小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

ダイヤモンド富士への挑戦 その2 西湖野鳥の森公園編

2016-02-28 19:50:39 | 旅行
ダイヤモンド富士への挑戦 その2 西湖野鳥の森公園編

富士山の雲が一瞬にして消えるということを期待して、山中湖を見下ろすパノラマ台に出かけました。このときも5時起きです。何台かのダイヤモンド富士撮影隊がすでにたむろしていました。願いむなしく、富士山は顔を出しません。今日もダイヤモンド富士は撮れず。


Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm

同行した鳥撮り名人のたっての願いで、再び西湖野鳥の森公園に向かいます(昨日も西湖に行った時に野鳥公園で撮影しているのです)。公園に入る頃には小雪がちらつき始めました。それでも皆さん鳥撮りに余念がありません。当方の鳥撮りの機材は、万一に備えてcoBORGを持ってきただけです。APS-Cとすると330mmですから、Sony alpha RIIとかSony alpha S ですとdigital zoomで高画質2倍まで持って行けるので660mmまでゆきます。Fujifilm X-T10はdigital Zoomはないので、330mmまでです。
  鳥の名前は、皆さんがしゃべっている鳥の名前を何となく覚えていて、後で適当に割り振ってみたにすぎません。きっと間違っているでしょう。こんなような鳥がいたということでご理解ください。


Sony alpha7RII + coBORG (実質330mm)x Digital Zoom x1.5 ヤマガラ、シジュウカラ


Sony alpha7RII + coBORG (実質330mm)x Digital Zoom x1.5 コガラ


Sony alpha7RII + coBORG (実質330mm)x Digital Zoom x1.5 ヤマガラ


Sony alpha7RII + coBORG (実質330mm)x Digital Zoom x1.5 スズメ


Sony alpha7RII + coBORG (実質330mm)x Digital Zoom x1.5 アトリ


Fujifilm X-T10 + coBORG ヤマガラ

Sony alpha7RIIではなかなか飛び鳥がとれないので、シャッタータイムラグが小さいFujifilm X-T10に切り替えてみました。こちらはdigital zoomがないので、実質330mmと苦しい。ところが、飛び鳥は一つも撮れず。この程度のシャッタータイムラグ(0.055秒)ではとうてい無理なのか? どうやら、ニコン、キャノン一眼レフの皆さんもあてずっぽうで連写して、飛び鳥に当たればラッキーという撮り方をしているらしい。飛び鳥撮りはNikon1 V3のベストモーメントキャプチャーが合理的な気がします。


Fujifilm X-T10 + coBORG  ヤマガラとシジュウカラ


Fujifilm X-T10 + coBORG  ホオジロ


Fujifilm X-T10 + coBORG ヤマガラ

突然目の前に現れたヤマガラさん。


Fujifilm X-T10 + coBORG  カワラヒワ


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 エナガ

ここからはSony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5です。結果的にSony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5の組み合わせが一番よく撮れていました。もっとも多くの場面で、雪が見えないことから、どうやら、前日の23日に撮ったものらしい。この時はSony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5  onlyで撮っていましたから。この時の方が明るかったので、多少ましな絵になったのでしょう。中には飛び鳥もまじっていて、この組み合わせはけっこういいかも。どうせ、あてずっぽう連写なら、Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5でいいじゃないか。


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 エナガ


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 エナガ


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 コガラ


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 コガラ


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 コガラ


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 コガラ


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 エナガ


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 キジバト


Sony alpha7S + coBORG + Digital Zoom x1.5 ホオジロ


ここからは、西湖野鳥の森公園に残っていた、氷柱のモニュメント。2月上旬までは、水を流して氷柱を人工的に作っているのですが、いまでは残骸が残っているだけです。それでもちょっと撮影。なんで氷が面白いかというと、色々な形になるので、陶芸のオブジェ―のヒントになるからです。使えそうな形をガンガンのトリミングで引っ張り出しています。


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro


Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro


Sony alpha7S + coBORG


色々な小鳥が集まって騒ぐのを見るのもかわいいものです。餌付しているから集まってくるのです。樹海ギャラリーという管理センターの軒下や、室内のバードウォッチング室から充分撮影できるので、皆さん、ほとんど歩きまわらずに樹海ギャラリーの周辺で撮影していましたが、鳥撮り名人は結構色々な鳥を撮影して御満足のようでした。楽に野鳥を撮るなら西湖野鳥の森公園はいいかもしれません。
さて、昼過ぎには皆さん鳥撮りにも飽きて、早めに東京に帰ることにしました。高速バスを2時間くらい前倒しにして帰路につきました。
  ということで、ダイヤモンド富士撮影は不発に終わりましたが、なんだかしらないけれど結構楽しい旅でした。


ダイヤモンド富士を知らない方の為にネットからの他人さまの写真を以下の載せておきます。





山中湖周辺からのダイヤモンド富士撮影ポイントと日時がでています。



タイミングの良い時は、こんなに撮影隊があつまるようです。河口湖花火大会はある期間の毎土日に催されるのですが、右の写真は、河口湖の花火大会に詰めかけたものすごい撮影隊の風景です。我々も2月22日は富士の日ということで特別な花火大会撮影のチャンスがあったのですが、みなさんは花火なぞイヤダといって参加を拒否されてしまいました。当方は、Sony alpha 7Sをつかって、シルエットの富士さんにちょこっと花火が入る絵を撮りたかったのですが、例えば下のような絵です。当方はおそらくもっと富士山のシルエットを強調するでしょう。



当方は例えばこのような、氷と雪の場面に出くわすことを期待していて、おそらく富士山は入れない写真を中心に撮っているはずです。



撮影隊が集まっているところで、一緒に撮影するなどということはパスしたい。だって同じコンセプトの写真しか撮れないじゃないですか。ネットにごまんと出ている写真撮ったって、面白くも無い。

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ダイヤモンド富士への挑戦 その1 富士五湖編

2016-02-27 19:47:38 | 旅行
ダイヤモンド富士への挑戦 その1 富士五湖編

2016-2-27 今日はCP+ 2016へ行ってきました。このレポートは後程。

2016-2-22
あるグループからダイヤモンド富士を撮りに行こうという誘いがありました。当方はそういう皆さんが好むメジャーな撮影対象は通常パスなのですが、雪と氷さえあれば、当方の撮影意欲は出てくるに違いないと思って参加しました。昨年のちょうどこのころは一人で中禅寺湖・しぶき氷を撮っていました(これは昨年のブログに書いてありますからご覧ください、面白かったですよ)。しかし、雪と氷の撮影は一人だと、一人で雪に埋まって遭難する恐怖があります。今年はこのグループに乗ってみようと思ったのです。結論は、富士五湖周辺は雪と氷まったく無しの空振りで、ダイヤモンド富士も撮れずに終わりました。しかし、この連中のメジャーな興味は鳥撮りですから、こちらにもかなりの時間をさくことになりました。当方は雪と氷に焦点を合わせた機材しか持って行きませんで、鳥撮りはただのお付き合い。
でも、色々面白かったですよ。それはぼちぼち書きましょう。

2016-2-22
一日目は河口湖までは高速バス、そこからレンタカーで忍野に向かいます。雪も氷も無しで、アジア系外国人の天下でした。富士山もお隠れになっており、よって、撮るものも無く一日目は終了。山中湖畔のホテルに泊まります。


2016-2-22 Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro ハリモミの純木

ハリモミ純木の森は以前から興味あるのですが、どうやって入りこんだらいいのかわかりません。今回も少々探したのですが、わからず。皆さんの探求心もあっというまに消えてしまったので、入口の外からたまたま顔を出した富士山をちょっと撮影。

2016-2-23
知らなかったのですが、ダイヤモンド富士というのは、このあたりの冬の客引きのメインテーマであるらしく、いつの日の何時にどこからダイヤモンド富士がみえるかという正確な一覧表があって、どこでも手に入ります。これに従って、今日は山中湖畔のあるポイントに朝5時起きで向かったのです。湖畔にはパラパラと撮影隊がいましたが、それほど多くはありません。千葉から富士をおいかけているカメラマンがいました。今日は曇りの予報に反して、富士山はよく見えています。しかし、肝心の山頂に傘雲がかかって、ついにダイヤモンド富士にはならずに日が昇ってしまいました。


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE 16-35mm 山中湖


2016-2-23 Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm  山中湖

こういう、色調が時として出るので、Fujifilm X-T10+ Zeiss touit 32mmを買い戻したのです。以前はFujifilm X-T1 でしたが、Fujifilm X-T10でも同じ色調が出るようだし、小さくて軽いので、スナップカメラとしてはこちらの方が便利です。Sony α7RIIが一台ですから、レンズを替えたり、もたもたしている時にいつもFujifilm X-T10+ Zeiss touit 32mmを首からぶら下げておくと、邪魔にならずに、スナップショットが撮れて、チャンスを逃すことがありません。この白鳥のチャンスもそうやって撮りました。


ダイヤモンド富士を逃してから、河口湖を通り過ぎて西湖、精進湖、本栖湖へ向かいます。
富士山は相変わらず傘雲がとれませんが、それでも魅力的姿を見せています。

西湖は昔の記憶、山奥の隠れ湖という雰囲気ではなく、といって開けた観光地という感じでもなく、中途半端な印象です。ということで素通りする結果になりました。


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 精進湖

となりの小さな湖、精進湖はグッドです。雪や氷があったら、とってもいい所だろうと思うのです。


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro 精進湖


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 精進湖


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 精進湖


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro 本栖湖

さらに隣の本栖湖もグッドです。精進湖よりはだいぶ大きめですが、これこそ山奥の隠れ湖。精進湖、本栖湖は一人で半日くらいかけてぶらつく価値があります。桜の季節もきっと素敵でしょう。


2016-2-23 Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm 本栖湖


2016-2-23 Sony alpha7S + coBORG (実質300mm) 本栖湖


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 田貫湖

白糸の滝に向かう途中に、田貫湖という知る人ぞ知る小さな湖があります。この湖畔の絶好のロケーションにある休暇村富士は部屋から湖越しに富士山が見えます。ここのダイヤモンド富士の日時が決まっていて、その周辺の予約は数か月前(一年前?)から満員です。
その日が上手く晴れるかは全く分からないのですが、とにかく満員です。


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 白糸の滝


2016-2-23 Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー12mm


2016-2-23 Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm 山中湖

山中湖のホテルに戻って、ここからも富士山を見ることが出来ます。Fujifilm X-T10はかなり夜に強い所を見せます。


Sony alpha7S + Sony FE 16-35mm

わざわざ、相当暗くなってからSony alpha7Sで撮って見ました。ISO 12800,
1/125だったかな? 大して面白くない絵になってしまいました。いつまでたってもSony alpha7Sの使いかたはよくわからない?

今日一日、よく晴れて、富士山を堪能できたと思います。写真的には真ん中に富士山の観光写真ばかりで、なんともやりにくい被写体です。写真はともかく、久しぶりに富士山と付き合えて、これだけで、今回の旅は満足です。

がんとして圧倒的な存在の富士山をどう絵にするか、これは結構挑戦する価値があるかもしれない。今回はグループ行動で、レンタカーを使ってぴょんぴょんと移動する撮影スタイルですから観光写真から逃れられませんが、一人ならなにか面白い絵が撮れるかもしれない。葛飾北斎風なアプローチは面白いかも。


真夜中、12時過ぎにやっと山頂の雲がとれたようですが、これをピークに一転して曇りに入り24日は曇り、小雨、小雪のモードに入ってゆくのです。
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自然教育園日記 その53 

2016-02-21 20:25:42 | 日記
自然教育園日記 その53 

やっとこFujifilm X-T10にZeiss touit 32mm F1.8を付けました。Fujifilm Xとtouit 32mがベストスナップカメラと言い続けてきたので、以前売ってしまったFujifilm X-T1 + touit 32mmの買戻しです。画質からのみ言っているので、AFはフジノンより優れているなどと期待してはいけません。画質も全くの好みの問題です。
 Sony α6300が発売になるようですね。一眼レフなみの速写能力と0.05秒でのAFをうたっています。今日ソニービルに行って色々聞いてきましたが、やっぱり、Sonyαシリーズのシャッタータイムラグの値は公表されていないとのことです。Sony α6300は速写能力向上をうたっているから、以前よりシャッタータイムラグは早くなっていると考えられるといっていました。AF 0.05秒というのも早いですね。Fujifilm XはAF 0.5秒といっていますから。Sony α6300のシャッタータイムラグ0.05秒として、AF0.05秒をたすと、シャッターを切ってから撮れるまでに0.1秒かかる。これではいずれにせよ飛び鳥はどこかに行ってしまっている。どうせ半オシして待っているなら、AF0.05秒だろうが、0.5秒だろうが同じこと。Nikon1V3のAFは2秒くらいかかる感じである。問題は追尾能力だろうな。一眼レフはこの点どんどん進歩しているから、ミラーレスが追い付くのも結構大変かもしれない。CP+2016で探ってみましょう。
キャノンとかで、鷲の飛び鳥がかっこよく写っているが、あんなデカいものは行く所に行けば、だれでも撮れるのだ、シジュウカラやエナガを撮って見ろというのだ。

2-16-2-19
まったく代わり映えしない対象を撮り続けています。それでも載せるのは、いろいろな飛び鳥の形があって、続けていれば発見があるだろうと思うからです。花だって、対象は同じでも、いつも、いつも違う表情を見せますよ。

以下、Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm BMC(ベストモーメントキャプチャーシステム使用)

ジョウビタキ 百態
いまのところヒメガマ林にいつも居るし、直ぐ飛んで移動するので、飛び鳥撮りには一番都合のいい対象です。光のかげんとか、BMCのシャッター速度が遅いために、流れてしまって、なかなかこれといった写真にはなりません。











シジュウカラ 百態  いっぱいいる割にはなかなか飛び鳥撮りができません。



キセキレイ 百態
なんだか、原っぱで、一人で、突然、意味不明の空中ダンスをおどりだすのです。





以下Sony α7RII + Sony FE 90mm macro
カンツバキ 百態





ユキワリイチゲ 百態
今年のユキワリイチゲは昨年の1割程度しか咲きませんで、さびしいかぎりです。







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自然教育園日記 その52 ~久しぶりの教育園日記~

2016-02-18 20:39:25 | 日記
自然教育園日記 その52 ~久しぶりの教育園日記~
2016-2-16~18
花はユキワリイチゲ、セツブンソウ、フクジュソウしかありませんで(メジャーなものとして)、どうしても花と鳥の半々となります。

ジョウビタキ(メス) 百態
以下 Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm ベストモーメントキャプチャー・システムを使用。













メジロ 百態





シジュウカラ 百態





エナガ 百態





BMC撮影はまだまだです。もう少し、絵を集めてみましょう。これまで、見たことも無い飛び鳥の姿が見えてきます。


マクロレンズ 百態 以下Sonyα7RII + Sony FE 90mm macro


セツブンソウ


フクジュソウ






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最後の鳥撮り その12 鳥撮り機材比較 (最終回)

2016-02-12 22:16:34 | 日記
最後の鳥撮り その12 鳥撮り機材比較 (最終回)



左から
Micro4/3 : Olympus OM-D E-M1 + Olympus 75-300mm F4.8-6.7II ED MSC
APS-C: Fujifilm X-T10 + Pentax DAL 55-300mm F4-5.8 + Rear Converter –A 1.4x S
1型:Nikon1 V3 + Nikon1 Nikkor 70-300mm F4.5-5.6 VR



左 Sony α7S + Pentax DAL 55-300mm F4-5.8 + Rear Converter –A 1.4x S
右 Sony α7RII + Pentax DAL 55-300mm F4-5.8 + Rear Converter –A 1.4x S

ミラーレスは見た目が同じようでもセンサーサイズが色々です。下図のように、非常に違うのです。
フルサイズを1とすると、レンズの実質焦点距離はAPS-Cは1.5倍、マイクロ4/3は2倍、1型は2.7倍になります。
経験上、センサーサイズが小さくなると、当然画質を保つのが大変になり、逆にセンサーサイズが大きくなると、連写速度とかフットワークを持ち上げるのが大変になります。
逆に言えば、技術的にがんばれば、小型で画質のいいカメラ、フルサイズでフットワークの良いカメラが出来るわけで、ミラーレスは多岐にばらけることになります。一方APS-Cを中心としてきた一眼レフはすでに成熟し、よく言えば、安心してスタンダードな性能を手に入れられる。悪く言えば、発展する余地がよく見えない。



鳥撮りのなかでも飛び鳥撮りを対象に、これまで使ってみた機材の組み合わせを比較してみました。
飛び鳥撮りに興味ある方で、ミラーレスをどこまでも使おうと思っている方などそうはいないでしょうから、こんな詳しい表を作っても、興味ある方はレア―であると思うのですが。でも表を作ってみると色々なことが分かりました。

1、totalシャッター・タイムラグが最も重要であるのに対して、ほとんどのカメラメーカーはこれを公表していない。ミラーレス最速であると自称しているFujifilm X-T1/10とOlympus OM-D E-M1は公表していて、偉い。Nikon1 V3についてNikonサービスセンターに聞いたが、公表値は無いとのこと。公表はされていないと思うのですが、Sony α7S/RIIのtotalシャッター・タイムラグはフルサイズにしては結構小さい所まで来ている気がします。
2、連写速度がいくら早くてもtotalシャッター・タイムラグが大きいと全く意味ない。しかしながら、少なくとも連写速度は最低8コマ/秒は必要でしょう。
3、高感度特性はレンズF5.6, シャッター速度1/1000で常用25,600くらいは必要である。
Olympus OM-D E-M1は人気ではあるが、高感度特性やtotalシャッター・タイムラグはかなり時代遅れになりつつある。マイクロフォーサーズ・レンズ開発が一巡したのだから、次のバージョンが遠からず発売されるだろう。
4、Nikon1 V3のベスト・モーメント・キャプチャー(BMC)システムは飛び鳥撮りのほとんどの問題を解決する。但し、BMCはプログラムモードの為に現状では通常選択されるシャッター速度が1/500で、これはかなりの問題である。常用ISO 12,800まで行くのだから、シャッター1/1000を選択するHigh Speed Modeを次のファームウエアーとすべきでしょう。Nikon1 V3でどこまでの大きさに印刷できるかまだ分からないが、A3までゆくなら、当方にとって、Nikon1 V3のシステムはいまのところベスト・ミラーレス・システムとなると思われる。
5、フジノンレンズ XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRに資金を投じるお金があったら、富士フィルムシステムは魅力的である。富士フィルムは次々にミラーレスの限界を打ち破って行くようだ。それにしても、オリンパスの単焦点300mmは高すぎる。300mmを買った方は、またすぐOlympus OM-D E-M1のニューバージョンを買わねばならない羽目になるだろう。
しかし、フルサイズに比して、APS-Cミラーレスやマイクロ4/3は軽くて高性能のリーズナブルな望遠レンズを提供できるはずです。ニコン一眼レフがその方向に向かっています。本来そうすべき富士フィルムやオリンパスは逆方向に向かっています。この動きはまったく気に入りません。

6、フルサイズ、Sonyα7シリーズはこういう、フットワーク本位の世界でも意外に善戦しています。ニコン、キャノンと違って一眼レフに気を使わずにすむのだから、遠慮せずにフットワークでも一眼レフを抜いてしまいなさい。ニコンのベスト・モーメント・キャプチャー(BMC)やオリンパスはパナソニックのフォーカスブラケット、ペンタックスのハイレゾリューションなど、電子的操作ですむことは積極的に取り込んでほしいと思うのです。



ちなみに、飛び鳥撮りに必要なカメラ機材のスペックは以下の通り。全て満足するミラーレス機材はありません。一眼レフなら全てを満足する機材は少なからず存在するでしょうが、いかんせん重量が大きくオーバーします。目標としたニコン一眼レフシステムは、大きな重量オーバーがなく、あっぱれです。



当方は、これから撮影の主体を鳥から花へ切り替えます。機材はSonyα7RIIを軸に展開されるでしょう。当方にしては、最後の鳥撮りはずいぶんと一生懸命やったもんだと思っています。おかげで、何か鳥の形の使い道のアイデアがチラッと浮かんできたようです。今後写真に関しては重点を<レタッチ>に移すつもりです。そのなかの素材として鳥が使われるであろうと感じています。 最近、大枚をはたいて、陶芸窯を買いました。いよいよ、本格的陶芸と格闘が始まります。陶芸、レタッチ、3Dプリンターの3つへの挑戦とさらにLifeSeqの新商品作りの大変な仕事が残っているのです。どうなることやら。

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