港区の坂 その2-2 三田、白金台
今日は潮見坂の続きからです。
撮影は全て、Sony alpha7RIII+ Zeiss Batis 40mm
この一帯は普連土学園(私立女子中学校・高等学校)の敷地です。
潮見坂に続く、国道1号線へ下る坂、蛇坂。ここも初めて。
蛇坂から見下ろすと広大なお墓。この三田地区も、白金、白金台地区も数多くのお寺があります。人の住むところお墓あり、お墓あるところお寺あり。京都だったら、一つ一つお寺をめぐるのですが、自分の住みかの周りとなると、この数多くのお寺の名前を全く知りません。
蛇坂を下って第一京浜に出て左折します。
国道1号線を真っすぐ行くと魚籃坂下へでます。またミニに出くわす。
道のわきのショウウインドウに面白げなディスプレイ。
この道は道の脇にきれいな花壇が続きます。ちゃんと、見てみると、よく手入れが行き届いていて、花の配置もよく考えられています。誰かが丹精込めて手入れをしているのでしょう。
通る方はなんとなく気がついてはいるが、まじに見る方はいないでしょう。それでも、あるとないとでは大違い。街を飾る方々に感謝です。
魚卵坂下に来ました。ここから高輪白金駅を中心とした再開発地域、SHIROKANE AERCITYに入ります。
SHIROKANE AERCITY
SHIROKANE AERCITYの裏には、人気のお店が2軒あり、自粛で行くところがない若者が集まって、大人気です。
焼きたてエッグタルトと自家焙煎コーヒーの、『オーファクトリー白金』
我々もポルトガル・リスボン「パステイス・デ・ベレン」の元祖エッグタルトを思い出しながら、0ファクトリーのエッグタルトを食べています。ポルトガルのエッグタルトと日本のエッグタルトはちょっと違っていて、日本はベースが層状のパイ生地であり、ポルトガルは一層のパイ生地です。
となりのガスタ
スペイン・バスク地方、サンセバスチャンの本家直伝、バスク・チーズケーキの味を忠実に再現、ということでバスク・チーズケーキブームに乗って大人気。
SHIROKANE AERCITYの脇道を古川と麻布通りに向かって歩きます。
SHIROKANE The Sky 11,000m2超の広大な再開発
ここでまた広大な再開発地域に遭遇。
この白金高輪地区は再開発で、大きな素敵なエリアが出来そうです。白金高輪地域といえば、最寄りの駅もなくしょうもない地域だったのですが、地下鉄白金高輪が出来てから、みるみる変化してゆきます。一つ先の白金台駅より白金高輪のインパクトの方が大きい。住んでいる方が地価上昇で喜んで売りに出すから、大きな地域をまとめて再開発できるのでしょう。今日の散歩だけで3つの大きな再開発地域に出くわし、白金高輪駅のインパクトには驚きました。
ひき肉少年(左)とMaison D`AHNI shirokane(右)
古川、新古川橋へ続く道には人気のお店が2軒あります。
Maison D`AHNI(メゾン・ダーニ)はフランス・スペインの国境に位置し風光明媚で知られるバスク地方の伝統的なスイーツ「ガトーバスク」、「マカロンバスク」を中心とした焼き菓子と、日本の四季折々の食材を活かした色とりどりの生菓子をご提供するパティスリー。
何故か、ガスタに続いてバスク地方のお菓子屋さんが集まっています。
メゾンダーニ ガトーバスク、ガトーバスクアラクレーム、ガトーバスク オウ ショコラ、フィナンシェなど。
ひき肉少年のひき肉ライス(1000円)」にトマト・チーズ・ゆで卵のトッピングが追加された「少年の夢(1,150円)、丸鶏+鶏ガラの出汁に、オレガノやターメリックなど10種類以上の香辛料が混ざってさらに、ヤザワミートのひき肉がゴロゴロと入っています。 現在はテイクアウトしてます。
向かいにミニ発見。
古川、新古川橋を渡らずに、古川にそった小道を左に曲がります。
このあたりは白金一丁目地区、有名なヤザワミートの加工・製造工場があります。『ヤザワミート』といえば、厳選した至極の黒毛和牛を扱う精肉卸専門店。全国のホテルや三ツ星レストランなど一部のハイクオリティなお店に肉を卸すと同時に、直営店も展開しており、五反田の『ミート矢澤』、八重洲の『焼肉矢澤 東京』、恵比寿のハンバーガー店『BLACOWS』など。自粛で販売先がクローズになり、自ら倉庫の前にテントをはり、各種ミートを販売しています。知る人ぞしるヤザワミートですから、気が付いた方が車で買いに来ています。今だけのチャンス。メンチカツなど総菜に加工したものもテイクアウトしています。
この道は、古川と北里通りの間を並行して走る小さな裏通り、ヤザワミートのすぐ先には前回紹介したレトロ商店街、白金四ノ橋商店街の入り口です。
今日はこの道に入らずに、さらに裏道を直進します。実は、この裏道は最近の自粛時代の定番散歩道で、ほぼ毎日歩いています。
途中にいつもシトロエンC3が止まっているので、フムフム、次はシトロエンC3にしようかと思いながら歩いているのです。この港区の坂を書くために、このあたりを散歩すると、とてもシトロエンが多いことがわかります。シトロエンは日本中でも年間数千台し売れてないのですから、このあたりに十台くらいあるということは、大変なシトロエン集積地区ということです。みなさんBMWに飽きて、人と違った車を買いたい方が、日本車と値段がかわらないけど洒落てるシトロエンに目を付けたと思われます。
実は以下の写真の車は外見からてっきりシトロエンのセダンと思っていて、シトロエンC3とセダンとどちらにしようかなと考えて楽しんでいました。実はこの車シトロエンとは全く関係ない<テスラ>であることがわかりました。もう十数年間、車に無関心でしたので、世の中変わっているようです。当方は今もそうですが、これからも車に乗らないつもりなので、車なぞどうでもいいのですが。面白いことない自粛期間中の頭の中でのほんの遊びです。
旧高松野宮邸の傍でテスラ発見。
魚籃坂下付近でテスラ発見
TheSky再開発地前でテスラ発見
これ等はナンバーから同じ車ではありません。
近所にテスラ3台発見。
この車、テスラはアメリカのシリコンバレー発、純粋電気自動車。1千万円前後の、性能抜群の車。SUV, タイプXはリアがガルフイングです。シトロエンC3の5台分の値段。すみませんお見それしました。最近500~700万円のテスラ3というのも登場しているようです。日本で年間千台くらい売れているうちの相当の台数が港区に集まっているようです。まあ、車に乗らない当方には全く関係のないことですが。マセラッティなど一千万円超えの車がぞろぞろ走っている中で、珍しい車だったので載せてみただけです。これを開発したシリコンバレーのベンチャーの起業者達はとてつもないお金を手にしたに違いありません。
ミニ発見
北里通りを走るテスラを発見。
レトロな北里通り
且つて、近くに当方の運営するベンチャーの東京分室があったので、よく昼飯を食べに来た居酒屋、嵯峨。 鯖の味噌煮定食が当方の定番でした。 オープンの準備をしていました。再開するようです、よかったよかった。
レトロな豆腐屋さん。
並んで、レトロな和菓子やさん。
このカフェの裏に、当方の通っている白金陶芸教室があります。白金陶芸教室も最近やっと再開しました。
北里通りで当方の気に入っている焼き鳥屋さん、鳥平。一人2000円あれば十分食べたり飲んだりできます。再開できるのかな?
古い家をそのままリノベ―ションしたカフェだのレストランだのお店が並んでいます。
洋食ハチローもレトロな感じでしょう。
恵比寿3丁目交差点の手前で真っ赤なテスラに遭遇。
北里通りと外苑西通りがぶつかる恵比寿3丁目交差点。直進すれば恵比寿ガーデンプレースと恵比寿駅です。
左に曲がり、外苑西通りに入ります。
ガード下にはいっぱいお店が並んでいます。人気のラーメン店、丸金。
外苑西通りの続きの東京都道418号北品川四谷線がトンネルに入るあたりで、ちょっと脇道を進んで左に曲がると日東坂です。
そのたもとにある人気のパン屋さんKINMUGI。
日東坂の途中のマンションに当方が気に入っているカラーリングのミニがあります。ストライプがきいてます。
松岡美術館があります。個人のコレクションによる美術館ですが悪くありません。
この美術館の裏においてあるミニは最も当方の好みの色です。
ミニを見に裏道をちょっと回り道をしてから白金通りに出ます。通称プラチナ・ストリートといいますが、正式には外苑西通り。立派な坂なのですが、名前のある坂としては認知されていません。秋冬にはイチョウがきれいに紅葉し、セレブ通りとしての面目躍如となり、当方のブログに何回も登場しています。
バイオトップというグリーン、花や観葉植物のお店、レストランも併設。
この先にチョコレートで有名なエリカ。バレンタインデーは勿論、いつも人気です。やっと喫茶も再開したようです。ここのチョコレートはさすがに美味しい、推薦です。
このバブルチックな建物は元ソニーのビルでしたが、ソニー危機の際に売りに出され、その後、有効利用されないまま放置状態です。
その向かいにプラチナ・ストリートを代表する3軒のレストランが並びます。
もっとも古くからある、ブルーポイント。地下鉄白金台駅が出来る前から、ぽつんとここにありました。日本でのオープンカフェの走りで外人のたまり場でした。ここも再開したようです。
隣は、ボエーム。新宿御苑近くや箱根に姉妹店がある人気レストラン。自粛をものともせずにこのあたりでは唯一オープンを続け、連日にぎわっています。当方がこのあたりでは最もコストパホーマンスのよいレストランとして推薦しています。
テラス席が魅力。室内はとても広い。
その隣が、もっとも新しいThe Tender House。オープン直後は外人が集まりましたが、その後、あまり外人を見なくなりました。外人はコストパホーマンスに極めて敏感ですから、苦しい展開ではないかと心配しています。とにかくこの地域のお店は入れ替わりが激しい。賃貸料が高い割には、集客力が十分でない。その上に同じような傾向のお店が多いので、お店を維持するのは大変のです。このプラチナストリートを登った角にあるレストランは、これまでに3回入れ替わっています。どれもお客は入っているのですがビジネスとしては破綻しています。
The Tender Houseもやっと再開か?
プラチナ・ストリートのトップ、目黒通りとプラチナ・ストリートがぶつかる白金台交差点には、白金のイメージとしてはまったく合いそうもないドンキ、白金ドンキがあります。白金台交差点に店を構えてから数年経ちますが、ミスマッチにもかかわらず自粛期間でも連日大変な人です。遠くから車で大量な買い物にやってきます。無論外人には大人気。当方もお酒が安いのでいつもお世話になっています。しかし、ここは外苑西通りのエンドなのですが、このまま延長され、高輪ゲートウェイに向かって、環状4号線としてのびる予定なのです。目黒通りの向こう側は白金台3丁目,2丁目で、次回にご紹介しますが、白金台で最もゴチャゴチャした地域です。ここを環状4号線が突っ切るのですから大変。住んでいる人にはほんと迷惑と思います。
このあたりを飛ぶようになった羽田空港への侵入空路の超迷惑とあいまって、メチャクチャなお上の傍若無人さには頭にきています。この飛行機の騒音は半端じゃないですよ。
目黒通りの白金交差点を左折して、少し歩けば出発点日吉坂上です。なお、右折すれば、いつもの散歩道自然教育園です。今日はこれまで。
写真では小さく見えますが、南風の時は連続して飛んでくるわけで、実感としては全くうるさい。静かで平和な世界をぶち壊す、何の権利があるのか? このコロナ問題が終息したら、この飛行ルートを叩き潰してやる。
いつまで、この<港区の坂>を続けるのだろうか。これを書くには、一回に当たり3日以上の撮影を行っており、ネット情報を探したり、結構大変のです。色々な発見もあって意義はあるのですが、面白いかというと、労力の割にはたいして面白くもない。見る方もたいして面白くないでしょう。自粛期間だから仕方なくやっています。今後、頑張って、高輪ゲートウェイ駅を中心とした散歩、恵比寿ガーデンプレースを中心とした散歩、六本木を中心とした散歩の3回を予定しています。頑張って書いているのです、こりずに見てください。これ等を全部載せる前に自粛解除になって、通常の生活に戻るといいのですが。