Sony alpha7RII とレンズ達 その10 Sony Gレンズ、85mm F1.4と90mm F2.8 macroの使い心地の違いは?
2016-8-16, 18, 19, 26, 27 自然教育園
Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8 G(左)、Sony alpha7RII + Sony FE 85mm F1.4 GM(右)
フード付き、85mmはさらに接写リング付き、実践状態・実測でSony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8 Gは1286g、Sony alpha7RII + Sony FE 85mm F1.4 GMは1576g。
いずれもミノルタ系ソニーレンズの上位レンズであるGレンズであるが、GM(G master)はさらに上位のレンズという意味のようである。
Sony FE 90mm macro F2.8 Gは極めていいレンズで、何の問題もなくマクロ撮影から遠距離中望遠撮影ができる、ソニーFEレンズでまず買うべき一押しレンズです。Sony FE 90mm macro F2.8 Gは最短撮影可能距離が28cmで、ほとんどの場合問題なくマクロ撮影ができ、Sony alpha7RIIにつければ、驚異的トリミング拡大ができます。
Sony FE 85mm F1.4 GMは現在、とっくんでいるレンズで、接写リングをつけて、もっぱらマクロ的に使っています。接写リングをつけると、最短撮影可能距離が80cmから40cmくらいに近づくことができます。そのかわり、接写リングをはずさないと、遠距離撮影はできません。接写リングはViltroxDG-NEX Extenson Tube 中国製で5000円弱で買えます(これが唯一のSony alpha7シリーズ用接写リングのはずです)。焦点距離、最短撮影可能距離とこの2本は同じくらいのスペックをもっていますが、撮れる絵はとても違うのです。以下、Sony FE 85mm F1.4 GMの絵や話はあくまで接写リングを使った場合の話です。
以下Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8 G。
ここから、Sony alpha7RII + Sony FE 85mm F1.4 GM。
ひとりでに、90mm macroの場合は精密描写の利点を生かすように、どちらかといえばメセージ性が強く、85mm F1.4 GMはより絵画的に、ただ色と形だけを追うノン・メセージ性が強い絵になっていると思うのですが、いかがでしょうか? いずれの場合も虫が入っていますが、前者では虫の描写が中心であり、後者では虫は絵柄の一部の位置づけになっています。これは意図しているというよりひとりでのこうなるのです。レンズは面白いですね、レンズによりひとりでに撮り方が変わってくるのです。マクロレンズの方が汎用性が広く遠景から接近まで対応できて、撮る人の意図により様々な絵がとれます。85mm F1.4 GMはやれることが限定されますので、絵画的な方向に一方的に押しやられます。しかし、85mm F1.4 GMは予測できない世界を包含しており、未知の世界へといざなわれる魅力があるのです。85mm F1.4GMはとにかく難しく、大変です。まだまだ追いかけます。
2016-8-16, 18, 19, 26, 27 自然教育園
Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8 G(左)、Sony alpha7RII + Sony FE 85mm F1.4 GM(右)
フード付き、85mmはさらに接写リング付き、実践状態・実測でSony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8 Gは1286g、Sony alpha7RII + Sony FE 85mm F1.4 GMは1576g。
いずれもミノルタ系ソニーレンズの上位レンズであるGレンズであるが、GM(G master)はさらに上位のレンズという意味のようである。
Sony FE 90mm macro F2.8 Gは極めていいレンズで、何の問題もなくマクロ撮影から遠距離中望遠撮影ができる、ソニーFEレンズでまず買うべき一押しレンズです。Sony FE 90mm macro F2.8 Gは最短撮影可能距離が28cmで、ほとんどの場合問題なくマクロ撮影ができ、Sony alpha7RIIにつければ、驚異的トリミング拡大ができます。
Sony FE 85mm F1.4 GMは現在、とっくんでいるレンズで、接写リングをつけて、もっぱらマクロ的に使っています。接写リングをつけると、最短撮影可能距離が80cmから40cmくらいに近づくことができます。そのかわり、接写リングをはずさないと、遠距離撮影はできません。接写リングはViltroxDG-NEX Extenson Tube 中国製で5000円弱で買えます(これが唯一のSony alpha7シリーズ用接写リングのはずです)。焦点距離、最短撮影可能距離とこの2本は同じくらいのスペックをもっていますが、撮れる絵はとても違うのです。以下、Sony FE 85mm F1.4 GMの絵や話はあくまで接写リングを使った場合の話です。
以下Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8 G。
ここから、Sony alpha7RII + Sony FE 85mm F1.4 GM。
ひとりでに、90mm macroの場合は精密描写の利点を生かすように、どちらかといえばメセージ性が強く、85mm F1.4 GMはより絵画的に、ただ色と形だけを追うノン・メセージ性が強い絵になっていると思うのですが、いかがでしょうか? いずれの場合も虫が入っていますが、前者では虫の描写が中心であり、後者では虫は絵柄の一部の位置づけになっています。これは意図しているというよりひとりでのこうなるのです。レンズは面白いですね、レンズによりひとりでに撮り方が変わってくるのです。マクロレンズの方が汎用性が広く遠景から接近まで対応できて、撮る人の意図により様々な絵がとれます。85mm F1.4 GMはやれることが限定されますので、絵画的な方向に一方的に押しやられます。しかし、85mm F1.4 GMは予測できない世界を包含しており、未知の世界へといざなわれる魅力があるのです。85mm F1.4GMはとにかく難しく、大変です。まだまだ追いかけます。