東海道、途中下車の旅(ミラーレス一眼試写) 彦根 その6 (最終回)
彦根について
井伊家がなまじ安泰がつづいたもので、色々手を出したから、土着の特徴が出なくなって、結局実戦的城だけが残ったというのが彦根であると結論つけました。すみません彦根の方々。彦根だけに根っこをもっている特徴を見つけて、フォーカスし発展させると、世界遺産も近づくかもしれません。まだまだ、彦根に対する理解が足りないですか?
リコーGXRについて
リコーGXRにペンタックス43mm limitedをつけて撮影したなどという例はそうは無いでしょう。ペンタックス100mm macroをつけで撮影した写真とか、ここのところの当方のブログは貴重なものですよ。
このブログに掲載している写真は解像度を下げているので、ペンタックスK5とリコーGXRの写真の違いは良くわからないと思います。だんだんリコーの絵にも慣れてきて、次第に気にならなくなっています。しかし、A4版に印刷した時点で全く違うことが露見するでしょう。この原因はおそらく、GXRのライブビューファインダーと受光面の焦点がずれている事に起因するとおもいます。リコーのサービスセンターに持ち込めば治るでしょう。しかしここで問題が生じます。ペンタックス用(Kマウント用)アダプターによる微妙なズレの場合は、これ調整してしまうと今度は本命のMマウントでずれるということになるかもしれません。どうしてもライカ用Mマウントで、どのような絵がとれるかを検討しなければ、この問題は解決しません。
ライカ用マウント、Mマウントを勉強しました。ライカ用レンズはどれもこれも10万円以上。ネームバリューのある中古の方がかえって高い。でもしつこく追求すると、むしろ日本の会社がドイツの会社と提携して作っている新しいレンズで安いものがある。カッコをつける人は日本製といってバカにしますが、単に作るだけだったら、日本の方が上です。性能的にはぜんぜん問題ないと思っています。これまでに、日本のメーカー、コシナの作ったZeiss 50mmを使っていますが、その解像力のすごさは日本のレンズは全く追いつけません(日本レンズよりすべてに勝っているとは言っていませんよ)。日本製ならMマウントでも値段はそこそこであることがわかりました。コシナのフォクトレンダー、ノクトンclassic 35mm F1.4が新品5.6万円くらいで推薦ですとネットに書いてありました。フォクトレンダーとはドイツメーカーでコシナが提携しているわけです。ところが、どこも在庫切れ、GXR買った人がみんなノクトン35mmを買ってしまったらしい。新宿マップカメラをうろうろして、フォクトレンダー、カラースコパー35mm F2.5 PIIが中古、2,9800円で売っているのを見つけて、買ってしまいました。新品でも45,000円という値段で、パンケーキ型の小さなレンズです。ついでに、ペンタックスのオールドレンズで28mmが6800円の中古がありました。GXRのマウントアダプターに6万円かけたのを、安いオールドレンズで遊ぶことで取り返せるかもしれないと、また楽しみがふえました。
とうとう当方もマップカメラのB1フロアーに出入りするようになったかと感慨無量です。B1フロアーというとライカのフロアーで(ライカだけではありませんが)、とてもとても敷居の高いフロアーでした。レンジファインダー、ノクトン、フォクトレンダー、エルマリート、ズミクロン、ス-パーアンギュロン、最近まで何言ってんだかチンプン、カンプンでした。今でも、なんでこんなにクソ高いのだと理解の限界を超えています。M28mmF2.0ASPH(6bit)アウトレット品348,000円などとかいてあるのです。
リコーGXRとフォクトレンダー、カラースコパー35mm F2.5 PII
どうですか、スナップカメラに見えますか。さっそく試写してみましょう。またブログでお伝えします。これでだめなら、リコーサービスセンター行です。
GXRの話に戻しましょう。当方はGXRを使ってみて一眼レフは全てミラーレスへ移行すると思いました。これまでのようなミラーありで有る必要は殆どありません。ミラーレスにしたからといって、画質が落ちる理由がどこにもありません。ミラーレスのメリットは1)なんといっても軽くなる。重くなくちゃプロ的でないなどと言っている場合ですか、軽いにこしたことないじゃないですか。あの重たい一眼レフがうそのように、ミラーレスは軽くて爽快です。2)ミラーが無い分、レンズと受光部の間隔が自由になって、ボディーにどこのマウントのレンズでもつけられるようになる。 これでもう、Mマウント(ライカ用)だ、Fマウント(ニコン用)だ、Kマウント(ペンタックス用)だなどと言う必要がなくなりました。各社、ニコンはニコンのレンズ、キャノンはキャノンのレンズということがなくなるのです。これは革命的ですよ。ボディーとレンズの組み合わせの制限が撤廃されるのですから。もうこれからは各社共通のマウントにしてしまいなさい。各社、レンズで差別化を図って、レンズで儲けていたのが、これで一挙に自由競争になるわけで、関税の全面撤廃のようなものです。これはえらい変化ですよ。3)ライブビューファインダーはすばらしい。ミラーあり一眼レフでライブビューファインダーを作れない理由は無いと思うのですが、ペンタックスK5のライブビューは液晶で見るだけで、ファインダーは真っ暗です。ライブビューファインダーは実際に撮れる写真の図面を電子的にファインダーで見ているわけで、ミラーあり一眼の、ミラーを通して見ている実画面とは全く違うのです。ミラーレス一眼の場合は、ライブビュー以外の選択肢はありませんから、ライブビューを発展させるしか道はないのです。このミラーを通してみることが一眼レフの一眼レフたる所以だったわけで、ミラーレス、ライブビューファインダーという概念は、一眼レフの概念を根本からぶち壊したことになります。これで一眼レフという名前すら消滅することになります。レフレックスという意味が無くなるわけですから。単にレンズ交換できるカメラということになります。レンジファインダーカメラ(ファインダー部分が独立している、いわゆるライカ式カメラ)と一眼レフカメラの区別もなくなるわけです。ライブビューと実画面とどちらがいいかというと、一長一短があるでしょう。今度の富士フィルムが出した、ライカカメラを模したレトロ調のミラーレスカメラではライブビューと実画面と両方を選択できるようにしています。当方は質の良いライブビューファインダーが撮影にとっては一番いいと思います。すべての情報をファインダーに見せることも可能なわけです。GXRは水平からのズレをあらわす小さなバーがファインダーに出てきて、これは便利です。
というわけで、ミラーレスによりすべての制限が消滅して、カメラは全く違う次元に入ったということなのです。ミラーレスというのはコンピュータ/電子部分の発達によるものですから、いよいよ当方の主張する、カメラとタブレットとの交信が始まることになります。すでに逆側、すなわちiパッドのようなタブレット側から、カメラを搭載して、両者の融合が始まっています。
メカ的にはミラーレスに統一されることは明白です。あとはカメラメーカーが自分の都合で、どれだけミラーあり一眼販売を引き延ばすかにかかっているだけです。一気に変えると消費者がついてこない不安と、これまでの設備投資の回収が追い付かないこと、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)との関係などを考え、各社いかに利益を多く上げることを目標に戦略を練っているにすぎません。ペンタックスは、今度のフォトショー(カメライメージングエクスポ)で、新しいフルサイズをミラーレスにするか迷っていると公然と言っているそうですが、ニコンのフルサイズD800などの新しく発売された他社カメラに対するけん制と市場の反応をみて、ミラーレスに踏み切るかを決めるつもりでしょう。ペンタックスがミラーレスAPS-Cを、他社と同じタイミングで新発売したのは、フルサイズミラーレスを発売するための市場の反応をみる布石であると思っています。どれもあまりもうかっていないペタックスですから、エイヤと一番最初にミラーレスフルサイズを出す可能性が高く、最後の決断を前になんやかんや言っているということです。当方もリコーGXRを買ったからミラーレスを理解したので、それまではまったく興味を示していなかったのです。現状では市場のほとんどがミラーレスを理解していないのです。迷う気持ちもわかります。
ということで、次の世代のカメラを示してくれたリコーGXRに乾杯です。
彦根について
井伊家がなまじ安泰がつづいたもので、色々手を出したから、土着の特徴が出なくなって、結局実戦的城だけが残ったというのが彦根であると結論つけました。すみません彦根の方々。彦根だけに根っこをもっている特徴を見つけて、フォーカスし発展させると、世界遺産も近づくかもしれません。まだまだ、彦根に対する理解が足りないですか?
リコーGXRについて
リコーGXRにペンタックス43mm limitedをつけて撮影したなどという例はそうは無いでしょう。ペンタックス100mm macroをつけで撮影した写真とか、ここのところの当方のブログは貴重なものですよ。
このブログに掲載している写真は解像度を下げているので、ペンタックスK5とリコーGXRの写真の違いは良くわからないと思います。だんだんリコーの絵にも慣れてきて、次第に気にならなくなっています。しかし、A4版に印刷した時点で全く違うことが露見するでしょう。この原因はおそらく、GXRのライブビューファインダーと受光面の焦点がずれている事に起因するとおもいます。リコーのサービスセンターに持ち込めば治るでしょう。しかしここで問題が生じます。ペンタックス用(Kマウント用)アダプターによる微妙なズレの場合は、これ調整してしまうと今度は本命のMマウントでずれるということになるかもしれません。どうしてもライカ用Mマウントで、どのような絵がとれるかを検討しなければ、この問題は解決しません。
ライカ用マウント、Mマウントを勉強しました。ライカ用レンズはどれもこれも10万円以上。ネームバリューのある中古の方がかえって高い。でもしつこく追求すると、むしろ日本の会社がドイツの会社と提携して作っている新しいレンズで安いものがある。カッコをつける人は日本製といってバカにしますが、単に作るだけだったら、日本の方が上です。性能的にはぜんぜん問題ないと思っています。これまでに、日本のメーカー、コシナの作ったZeiss 50mmを使っていますが、その解像力のすごさは日本のレンズは全く追いつけません(日本レンズよりすべてに勝っているとは言っていませんよ)。日本製ならMマウントでも値段はそこそこであることがわかりました。コシナのフォクトレンダー、ノクトンclassic 35mm F1.4が新品5.6万円くらいで推薦ですとネットに書いてありました。フォクトレンダーとはドイツメーカーでコシナが提携しているわけです。ところが、どこも在庫切れ、GXR買った人がみんなノクトン35mmを買ってしまったらしい。新宿マップカメラをうろうろして、フォクトレンダー、カラースコパー35mm F2.5 PIIが中古、2,9800円で売っているのを見つけて、買ってしまいました。新品でも45,000円という値段で、パンケーキ型の小さなレンズです。ついでに、ペンタックスのオールドレンズで28mmが6800円の中古がありました。GXRのマウントアダプターに6万円かけたのを、安いオールドレンズで遊ぶことで取り返せるかもしれないと、また楽しみがふえました。
とうとう当方もマップカメラのB1フロアーに出入りするようになったかと感慨無量です。B1フロアーというとライカのフロアーで(ライカだけではありませんが)、とてもとても敷居の高いフロアーでした。レンジファインダー、ノクトン、フォクトレンダー、エルマリート、ズミクロン、ス-パーアンギュロン、最近まで何言ってんだかチンプン、カンプンでした。今でも、なんでこんなにクソ高いのだと理解の限界を超えています。M28mmF2.0ASPH(6bit)アウトレット品348,000円などとかいてあるのです。
リコーGXRとフォクトレンダー、カラースコパー35mm F2.5 PII
どうですか、スナップカメラに見えますか。さっそく試写してみましょう。またブログでお伝えします。これでだめなら、リコーサービスセンター行です。
GXRの話に戻しましょう。当方はGXRを使ってみて一眼レフは全てミラーレスへ移行すると思いました。これまでのようなミラーありで有る必要は殆どありません。ミラーレスにしたからといって、画質が落ちる理由がどこにもありません。ミラーレスのメリットは1)なんといっても軽くなる。重くなくちゃプロ的でないなどと言っている場合ですか、軽いにこしたことないじゃないですか。あの重たい一眼レフがうそのように、ミラーレスは軽くて爽快です。2)ミラーが無い分、レンズと受光部の間隔が自由になって、ボディーにどこのマウントのレンズでもつけられるようになる。 これでもう、Mマウント(ライカ用)だ、Fマウント(ニコン用)だ、Kマウント(ペンタックス用)だなどと言う必要がなくなりました。各社、ニコンはニコンのレンズ、キャノンはキャノンのレンズということがなくなるのです。これは革命的ですよ。ボディーとレンズの組み合わせの制限が撤廃されるのですから。もうこれからは各社共通のマウントにしてしまいなさい。各社、レンズで差別化を図って、レンズで儲けていたのが、これで一挙に自由競争になるわけで、関税の全面撤廃のようなものです。これはえらい変化ですよ。3)ライブビューファインダーはすばらしい。ミラーあり一眼レフでライブビューファインダーを作れない理由は無いと思うのですが、ペンタックスK5のライブビューは液晶で見るだけで、ファインダーは真っ暗です。ライブビューファインダーは実際に撮れる写真の図面を電子的にファインダーで見ているわけで、ミラーあり一眼の、ミラーを通して見ている実画面とは全く違うのです。ミラーレス一眼の場合は、ライブビュー以外の選択肢はありませんから、ライブビューを発展させるしか道はないのです。このミラーを通してみることが一眼レフの一眼レフたる所以だったわけで、ミラーレス、ライブビューファインダーという概念は、一眼レフの概念を根本からぶち壊したことになります。これで一眼レフという名前すら消滅することになります。レフレックスという意味が無くなるわけですから。単にレンズ交換できるカメラということになります。レンジファインダーカメラ(ファインダー部分が独立している、いわゆるライカ式カメラ)と一眼レフカメラの区別もなくなるわけです。ライブビューと実画面とどちらがいいかというと、一長一短があるでしょう。今度の富士フィルムが出した、ライカカメラを模したレトロ調のミラーレスカメラではライブビューと実画面と両方を選択できるようにしています。当方は質の良いライブビューファインダーが撮影にとっては一番いいと思います。すべての情報をファインダーに見せることも可能なわけです。GXRは水平からのズレをあらわす小さなバーがファインダーに出てきて、これは便利です。
というわけで、ミラーレスによりすべての制限が消滅して、カメラは全く違う次元に入ったということなのです。ミラーレスというのはコンピュータ/電子部分の発達によるものですから、いよいよ当方の主張する、カメラとタブレットとの交信が始まることになります。すでに逆側、すなわちiパッドのようなタブレット側から、カメラを搭載して、両者の融合が始まっています。
メカ的にはミラーレスに統一されることは明白です。あとはカメラメーカーが自分の都合で、どれだけミラーあり一眼販売を引き延ばすかにかかっているだけです。一気に変えると消費者がついてこない不安と、これまでの設備投資の回収が追い付かないこと、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)との関係などを考え、各社いかに利益を多く上げることを目標に戦略を練っているにすぎません。ペンタックスは、今度のフォトショー(カメライメージングエクスポ)で、新しいフルサイズをミラーレスにするか迷っていると公然と言っているそうですが、ニコンのフルサイズD800などの新しく発売された他社カメラに対するけん制と市場の反応をみて、ミラーレスに踏み切るかを決めるつもりでしょう。ペンタックスがミラーレスAPS-Cを、他社と同じタイミングで新発売したのは、フルサイズミラーレスを発売するための市場の反応をみる布石であると思っています。どれもあまりもうかっていないペタックスですから、エイヤと一番最初にミラーレスフルサイズを出す可能性が高く、最後の決断を前になんやかんや言っているということです。当方もリコーGXRを買ったからミラーレスを理解したので、それまではまったく興味を示していなかったのです。現状では市場のほとんどがミラーレスを理解していないのです。迷う気持ちもわかります。
ということで、次の世代のカメラを示してくれたリコーGXRに乾杯です。