自然教育園日記 その254 Fujifilm GFX50SII vs GFX100S Zeissレンズ編

自然教育園日記　その254 Fujifilm GFX50SII vs GFX100S Zeissレンズ編

2023-3-22
現在、むちゃくちゃいそがしい。何とか少しづつ写真は撮っているもののアップする時間が無い。

2023-2-9～2023-3-9

Fujifilm X-H2S+ XF150-600mm高速撮影による鳥撮りを2月上旬までやっていましたが連写の写真が溜まる一方で、鳥撮りに嫌気がさしてきました。セツブンソウが咲き始めたのを機に花撮りにスイッチしてしまいました。連写の写真はまだそのまま。

GFX50SII vs GFX100SはZeissオールドレンズはGFX50SII、フジフィルム純正レンズはGFX100Sという住み分けに何となくなっています。　絶対そうだという自信はありませんが、今回撮った写真を見るとやっぱりそういう傾向かなと思うのです。純正レンズはGFXに最適なように作られているわけですから、GFX100Sと組み合わせると出来上がる絵の幅が広く、修正も楽ちんで特にトリミング拡大の自由度が抜群であることから文句なくGFX100Sがベストでしょう。　GFX100Sを使ったことの無い方は想像しにくいかもしれませんが、GFX100Sによる画像トリミングの自由度は撮影のやり方を革命的に変化させます。

他社レンズはそれぞれに個性があるので、GFX50SII とGFX100Sは相性の良し悪しという問題になるわけです。ZeissオールドレンズにはGFX50SIIの方が何となく相性がいいという気がする。GFX100Sだと陽気になりすぎる。


GFX50SII vs GFX100Sの違いの根本は、階調とダイナミックレンジの違いにあるはずです。同じ受光面の面積なら画素数が少ない方が、つまりGFX50SIIの方が各センサーチップの実質面の総計が大きいから階調とダイナミックレンジで優位のはずです。GFX100SはGFX50SIIに画質が劣るわけにはいきませんから負けじとなにか調整しているに違いない。

黒や白はダイナミックレンジのちがいにより黒つぶれとか白とびとかよく言いますが、GFX50SIIの方がつぶれないはずです。印象としてGFX50SIIの方が黒の存在感がある。この黒を基調にGFX50SIIのずっしりとしたいいところが生まれるように思うのです。だけど、両者の受光面の実質総面積の違いなど、個々のセンサーチップの縁取り面積の違いにすぎず、full sizeと中判の違いに比べればたいしたことないのにそんな違いが生まれるのか？？　上述の＜GFX100Sは負けじとなにか調整している＞に原因があるのではないか？？　そんなもの画質調整で何とでもなるとすると、単に気のせいに過ぎないのか？？
わからん！
それでも、実際にGFX50SIIでオヤ！という気に入った写真が撮れるから、GFX50SIIを手放す気が起きない。


2023-2-18 GFX50SII, Zeiss planar 50mm macro　ユキワリイチゲ


2023-2-18 GFX50SII, Zeiss planar 50mm macro　ユキワリイチゲ


2023-2-17 GFX100S, GF120mm macro　ユキワリイチゲ


2023-2-12 GFX100S, Zeiss planar 50mm macro　ユキワリイチゲ


2023-2-11 GFX50SII, Zeiss planar 100mm macro　ユキワリイチゲ


2023-2-9 GFX100S, Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8　ユキワリイチゲ


2023-2-9 GFX100S, Sony/Zeiss Sonnar135mm F1.8　ユキワリイチゲ


2023-2-9 GFX50SII, GF100-200mm　ユキワリイチゲ


2023-3-3 GFX50SII, Zeiss planar 50mm macro　アオイスミレ


2023-3-3 GFX50SII, Zeiss planar 50mm macro　ユキワリイチゲ


2023-3-3 GFX50SII, Zeiss planar 50mm macro キクザキイチゲ


2023-2-26 GFX50SII, Zeiss planar 50mm macro　ユキワリイチゲ


2023-3-8 Fuuifilm GFX50SII, Laowa 15mm macro アオイスミレ


2023-3-8 GFX50SII, Laowa 15mm macro　　ユキワリイチゲ


2023-3-8 GFX50SII, Laowa 15mm macro　キクザキイチゲ


2023-3-8 GFX50SII, Laowa 15mm macro　ユキワリイチゲ


2023-3-8 GFX50SII, Laowa 15mm macro　アマナ


2023-3-8 GFX50SII, Laowa 15mm macro　アオイスミレとアマナ


2023-3-9　GFX100S, Zeiss planar 50mm macro　アオイスミレ


2023-3-9　GFX100S Zeiss planar 50mm macro　　アオイスミレ


2023-3-9　GFX100S Zeiss planar 50mm macro　カタクリの第一号


2023-3-9　 GFX100S Zeiss planar 50mm macro　キクザキイチゲ

次回はカタクリとタチツボスミレの世界です。

自然教育園日記 その253 Fujifilm X-H2S＋望遠レンズとマクロレンズ

自然教育園日記　その253 Fujifilm X-H2S＋望遠レンズとマクロレンズ

2023-3-4
しばらく鳥撮りを中断していました。この間はFuifilm GFX50SII+Zeiss Planar 50mm macro
でユキワリイチゲと水面ばかりを撮っていました。これは次回にアップしましょう。今日はFujifilm X-H2S＋Fujifilm XF150-600mmとZeiss touit 50mm macroです。

今日望遠レンズを持ち出したのは、50mm macroで撮れない風景や遠い花を撮るのが目的だったのですが、鳥撮りの方々が集まっているのを見ると、ついつい寄り道してしまいます。






飛び出しの初期はミラーレスのプレ撮影でないと撮れないと思うのですが、１眼レフの方いかがでしょうか、撮れますか？



これは一眼レフでも撮れるでしょう。






これはどうでしょう？



最近ジョウビタキのオス・メス現れているとのこと。これはいつものメスですね。









さて、これが今日望遠レンズをもちだした理由です。ユキワリイチゲは咲き始めてからもう数週間たちますが、まだなんとか見られる状態を維持しています。下の写真のように、
ロープがはられて入れない遠くにユキワリイチゲの群生があるのです。これを望遠で撮ったら使える絵が撮れるかなと思ったのですが。やっぱり無理ですね。ほんとロープが邪魔です。この群生を見る為の回廊を作ったらいいのにと思うのですが。教育園は絶対やらんでしょうね。




ロープから身を乗りだして撮れる範囲のユキワリイチゲをFujifilm X-H2S＋Zeiss touit 50mm macroで撮ってみました。Fujifilm X-H2Sは高速撮影用に買ったのですが、マクロ撮影にも使えるか試してみたのです。



ロープ越しに撮れる、絵になりそうなユキワリイチゲは限られていて、もう同じ花を数週間撮り続けているわけで、さすがにくたびれてきています。





Zeissは光があれば元気になります。Zeiss touit 50mm macroはZeissらしい繊細な震えが魅力なのですが、なぜかあまり使いません。マクロはAFの必要が無いので、オールドZeissを使うことが多いのです。こういう大砲レンズを持った時の軽いサブレンズという位置付けです。ファインダーを覗いている時はZeissの繊細さに喜んでいたのですが、貼ってみるとやはりトリミング拡大が効かないのでフルサイズや中判の迫力がでません。



今年はめずらしく、キクザキイチゲとアズマイチゲが咲きました。これはキクザキイチゲ。
たまたま虫が写り込みました。おもしろいですね、Fujifilm X-H2Sの顔認証で虫を捉えているようです。



絞り込んで、花と虫双方にピントをとりましたが、虫が暗くなってしまいました。オリンパスを推奨するクラブの会長がオリンパスなら虫を明るく撮れるのにと言いそうな場面です。
この時はLEDランプを持っていたので、虫をもっと明るくできたのですが、ロープ越しにやっとこ撮っているので、これ以上やると園の人が文句を言いに来るに違いない。


アオイスミレがスミレの一番手として咲き始めました。

今年の春撮影の一番の目標は＜スミレで面白い絵をつくる＞です。2番目が＜虫の飛び出しを高速カメラで撮る＞です。いずれもライティングがポイントになるでしょう。皆さんがやっているストロボ&ディフューザーを購入するか、LEDランプで押し通すかです。今のところLEDランプで何とかならないか思案しています。