がなくては、ほんと大変なのです。
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富士山へ紅葉を探して その2

2017-11-18 18:51:02 | 日記
富士山へ紅葉を探して その2

富士休暇村の夕食からです。


35mm
我々はプレミアムコースというのに申し込んだらしい。これは通常のバイキングにさらに特別な料理が付くようです。氷の室にはいったお刺身もとてもおいしい。


35mm
逆さ富士を一杯撮影して、逆さ富士という地酒を飲みます。


35mm
これがプレミアムコースの極めつけ、席まで出向いて、食べ放題の握りずし。イケメンのお兄さんが握ってくれます。マグロのハラとホタテの握りが抜群にうまかった。常連は、一般のバイキングを見向きもせずに、この食べ放題握りを注文していました。


35mm
ワインの下には鹿肉の生ハムがあります。


35mm
プレミアムコース専用のデザート。ここは柿が抜群にうまいです。


85mm

夜中、2時半ころに目が覚めて、富士の眺めが面白かったので、F1.2, 1秒で撮ってみました。本当は富士山のかなり上に出ていた月と富士山の対比が面白かったのですが、広角レンズに換えるのが面倒で、F1.2の効果を試すことを優先してしまいました。このホテルからはこんな富士山の夜の風景が容易に撮れるのです。ホテルの廊下には富士山と月の組み合わせの写真が、ダイヤモンド富士に混ざって、少なからず飾られています。


18mm

朝、起きるといい天気。6時半ごろでしたか、富士山すそのからの日の出が見えました。田貫湖のウッドデッキには日の出を撮るカメラファンが並んでいます。我々はホテルの部屋から撮れるのですから楽ちんです。


35mm
なるほど、ダイヤモンド富士を撮ることに夢中になる気持ちがわかる。


85mm
日の出の撮影がひとしきりすると、今日の富士山の顔がはっきりしてきました。どうも今日は雲がかかってくるようです。


85mm


35mm


35mm


35mm


18mm
田貫湖からバスを乗り継いで、本栖湖に向かいます。本栖湖ごしに富士山をみるにはバス停の湖畔から向かい側まで歩く必要があります。この時間になると富士山は雲の中ですし、紅葉はすでに終わり。寒々しい風景で、早々に引き上げます。


18mm
本栖湖のわずかに残った紅葉を入れて記念撮影。


35mm
次に、隣の精進湖にむかいます。ここはバスが精進湖ごしに富士山がみえるビューポイントまで連れて行ってくれます。大室山を抱えているように見えるため「子抱き富士」と呼ばれる有名ポイントなのですが、富士山の頭がやっとこ見える状態です。


85mm
ここも紅葉は終わり、名残の紅葉を入れて撮影。


85mm

今年はワカサギが全くの不漁と聞いていたのですが、バス待ちで入ったレストランが釣り宿でもあり、釣り客にお聞きすると、70匹釣ったということで、大漁とは言えませんが、全くダメというわけでもないようです。そういえばここで食べたワカサギのフライは美味しかった。地元のワカサギだったのでしょう。湖畔にならぶ車は半分がキャンプ、半分が釣りだと言っていました。


35mm
もう4時近いのですが、河口湖にむかうバスを途中で降りて、紅葉台へ向かいます。なんとなく紅葉らしい風景になってきました。


85mm
紅葉台まではバス停から坂道を30分以上歩く必要があります。路肩が崩れて落ちても知らんという看板がありますが、かまわずどんどん車が坂道を登ってきます。どうもここは、せっかくの紅葉ポイントなのに、真面目に観光地化しようという気が無いようです。レストランもほとんどなく閑散とした雰囲気です。我々は時間がないので、途中で引き返しました。


35mm


85mm

バス停、紅葉台下から、そして河口湖駅に向かうバスの窓越しから富士山を撮影して、この旅は終了です。今回は河口湖駅から高速バスでなくて、JRで帰りました。コストは高くなりますが、バスより電車は楽です。

今回の機材は、小さな三脚を含めて、7kg。さすがに重たい。レンズだけで1kgもあるCanon EF 85mm F1.2 L USMを持って行ったことがこの重量を生んでいます。もういい加減にズームレンズ2本、カメラ一台にして重量を半減させるべきだという声が聞こえます。自然の中の旅では、撮影ポイントが自由に選べないので、ズームレンズの方が圧倒的に便利です。
しかし、Canon EF 85mm F1.2 L USMの絵は捨てがたい。ズームレンズへの移行は又先送りになりそうです。
何度も手放す寸前までゆくLeica Tel-Elmar M135mm F4をなぜ今回持ち出したか?それは次回のブログにのせる、浜離宮庭園におけるLeica Tel-Elmar M135mm F4での水鏡撮影のショックが原因です。Leicaはいったい何者なのだ。CanonレンズとLeicaレンズにがぜん興味がわいてきました。かくして、レンズ沼はどこまでも続くのです。
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富士山へ紅葉を探して

2017-11-17 15:53:27 | 日記
富士山へ紅葉を探して

御無沙汰しています。今年中に終わさなければならない仕事が積み重なって、とっても忙しいのです。

2017-11-11~12
紅葉の季節になりました。近くで紅葉を見ることはできないか? 色々考えて富士山の湖を攻めてみようと思いました。 湖にこだわったのはもう一つの目的があったからです。

10000歩ウオーキングの目適地として、よく六本木ヒルズのツタヤにゆきます。ここは本売り場、CD/DVD貸し場、カフェ等が併設される大きなスペースがとなっています。豊富に置いてある1万円以上の立派なアートやデザインの本を自由に開いてみることができ、これがとっても楽しみです。 ここで、当方が写真撮影の目的の一つとしている<水鏡>を撮っている鈴木理策の写真集に出会いました。当方の狙いと全く同じでした。

科学者として研究する時は、すでに論文になっている事は研究対象とはなりません。必ず人のやっていないことを対象としなければなりません。しかし、こいつは誰も考えていないだろうという斬新なアイデアで研究しているつもりでも、同じ考えで研究している人が世界に10人はいると思え、と言われます。 競争に負けないように、アイデアは人にしゃべらないこと、なんとしても早く論文まで作り上げることが必要です。

当方は写真撮影や陶芸でもヒトと違った独自のアイデアでやろうとする姿勢を崩すことができません。しかし、この年になって、べつに競争に勝ってもしょうがないので、このブログには自分のアイデアも作品もどんどん載せています。答えが一つの科学と違って、芸術は個性ですから、同じ方向で進んでも出来てくるものは同じになるはずがない、むしろアートの世界はアイデアをオープンにして、ヒトのレスポンスを得たり、他人からアイデアをもらって、自分のアイデアと混ぜたり、アイデアのやり取りが面白い作品を生み出すという考え方が主流です。

さて、富士山です。紅葉とそれを映す、湖面の水鏡を探さねばなりません。当方の狙う水鏡はモミジ湖や大正池のような有名な撮影スポットで、皆さんが撮る水面に映ったきれいな紅葉とはちょっと違うのです。

当方が狙う水鏡は、これまでもこのブログにも、白金自然写真クラブの展覧会でも何度も登場させているので、この方向を理解する方はきっと覚えているでしょう。 また、興味ない方もいっぱいいることは承知しています。

結論を言ってしまうと、この富士山の撮影では紅葉も水鏡も見つからず、収穫なしでした。ただただ、富士山の写真の羅列となりました。でも、一泊旅行で、これだけ富士山が撮れたことは感謝しなければなりません。

機材
カメラ:Sony alpha7RII  2台
レンズ:18mm、Zeiss Batis 18mm F2.8
35mm、Sony/Zeiss Sonnar T* 35mm F2.8
85mm、Canon EF 85mm F1.2 L USM
135mm、Leica Tel-Elmar M135mm F4

第一日目はJRで富士宮経由で白糸の滝へ、次いで田貫湖、湖畔の富士休暇村へ。


35mm 白糸の滝


85mm 白糸の滝 虹が見えます。この季節では午後になると日が陰るので、虹をみるには午前中に訪れる必要があるようです。この時はお昼。


85mm 紅葉を探して、入れてみます。


85mm 虹に焦点を合わせました。


85mm 
滝の左側を登って、見晴らし台に向かいます。ここまでCanon EF 85mm F1.2 L の色の美しさが光ります。このレンズのもう一つのメリットは遠景のなかの距離間差でボケをとれることにあります。つまり遠景の中の目立たせたい部分だけにピントを合わせ、他をぼかし強調することが出来ます。この絵は紅葉にピントを合わせています。


35mm 滝上の見晴らし台


18mm


85mm


85mm 音止めの滝


35mm 
白糸の滝エリアで、有名な富士宮焼きそばを食べ感激し、ついで焼イワナで一杯。


35mm

白糸の滝からバスで数十分の田貫湖に向かいます。まだ2時前。


18mm
田貫湖は知る人ぞ知る穴場。富士山のすその南側にある小さな湖。キャンプ場とこれから泊まる休暇村ホテルが中心の小さなリゾート地です。


35mm
休暇村から田貫湖へウッドロードからウッドデッキがあり、みんなの定番撮影ポイントです。ここに通う富士山撮影に憑りつかれたカメラファンや時によってはダイヤモンド富士が撮れるために遠くから訪れるカメラファンの拠点です。


18mm
田貫湖周囲を少し歩きます。まともに湖ごしに富士山が見えるポイントに出会います。


85mm
釣り人の天国のようです。



85mm
これなんかどうでしょうか? Canon EF 85mm F1.2 L USMが得意なハイキー調の写真です。


85mm
これが富士休暇村ホテルです。


18mm
休暇村の部屋から見る富士山。


35mm
この休暇村の部屋からはこのような富士山が刻々と撮影できるのです。


135mm
このような写真が、当方が狙っている水鏡です。コンセプトはどこで撮っているかわからないこと、何を撮っているかわからないこと、しかし自然を感じること、そして美しいこと。


135mm
この旅の寸前に、浜離宮庭園で撮ったLeica Tel-Elmar M135mm F4の面白さに、思わず今回持ち込んだLeica。さずが、Leicaは何とも言えない魅力があります。Leica Tel-Elmar M135mm F4がまた売れなくなってしまった。


35mm


85mm


85mm

また明日。

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