独り言 2024-6
生きていて良かったと思うことがあります。
最近珍しく音楽のコンサートに行っています。直近ですとストラヴィンスキー3大バレー、火の鳥、ペトルーシカ、春の祭典、を2台のピアノで演奏するものです。
2024-6-18 東京芸術劇場コンサートホール、務川慧悟(ピアノ)、ナターリア・ミルステイン(ピアノ)
ストラヴィンスキーは当方のクラシックへの入り口から現在に至るまで、変わらずに尊敬している作曲家です。このコンサート、当方は画期的、歴史的演奏と思ったのですが、世の中の評価は知りません。音楽を聴いて、生きていて良かったと思うことがあります。この演奏はこの演奏を聴いて、生きていて良かったというよりは、この演奏を聴けて、この世に生まれて来て良かったと思いました。
当方は、オーレル・ニコレ演奏バッハのフルートと通奏低音のためのソナタ ハ短調BWM179を聞いて、これを演奏したいと思い、それまで楽譜も読めなかったのに大学に入ってからフルートを始めました。その後、30年して、フルートの発表会でこの第一楽章を演奏しました。フルートの先生とその読売交響楽団を引退したご主人のチェロ(専門はトランペットです)と家内のピアノの4重奏でした。最後の最後の章節で間違えました。それまで一回も間違えたことが無かった章節だったのに。その後、ある時ホームコンサートでこれを演奏して、聴いていたひとが、涙が出そうだったといってくれました。当方自体、一人でバッハのソナタを弾きがら人知れず涙を流すことがあります。特にフルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調BWM134は当方のような晩年の男が、過去を振り返って、後悔するでもなく、悲しむでもなく、淡々とこんなこともあったのだよとポツポツと語るような、ただしみじみと、それでも涙がこぼれるような。それほどバッハのフルート曲は素晴らしいのです。 現在は陶アートに傾注して、フルートを弾く余力が全くありませんが、バッハのフルートの曲は生きていて良かったと思うことの一つです。
生きていて良かったと思う瞬間があと2つあります。先輩に数万円のワインを飲ませてもらった時と、草津温泉、西の河原での露天風呂に入ったときです。 不思議なことにアートと日本酒で生きていたよかったと思う経験がありません。この2つは評価基準が全然高いのでしょう、きっと。
一方で、もうこのまま死んでしまったらどれほどいいか、と思った時が何度かあります。京都でのバイオベンチャー経営に疲れ切って、京都御所の森の中でこのまま倒れ込んで死んでしまったらどれほどいいかと思いました。もう一つは、白神山地のビジターセンターのシアターで白神山地の冬、その壮大な雪景色を見た時、この雪にうずもれて、このまま死んでしまったらどれほどいいかと思いました。
現在は、諦めるな諦めるなと言いながら、一方でもういいからお墓に入ろうという声が拮抗しています。うまくゆかないことばかりです。
当方個人が旨くゆかないことばかりであることは勿論、世の中うまくゆかないことばかりです。
安倍氏が作った自民党は、日本で最も有利な条件にある大企業であり、企業の最大関心事である、最大の利益を得て、社員(議員)に還元することと、企業がどこまでも存続する事に邁進している政党大企業です。本当は今どきの企業は株主に利益を還元することが絶対必要条件なのですが、与党大企業の株主である国民に利益を還元することは念頭になく、第一目標は与党大企業の存続です。 国民はどうせ何も分からない、国をうまく動かして、国民をうまくごまかして、誘導して、自民党という企業の利益の最大化とその維持を図ることが第一の大企業になったのです。野党はこの下請け中小企業で、大企業自民党ありきで、これに文句をいうふりをして、野党を演じることにより、下請け中小企業の従業員に給料を与え、自分の企業を存続させることを生業としてきました。政党企業体も、現在の株主総会みたいなものを開いて、実態を開示し、今後の計画を明示し、株主(国民)からの動議を受け、採決(株主=国民による)するべきです。
東京都知事をねらう蓮舫氏はこの野党の性癖まるだしで、薄っぺらな考えというおうか、考えもしないで、ただ変わらねばならないとキーキー言い続けます。多くの人がこれに引っかかる。どうしようもないので、しょうがないから小池都知事の継続を支持するしかない。本心は石丸伸二氏を応援したい。
彼の主張をヒントに、当方は面白いアイデアを考えました。
当方の持論の一つ、諸悪の根源は東京一極集中にある。地方を住んで幸せと思う地域に変えて行かねば、そのための第一歩として地方の公共交通機関を再構築すべきだ。しかし、だれも賛成してくれませんでした。いくらお金がかかると思っているんだと一蹴されました。地方の為にそんな金を使ったら、全く効率悪いじゃないかというのです。東京、アメリカ、大企業にお金をつぎ込むのが最も効率がいいと言い続けます。
石丸伸二氏が発想の転換をしてくれました。石丸伸二氏のアイデアを当方流にアレンジすると、地方に住んで幸せと思う地区を作るのではなく、東京に、住んで幸せと思う地区を作るのです。東京都といっても色々な地域があります。港区や千代田区のような昼と夜の人口が全く違う地域、多摩地区や離島のような大自然と接する地域、発展する近隣地域と行き来の激しい地域、湾岸の近代と自然が拮抗する地域、下町の歴史と混沌が混じり合う地域等々、いくつかの地域に分けてその地域を幸せに暮らせるようにするプランを出させて、コンペティションを行うのです。限られた原資を平等に分配するのでなく、コンペティションで勾配を付けて分配することはドイツでよくやる手です。良いアイデア生み出すためにやるのです。東京都は原資が豊富ですから、理想的アイデアを追求することが可能です。このアイデアを実現すれば、地方の資金では出来なかった世界が現実となります。地方はこの成功例を自分たちの現場に当てはめて実行可能な戦略を練ることが出来ます。東京は色々な成功モデルを日本全体に提供するのです。石丸氏の言うように発展する近隣首都圏と行き来の激しい東京の地域は近隣の地域と連動したアイデアを出して、東京周辺の街が住んで幸せになる地域にするのです。彼のいうように、地方から東京一極を是正するのでなく、東京から東京一極を是正するのです。これを拡大すれば、日本には住んで幸せな地域が全国に広がるでしょう。東京から日本を変えることが出来ます。住んで幸せな地域ができればほっといても出生率は上がります。
国民から集めたお金を色々な理屈をつけてばらまいてゆくことでは何も生まれません。子育て支援だろうが、教育の無償化だろうが、結局はばらまきです。足りないところに少しばかりのお金をちょろちょろまくのは、結局は国民をうまくごまかして、誘導して、与党という企業の利益の最大化その維持を図る企業の常套手段に過ぎないのです。膨大な税金を吸い上げて、グランドデザインもなく、その場しのぎのばらまきをして、政権を維持してゆけば、またまた、ずっとずっと税金を巻き上げることができるのです。その場しのぎばかりに頭がまわる。試験だけできる東大生の最も得意とする分野です。日本の長期デザインを考えて述べる人は袋叩きにあうのです。
こいつらに任せないでみんな考えろ、考えろ、1mmでも理想に向かって行動せよ、行動せよ。
最近のニュースでは石丸氏が蓮舫氏を猛追撃中で、蓮舫氏の2位も危ういと報じています。その場しのぎの政策とそれを喜ぶ国民ばかりかと思っていましたが、根っこのある変革プランを望んでいる人々が結構いっぱいいるのだなと思いました。慎重に、慎重に進むのは結構です。それでも根っこのある変革プランを提示している人の考えをちゃんと聞きましょう。
みんな考えろ、考えろ、1mmでも理想に向かって行動せよ、行動せよ。
生きていて良かったと思うことがあります。
最近珍しく音楽のコンサートに行っています。直近ですとストラヴィンスキー3大バレー、火の鳥、ペトルーシカ、春の祭典、を2台のピアノで演奏するものです。
2024-6-18 東京芸術劇場コンサートホール、務川慧悟(ピアノ)、ナターリア・ミルステイン(ピアノ)
ストラヴィンスキーは当方のクラシックへの入り口から現在に至るまで、変わらずに尊敬している作曲家です。このコンサート、当方は画期的、歴史的演奏と思ったのですが、世の中の評価は知りません。音楽を聴いて、生きていて良かったと思うことがあります。この演奏はこの演奏を聴いて、生きていて良かったというよりは、この演奏を聴けて、この世に生まれて来て良かったと思いました。
当方は、オーレル・ニコレ演奏バッハのフルートと通奏低音のためのソナタ ハ短調BWM179を聞いて、これを演奏したいと思い、それまで楽譜も読めなかったのに大学に入ってからフルートを始めました。その後、30年して、フルートの発表会でこの第一楽章を演奏しました。フルートの先生とその読売交響楽団を引退したご主人のチェロ(専門はトランペットです)と家内のピアノの4重奏でした。最後の最後の章節で間違えました。それまで一回も間違えたことが無かった章節だったのに。その後、ある時ホームコンサートでこれを演奏して、聴いていたひとが、涙が出そうだったといってくれました。当方自体、一人でバッハのソナタを弾きがら人知れず涙を流すことがあります。特にフルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調BWM134は当方のような晩年の男が、過去を振り返って、後悔するでもなく、悲しむでもなく、淡々とこんなこともあったのだよとポツポツと語るような、ただしみじみと、それでも涙がこぼれるような。それほどバッハのフルート曲は素晴らしいのです。 現在は陶アートに傾注して、フルートを弾く余力が全くありませんが、バッハのフルートの曲は生きていて良かったと思うことの一つです。
生きていて良かったと思う瞬間があと2つあります。先輩に数万円のワインを飲ませてもらった時と、草津温泉、西の河原での露天風呂に入ったときです。 不思議なことにアートと日本酒で生きていたよかったと思う経験がありません。この2つは評価基準が全然高いのでしょう、きっと。
一方で、もうこのまま死んでしまったらどれほどいいか、と思った時が何度かあります。京都でのバイオベンチャー経営に疲れ切って、京都御所の森の中でこのまま倒れ込んで死んでしまったらどれほどいいかと思いました。もう一つは、白神山地のビジターセンターのシアターで白神山地の冬、その壮大な雪景色を見た時、この雪にうずもれて、このまま死んでしまったらどれほどいいかと思いました。
現在は、諦めるな諦めるなと言いながら、一方でもういいからお墓に入ろうという声が拮抗しています。うまくゆかないことばかりです。
当方個人が旨くゆかないことばかりであることは勿論、世の中うまくゆかないことばかりです。
安倍氏が作った自民党は、日本で最も有利な条件にある大企業であり、企業の最大関心事である、最大の利益を得て、社員(議員)に還元することと、企業がどこまでも存続する事に邁進している政党大企業です。本当は今どきの企業は株主に利益を還元することが絶対必要条件なのですが、与党大企業の株主である国民に利益を還元することは念頭になく、第一目標は与党大企業の存続です。 国民はどうせ何も分からない、国をうまく動かして、国民をうまくごまかして、誘導して、自民党という企業の利益の最大化とその維持を図ることが第一の大企業になったのです。野党はこの下請け中小企業で、大企業自民党ありきで、これに文句をいうふりをして、野党を演じることにより、下請け中小企業の従業員に給料を与え、自分の企業を存続させることを生業としてきました。政党企業体も、現在の株主総会みたいなものを開いて、実態を開示し、今後の計画を明示し、株主(国民)からの動議を受け、採決(株主=国民による)するべきです。
東京都知事をねらう蓮舫氏はこの野党の性癖まるだしで、薄っぺらな考えというおうか、考えもしないで、ただ変わらねばならないとキーキー言い続けます。多くの人がこれに引っかかる。どうしようもないので、しょうがないから小池都知事の継続を支持するしかない。本心は石丸伸二氏を応援したい。
彼の主張をヒントに、当方は面白いアイデアを考えました。
当方の持論の一つ、諸悪の根源は東京一極集中にある。地方を住んで幸せと思う地域に変えて行かねば、そのための第一歩として地方の公共交通機関を再構築すべきだ。しかし、だれも賛成してくれませんでした。いくらお金がかかると思っているんだと一蹴されました。地方の為にそんな金を使ったら、全く効率悪いじゃないかというのです。東京、アメリカ、大企業にお金をつぎ込むのが最も効率がいいと言い続けます。
石丸伸二氏が発想の転換をしてくれました。石丸伸二氏のアイデアを当方流にアレンジすると、地方に住んで幸せと思う地区を作るのではなく、東京に、住んで幸せと思う地区を作るのです。東京都といっても色々な地域があります。港区や千代田区のような昼と夜の人口が全く違う地域、多摩地区や離島のような大自然と接する地域、発展する近隣地域と行き来の激しい地域、湾岸の近代と自然が拮抗する地域、下町の歴史と混沌が混じり合う地域等々、いくつかの地域に分けてその地域を幸せに暮らせるようにするプランを出させて、コンペティションを行うのです。限られた原資を平等に分配するのでなく、コンペティションで勾配を付けて分配することはドイツでよくやる手です。良いアイデア生み出すためにやるのです。東京都は原資が豊富ですから、理想的アイデアを追求することが可能です。このアイデアを実現すれば、地方の資金では出来なかった世界が現実となります。地方はこの成功例を自分たちの現場に当てはめて実行可能な戦略を練ることが出来ます。東京は色々な成功モデルを日本全体に提供するのです。石丸氏の言うように発展する近隣首都圏と行き来の激しい東京の地域は近隣の地域と連動したアイデアを出して、東京周辺の街が住んで幸せになる地域にするのです。彼のいうように、地方から東京一極を是正するのでなく、東京から東京一極を是正するのです。これを拡大すれば、日本には住んで幸せな地域が全国に広がるでしょう。東京から日本を変えることが出来ます。住んで幸せな地域ができればほっといても出生率は上がります。
国民から集めたお金を色々な理屈をつけてばらまいてゆくことでは何も生まれません。子育て支援だろうが、教育の無償化だろうが、結局はばらまきです。足りないところに少しばかりのお金をちょろちょろまくのは、結局は国民をうまくごまかして、誘導して、与党という企業の利益の最大化その維持を図る企業の常套手段に過ぎないのです。膨大な税金を吸い上げて、グランドデザインもなく、その場しのぎのばらまきをして、政権を維持してゆけば、またまた、ずっとずっと税金を巻き上げることができるのです。その場しのぎばかりに頭がまわる。試験だけできる東大生の最も得意とする分野です。日本の長期デザインを考えて述べる人は袋叩きにあうのです。
こいつらに任せないでみんな考えろ、考えろ、1mmでも理想に向かって行動せよ、行動せよ。
最近のニュースでは石丸氏が蓮舫氏を猛追撃中で、蓮舫氏の2位も危ういと報じています。その場しのぎの政策とそれを喜ぶ国民ばかりかと思っていましたが、根っこのある変革プランを望んでいる人々が結構いっぱいいるのだなと思いました。慎重に、慎重に進むのは結構です。それでも根っこのある変革プランを提示している人の考えをちゃんと聞きましょう。
みんな考えろ、考えろ、1mmでも理想に向かって行動せよ、行動せよ。