小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

京都の道 その1、花見小路ー7(最終回)

2010-11-22 21:32:24 | 旅行
京都の道 その1、花見小路ー7(最終回)

四条を渡って、北に上がると白川にかかる新橋に出会います。新橋界隈は歴史保護地域で昔ながらの景観が保たれています。



<★ お茶やの方がお参りする、辰巳神社の左は白川南通り、右は新橋通りです。>



<★白川が美しく流れます。>



<★新橋通りに偶然、舞妓さんが登場しました。立ち居振る舞いがどうも素人さんのようです。>



<新橋のたもとのお店。こういう、きりっとした扉が粋です>



<新橋から白川、上流を見る>



<新橋通りには、典型的お茶屋風景が並びます>



<★ 一本のもみじがすっきりと効果的です。>


<★>



<舞妓さん、芸子さんの表札が出ています。イという表札の由来は?>

よく、テレビに登場するお茶屋さんです。


<二階の方が張り出しているのは、お客さんにゆったりした気分を味わってもらいたい為であるとネットに書いてありました。フランスで2階のほうが張り出している理由はまったく違うので、ご興味ある方は当方のブログのフランス物語をお読みください>



<新橋通りと和服すがたのご婦人。戦前の写真ではありません。正真正銘2009年2月の写真です。>



<★ 川端通から白川を見る。四条大橋のすぐ北、ここで白川は鴨川に合流します。>



<★ 桜が終わって、緑の白川です。>

さて、新橋通りから、花見小路に戻って、北に上がります。
ただ、普通の、飲食店がしばらく続きます。この辺は、東京新宿の路地と変わりありません。
しばらく行くと、少々、京都らしい風景に行きつきます。外人の骨とう品収集家があつまる。ブツゾウストリートです。高そうで我々は入りにくい雰囲気がただよっています。







新しい感覚の店と、古い感覚の店が混在しています。 しかし、いかにも外人向けの店という感じで、店に入る意欲が湧きません。

ここから、マンション、アパート、コンビニ、料理屋がつづき、三条通りにぶつかって、花見小路はパッタリと切れてしまいます。あっけない幕切れです。



三条花見小路の交差点を少し東に行くと、ガマ口屋さん、<まつひろ>さんがあります。当方も娘たちもここでいろいろな小物を買ってつかっています。名刺入れ、メガネ入れ、ペンケースなどなど。伝統的図柄が魅力的で、大変な人気店です。その横にある、地蔵さんをみてください。いつもおばさんが手入れをして、手を合わせています。



<★花見小路から三条通りを西に曲がれば、すぐ三条大橋です。鴨川上に張ってあるラインは何の準備でしょうか?>



<★先斗町歌踊練場は鴨川おどりが始まっています。午後2時ころその前をとおると、舞妓さんや、着物姿の美しき令嬢が集まって、なにやら華やいだ雰囲気となって
いました。おどりの関係者でしょうか、お客さんでしょうか。カメラをしまっていたし、夕飯の材料と一升瓶のお酒を抱えていたので、残念ながら写真はとれませんでした。ほんと京都は楽しいところです。ちょっと歩いただけで、いろいろ面白いことに出くわします。いつも、何かが演出されている街です。>

以上、花見小路物語はおしまいです。花見小路周辺の面白いところ、いいお店など情報がありましたら、コメントをおよせください。みんなで共有しましょう。

あしたから、南イタリアの旅です。無事戻ったら、11月30日からブログを再開します。それまではブログはお休みです。





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京都の道 その1、花見小路ー6

2010-11-21 20:34:37 | 旅行
京都の道 その1、花見小路ー6



<★ 建仁寺、この日はやたら若い方が訪れていました>



<★ お寺は緑で覆われて、みごとに心を癒してくれます>





<建仁寺の南側の土塀に、墨絵を見つけてしまいました。東京ではこんなものは見つかりません>



<単なる、木の扉でもサブリミナリー効果のように、京都の風情を無意識に刷り込みます>



<建仁寺法堂(ハットウ)の扉> 



<★ 建仁寺の庭(大雄苑、ダイオウエン)はいい庭です>


<★>


<★ お寺のこういう演出がとてもすてきです。>


<★>



<★法堂天井図、小泉淳作 双龍図、)2002年作>



<★本尊釈迦如来座像と双龍図>



<★ お堂の窓からみると、この日はなにか、着物姿の若い方が集まって、写真を撮っていました。何事でしょうか。>



<★ 建仁寺を出ると花見小路がはじまります>



お茶屋や元お茶屋のお店が並ぶ、花見小路の中心に入ってきました。
写真には入れこまないようにしていますが、観光客が大勢歩いています。





<左右の路地にもおなじような建物が並びます>





<★ガンとして一元さんおことわりの一力亭>



<★ 一力亭の綺麗なパターンです>



<★ 四条通りから南に花見小路を見る>

ここで、花見小路は四条を横切ります。


<★四条通りから北に花見小路を見る。このあたりも祇園ですが、夜の為の街で、昼は寝ています。>

さらに、白川沿いの新橋に向かいます。

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京都の道 その1、花見小路ー5

2010-11-20 20:26:48 | 旅行


<五条に面した、由緒ありそうな陶芸品屋さん>

五条坂といえば陶芸品の店、五条と東大路の交差点を中心に、陶芸品のお店が集まっています。その東の茶碗坂にはびっしりの陶芸品のお店があります。以前にブログで紹介しましたし、今日はディープな裏道のご紹介に徹しましょう。



<五条と大和大路の交差点に、石細工の、京の石、澤吉さんがあります。小さな物から、大きな物まで、バラエティー豊かな石細工が展示してあります。若い人のすきそうな小物もたくさんおいてあります。当方は床に転がっていた、ただ四角い石に丸い穴のあいた、なんでしょうこれは、お墓の花差しでしょうか?500円だったので、とにかく買って、あとでなにに使うか考えようと思いました。現在、当方の部屋で、お箸やしゃもじ立てになっています。磨くか、色を塗るかしないと、ちょっとワイルドすぎたかな。小さなワンルームに石を持ちこむとどうなるか。小さな石でも、どんな雰囲気をかもしだすか試してみたかったのです。最初は違和感がありましたが、今は結構部屋に溶け込んでいます。>



<ここは何の店かわかりません、小さな飾り棚をみてください>



<素敵なディスプレイですね>



<五条坂のバス亭のちょっと南に下がったところで脇道をはいると、陶芸の窯元が一つあり、その裏に小さな伝統工芸のお店があります。このウインドウがあるだけで、詳細不明、店の名前も不明、いかにも京都らしい。>



<京都らしい長屋が続きます>

この裏道はほんとうに京都らしい。



<ここは、ずいぶん植木に凝っています>



<★ 春になって、花がさきました。>



<★六波羅蜜寺(ロクハラミツジ)につきました。>

最初このお寺に来た時には、読み方がわからなくて、どこにも書いてないので苦労しました。


<空也上人立像・重文、六波羅蜜寺写真集より>

六波羅蜜寺は950年ころに空也上人(醍醐天皇の第2皇子)が開いたお寺で、1050年くらい昔の平安京時代に建てられた極めて古いお寺です。ここの宝物館はお世辞にも立派とはいえない建物ですが、中に安置されている仏像は見ごたえがあります。ぜひ通り過ぎないで立ち寄ってください。この空也上人立像像は最初なんだこりゃと思うにちがいありません。口からでているものは6体の阿弥陀仏で、南無阿弥陀仏という6音を表しています。南無阿弥陀仏ととなえれば誰でも極楽に行けるという大乗仏教思想の創始者です。


<地蔵菩薩立像・重文、六波羅蜜寺写真集より>
この仏像は藤原時代のものですが、とてもいいお顔をしています。


<平清盛座像・重文、六波羅蜜寺写真集より>

仏像ではなく、こういう実在の人物の像というのは、若いころは全く興味無い、どちらかというと敬遠する存在でした。年取ってくると、仏像のニュートラルな表現と違って、実在の人物の内面がひしひしと伝わってきて、仏像とはちがった、もっとはげしい迫力を感じます。彫った方の腕も感心するばかりです。



<★ 六波羅蜜寺をでたところに、子育飴を売っている店がありました。その由来は能書きをみてください。いかにも六波羅の地で起こりそうな話です。平安時代の古い時代は、このあたりは墓と寺の原っぱで、幽霊話に事欠かない場所でした。>





<そうこうしているうちに建仁寺につきました>







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京都の道 その1、花見小路ー4

2010-11-19 21:21:52 | 旅行
河合寛治郎記念館。では、再び順路にもどりましょう。


<中庭を隔てて、書斎や陶芸工房があります>


<書斎>
















<陶房の隣の休憩所みたいな所、椅子や机が魅力的>







<彼の陶芸はいろいろな試みを常に行っています>
<この手法も、水絵からヒントを得たようなユニークな手法です>


<この模様と同じ模様のぐい飲みが売っていたので、少々高いと思いましたが買ってしまいました。河合寛次郎さんの作か、河合博次さんの作か書いてありません。河合寛次郎さんは名をいれなかったそうです。それともコピーにすぎないのかな??>

展示してあったほとんどの陶芸作品の写真をとったのですが、なぜかこの時、撮影の失敗が多くて、一部しかのせることができません。少し、河合寛次郎さんの生きざまがおわかりになりましたでしょうか。もっともっとユニークな作品があったのですが、せひご自分でたずねて、気に入った作品を見つけてください。

以前、ブログで河合寛治郎さんを詳しくご紹介したので、今回はあまり書きませんでしたが、覚えていることをすこし書き足してみましょう。河合さんは最初、古い中国・朝鮮の陶器に引かれて、きわめてすぐれた中国・朝鮮風陶器を作っていました。私も古い朝鮮の陶器に一番ひかれるのです。その後、人間国宝第一号の陶芸家、浜田庄司と接触して、またウイリアムモリスからはじまった、バーナードリーチとか柳宗悦の民芸運動に触発されて、全く違った陶器を作るようになったのです。あちこち、沖縄にもいって、手法を学んでいます。晩年になればなるほど、自由奔放な陶器や彫刻を作るようになりました。わびさびでなく、生命の本質を追及するといいましょうか。ものすごい転換に次ぐ転換を重ねて突き進んでゆきました。人間国宝になることになったのですが、それを断りました。そんなものもらったら人間おしまいだといって。作品に名前を入れなかったのも、これは芸術作品ではない、一介の民芸品をつくっているのだという主張と思います。
 では、河合寛次郎さんが長くなりましたが、道にもどりましょう。五条を過ぎると、六波羅蜜寺から建仁寺です。


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京都の道 その1、花見小路ー3

2010-11-18 20:41:43 | 旅行






<ここの住人である猫さんが、知らん顔しながら、それでもかまってもらいたい、それでも簡単には媚を売らんぞ、という雰囲気を漂わせています。せひ、河合寛治朗記念館をたずねてください、きっとこの猫さんが出迎えてくれますよ。>



<河合寛次郎は晩年、陶芸より木彫に凝っていたそうです。おもしろい形を見つけてはどんどんとりこんでゆきました>



<一階の居間に続く部屋です。いわくありげな調度品がごろごろしています>







<二階に上がります>





<ますます、奇想天外な形が随所に置かれています>





奇想天外な彫刻ばかり掲載していると、河合寛治朗さんが陶芸家であることを疑われますので、工房と陶芸を一つだけ掲載します。あとは明日。



河合寛治朗さんの陶芸はどんどん変化します。今、展示されている陶芸作品はほんの一部です。この記念館はたくさん彼の作品を持っていますから、どんどん展示作品を入れ替えます。

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