小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その185  春のマクロ撮影・中判カメラのメリットを追ってー2

2021-03-31 19:16:45 | 写真日記
自然教育園日記 その185  春のマクロ撮影・中判カメラのメリットを追ってー2

2021-3-30
自然教育園をうろうろしてるカメラファンは、カメラファンに限らない、自然教育園を頻繁に訪れる方は教育園の自然を実に良く知っている。当方はブログにアップする時に初めて花の名前を覚える程度で、自然に対する博物学的知識に全く疎い、というか博物学的知識に全く頓着が無い。今回は図鑑写真を載せながら、新たに3つの名前を覚えました。ヤブタビラコ(藪田平子)、セントウソウ(仙洞草)とミツバツチグリ(三葉土栗)。ほっといたら全く覚えない自然の知識を何やかやで、ここまでよく覚えたもんだともいえる。

機材はFujifilm GFX50S + GF120mm macroとFujifilm GFX50S + Laowa15mm macro
今日はLaowa15mm macroを中心に小さな花を狙います。新しく覚えた花はいずれもとても小さな花で、いつもは無視していた花です。


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro ヤマブキ


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro  イチリンソウ


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro ヤブタビラコ(藪田平子)


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro カキドオシ(垣通し)


Fujifilm GFX50S + GF120mm macro セントウソウ(仙洞草)とヤマルリソウ


Fujifilm GFX50S + GF120mm macro セントウソウ(仙洞草)とヤマルリソウ


Fujifilm GFX50S + GF120mm macro ニリンソウと?


Fujifilm GFX50S + GF120mm macro


Fujifilm GFX50S + GF120mm macro  花筏


Fujifilm GFX50S + GF120mm macro シャガとヒョウタンイケ


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro タチツボスミレとサクラ(ソメイヨシノ)


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro ツボスミレ

小さな、小さなスミレです。


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro ツボスミレ


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro ノウルシ(野漆)準絶滅危惧種


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro ムラサキサギゴケ


Fujifilm GFX50S + Laowa15mm macro ミツバツチグリ(三葉土栗)


Fujifilm GFX50S + GF120mm macro
今日は3種の花を一画面に

なんてことない写真でも数打てば、使える写真にぶち当たるかもしれない。

ぼやぼやしているうちにFujifilm GFX100Sが一割値上がりしてしまいました。入荷は2カ月先の上に値上がりということで、当分ほっとくしかしょうがない。
Sony α1は、これを買うと鳥ばかり撮るようになる気がする。実際、FaceBookでSony αの写真に特化して載せるサイトがあって、Sony α9で夕焼けなどの風景写真を載せている人がいつの間にか鳥の写真ばかり載せるようになりました。他人の撮れない鳥写真をのせるのが、一番受けるからでしょう。

フルサイズで鳥を撮ってもしょうがない。レンズも大きく高くなるし。 そのうち、Sony α1の瞳AFと同様のシステムを付けた安いAPS-Cが発売になるでしょう。当分ほっときましょう。
他に買いたいものはいっぱいあるけれど、Fujifilm GFX100S用にお金をとっておかねばならない。
ということで、新型コロナに上乗せして、当分、身動きできない。
Fujifilm GFX100Sを買ったら、新型コロナワクチンを打って、中判2台体制で小笠原にゆくぞ!!

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自然教育園日記 その184 春のマクロ撮影・中判カメラのメリットを追って

2021-03-28 17:28:47 | 写真日記
自然教育園日記 その184 春のマクロ撮影・中判カメラのメリットを追って

2021-3-26
機材はFujifilm GFX50S + Laowa 15mm macroでの接近撮影以外は全てFujifilm GFX50S + GF120mm macro


イチリンソウが咲き始めました。


ニリンソウはすでに盛りです。


ニリンソウ

スミレを狙って、色々トライしています。



真ん中の棒が無ければ面白かったのに。手が届かないので取り除けなかった。残念。


Laowa 15mm macro

もう一か所の、スミレとサクラを一画面に入れられるポイントにスミレが咲いていました。 自然教育園の手入れをする方はスミレを準雑草として扱っているというコメントは撤回します。ちゃんとスミレを残して、刈り取りしています。


Laowa 15mm macro

広角マクロでの超接近撮影を織り交ぜています。


ケマルバスミレ

白いスミレです。珍しいスミレというわけではなくタチツボスミレと同じようなところに咲くそうです。

シャガも色々トライしています。 シャガの不思議なホルムをどう生かすかは積年のテーマです。




倒れかかった木の青葉と桜のコントラストをまだ追いかけています。









こういう点描的風景が中判カメラのメリットが最も出るようです。



このように、撮影した画面からそのごく一部を切り出して別の絵を作るというやり方が中判カメラの使い方として、定着してきました。この方向はFujifilm GFX100Sを使うと更に進歩する予感がします。





2種の花を競演させると、違った雰囲気をだせると思ってトライするのですが、なぜかいい結果を得ることは滅多にありません。


Laowa 15mm macro
ミツガシラ  超接近撮影。


Laowa 15mm macro

1,ハッセルブラッドの新しいVシステムは確かに、もともとVシステムユーザーでないと良い評価を与えないようだ。無茶苦茶の口コミ評価もある。
2,Fujifilm GFX50SからFujifilm GFX!00Sに移って、画質的にはそう変わらないという方もいるし、当然違うという方もいる。 どうも自分で使ってみないと分からないようだ。
3,Sony α1はメチャクチャ評判がいい。鳥でも瞳AFが効くようだ。これで間違いなく一眼レフを抜ける。時代は変わったというしかない。 ところで最近のユーザーは写真を撮るということはAFを使うということに等しいようだ。

本日みたいにFujifilm GFX50S に2本のレンズを付け替えながら撮影するのはしんどい。Fujifilm GFX!00Sを加えて2台体制をとろうと、撮影中は本気で考えていましたが、帰り道になると、中判カメラの荷物の重さに足取りもおぼつかず、これにさらに900g増えるのかと思うと、ずっしりと恐怖が襲う。

さて、Fujifilm GFX!00Sを買うか、Sony α1を買うか? 
これら2台はカメラの転換点の一つを意味する気がする。
お金が足りないから、もう使わない古い機材はどっと売りに出すか? 時代は変わったのだからついてゆかねば。



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自然教育園日記 その183  それでも春は来る

2021-03-25 16:54:43 | 写真日記
自然教育園日記 その183  それでも春は来る

<リアルを越える>が全く嫌われているようです。当方は諦めたわけではありませんが、一旦素直に春を撮りましょう。あくまでリアルが魅力的でないと、これを越える試みは意味がありません。リアルをじっと見ないといけない

2921-3-23, 24
自然教育園入り口前の古い桜の木はこのあたりで最も早く咲き始め、現在満開で、通りがかる方が皆写真を撮っています。桜撮影は、そのまま素直に撮るのがよろしい。



Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2

中一光学85mm F1.2は意外に使えるようです。いいボケしています。


Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 24mm F1.8


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 24mm F1.8

フルサイズ用AマウントSony/Zeiss 24mm F1.8 (正式名Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z)を645中判Fujifilm GFX50Sで使うと周辺がケラレルがZeiss らしい描写が得られます。(このレンズの場合は周辺を少々カットしてます)。


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 24mm F1.8


Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2

今年はスミレで何とか使える絵を撮りたい。スミレなら一か所に長時間ねばって撮影しても周りから文句を言われないだろうと思うのと、このような片隅の小さな花を表舞台にデビューさせたいという思いからです。


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm F4 macro

この場所で毎年、スミレとサクラの組み合わせを撮るのですが、使える絵はいまだ撮れません。以前、もう一か所いい場所があったのですが、最近は刈り取られスミレが咲かなくなってしまいました。自然教育園の手入れの方は路傍のスミレを準雑草扱いしている感じがするので、かえってそこがねらい目なのです。


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 24mm F1.8


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 24mm F1.8

バックの明るい遠くのサクラと日陰のスミレを一画面で絵にするのは難しい。ロープを越えて三脚を立てると怒られるし。


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 24mm F1.8

昨年池に倒れ掛かった木の傾きが好きで、さらに青葉が出て来て、青葉とサクラの花のコントラストが魅力的。何度も撮影しています。桜撮影は、そのまま素直に撮るのがよろしい。


Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2

中一光学85mm F1.2は絞ってもいい絵になるから不思議です。


Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2


Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2  バイモ

これも少し絞っています。中一光学85mm F1.2は絞ってもいい絵になる。


Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2 名前を忘れた?

中一光学85mm F1.2の超ボケねらい。


Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2 カタクリ

中一光学85mm F1.2の超ボケねらい。


Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2

中一光学85mm F1.2を少し絞って、後ろのスミレの色を残す。もうカタクリは名残のカタクリになってしまいました。


Fujifilm GFX50S + 中一光学85mm F1.2 ラショウモンカズラ

ここのところ、連日NHKが来て自然教育園の春を撮影しています。<小さな旅>の収録だったかな。彼らの撮影能力は素晴らしく、いつも感心しています。動画でありながら、静止画としてもさすがと思う場面が次々と登場するのです。どんな絵が出来上がるのでしょうか、楽しみです。

公募展用、陶絵画の重要1ピースが今日作成途中で割れてしまい万事休す。作り直す時間がありません。この陶絵画は全部で16ピースの集合なのです、どれが欠けても成立しません。ピンチは成功への一歩か??? 気持ちの立て直しが大変。

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自然教育園日記 その182 <崖っ淵の日々>

2021-03-21 19:29:00 | 写真日記
自然教育園日記 その182 <崖っ淵の日々>

相変わらず<リアルを越える>を目的とした雨降り画面作成に挑戦しています。同じような絵が続いてすみません。こういう時もあるのです。雨の日があれば、晴れの日がある。

当方の好みから言って、暗い画面は嫌いなのですが、プロジェクション・マッピングが行き詰まって、今のところこれしか<リアルを越える>方法を思いつかないのです。

雨にプロジェクション・マッピングをかまして派手にしたいのですが、これも上手くゆきません。

加えるに、花の前で数時間あれこれ撮影していると、花が痛むだの他のお客さんに迷惑だなどと教育園のスタッフに注意されて万事休す。自然の中に舞台装置を設定することが必須である<リアルを越える>は風前の灯。

2021-3-16
Fujifilm GFX50S + GF120mm macroF4



















2021-3-19
Fujifilm GFX50S + GF100-200mm F5.6

今日はGF120mm macroF4と間違えてGF100-200mm F5.6を持ってきてしまいました。45mm 接写リングをつけるとGF100-200mm F5.6はGF120mm macroF4と同じぐらいの接近が可能となり、マクロとほぼ同じような撮影が出来ました。















2021-3-20
Fujifilm GFX50S + GF120mm macroF4











誰も来そうもない隅っこでそっと撮影していると、なぜか人が集まって写真を撮ろうとするのです。他にいい撮影場所はいっぱいあるのに。今度教育園スタッフに注意されると、完全に<リアルを越える>はストップです。もう最後はコンピューター・グラフィックとのドッキングしか残っていません。こちらに移行するのが流れかなと覚悟を決めています。

公募展に向けての大型陶絵画作成は3月中に完成しなければならないのに壁また壁の連続、初めての試みの連続のどこでミスってもそこで作成はストップして、The End。 LifeSeqの仕事は昔付き合いのあった京大の大先生とのコンタクトが再開したはいいが、この仕事の持つ根本的問題との対決が突き付けられて崖っ淵, 当方の生涯をかけた試みは風前の灯。それに加えて<リアルを越える>も壁ときては、やってられない。どの壁も同じ、既存概念を壊して新しい事をやろうとするときに、周囲から、それ以上に自分の中から巻き起こる葛藤。もう<あきらめるな><あきらめるな>と唱えるしか手はない。悪い時があるなら、いい時もあるだろう。
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自然教育園日記 その180  再び<リアルを越える>に挑戦

2021-03-14 13:39:54 | 写真日記
自然教育園日記 その180  再び<リアルを越える>に挑戦


2021-3-9 Fujifilm GFX50S + 接写リング+中一光学85mm F1.2 <リアルを越える>

中一光学85mm F1.2で超ボケを狙ってみましたが、 今のところはいいとこなし。

以下、Fujifilm GFX50S (± 接写リング)+ Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

2021-3-10 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 シキミ

花は美しくも実は毒のある、シキミ


2021-3-10 Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 物語の松とヤブツバキ


2021-3-10 Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 クサボケ


2021-3-10 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 カタクリとユキワリイチゲ <リアルを越える>

以下、名残のユキワリイチゲを相手に、<リアルを越える>を色々トライ。まだ去年のトライすら越えられません。


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>

写真家ソール・ライターは雨の水滴がかかった窓越しに外の風景を撮ることが好きでした。真似してみました。決してソール・ライター風を目指したわけではありません。そんなこと言ったら、ソール・ライター ファンにぶっとばされます。


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>


2021-3-11 Fujifilm GFX50S +接写リング + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8 <リアルを越える>

FaceBookで松原昭俊 Akitoshi Matsuhara氏の作品と出会いました。写真は彼の手法の一部であり、彼をフォトグラファーと呼ぶわけにはゆきませんが、アーティスティックなフォトグラファーとしてちゃんとした歩みをしている方もいるのだなと安心しました。彼はすでに世界的アーティストで当方の方向と対比させて議論するのは全くおこがましいですが、下の絵をみると、当方の潜在意識下にはこのような絵は既に存在していることがわかります。彼は京都人であり、当方も京都生活7年間でハスのフォルムを何度も頭に叩き込んでおり、京都の感覚も十分吸い込んでいます。技術さえあれば、このような絵を作ることができると思えるのです。しかし、その技術的距離を考えると3合目から富士山の頂上を目指すくらいにしんどい。 今は陶絵画を軌道にのせることに集中しなければ。


松原昭俊氏FaceBookより
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