小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

中禅寺湖 しぶき氷 その2 

2015-02-24 20:05:27 | 日記
中禅寺湖 しぶき氷 その2 

これがしぶき氷。湖のしぶきが凍り付いて容易には解けない状態になっているのです。2月末にもなると大幅縮小形(おそらく1/10)になっていましたが、それでも造形の面白しろさは残っています。溶けかかったしぶき氷という形は、それはそれで面白い。雪で対象まで近づけませんから、coBORGが大活躍でした。300gの重さで、実質330mmの望遠レンズはただ感謝あるのみ。

Sony alpha7R (APS仕様) + coBORG (実質330mm)




















Sony alpha7R + Zeiss Distagon 18mm


Sony alpha7R + Zeiss Plannar 100mm macro




Sony alpha7R (APS仕様) + coBORG (実質330mm)




持って行ったレンズはそれぞれ、それなりの個性を発揮して、満足です。カメラとレンズは3Kgくらいでしょうが、リュックと雪対策用品、小型三脚、カメラ備品もろもろなど総計は7, 8Kgを背負っていることになります。車を使わないのは気楽ですが、荷物が重たいのはこたえます。
1、東武線の日光フリーパスは往復電車、バス乗り放題(湯元、戦場ヶ原までいける)で4千円ちょっと。快速を使えば特急料金なしで、大差ない時間で着きます。バスも1時間に最低2本あるし、電車で行くなら、日光は安上がりに異次元の世界に入れる関東一の地域でしょう。
2、奥日光ではスノーシュートレッキングは盛んにおこなわれていて、スノーシューを貸すところもあります。中禅寺湖畔でもスノーシューを使えば撮影可能かもしれません。
ところどころに、湖畔の建物に住む人が、脇道の雪かきをしているところがあります。うまくそれを見つけることができれば、雪にうずもれずに湖畔に出ることができるかもしれません。そこで、当方が何をねらっているのか、それは秘密です。
3、中禅寺湖の中禅寺温泉よりの湖畔はきっと、風下にあたるのでしょう。雪が吹き飛ばされて、積雪が少ない。湖の水がしぶきになってしぶき氷ができやすい。遊覧船や各種船の発着所および湖畔の整備が整っているから、湖畔に近づきやすい。気軽にしぶき氷をみるなら中禅寺温泉湖畔である。
4、氷はおもしろいです。無限のパターンがあります。今回は、残念ながらライト類を持って行かなかったけれど、上手く光を使わないと、単純になってしまいます。今回は、はじめてなので、下調べのつもりでしたが、面白かった。

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中禅寺湖 しぶき氷 その1

2015-02-23 20:50:06 | 日記
中禅寺湖 しぶき氷 その1
2015-2-21(土曜)
去年、湯元、戦場ヶ原の雪景色を撮りにいった時の帰りのバスで、中禅寺湖畔に点在するしぶき氷を垣間見て、いつか撮影してやろうと密かに思っていたのです。しかし、いざ行くとなると、氷があるのか、雪がどうなっているのか、どんな装備が必要か、さっぱりわからず、ぐずぐずと2月も末になってしまいました。中禅寺湖はこれまで一週間くらい雪が降り続き、気温も氷点下が続いています。21日から気温が上がるが、晴れは21日だけ、22日からは雨という予報です。21日しかない、ラストチャンスと意を決して、中禅寺湖、しぶき氷の撮影に向かったのです。電話で観光案内所に聞くと、湖畔の遊歩道路は雪が積もっており、歩くことは不可能ということでした。登山靴につけるスパッツと簡易スパイクまで用意しました。結果は、バスの運ちゃんいわく、今日は奇跡な晴天、こんな日は冬にそうあるものじゃないとのこと。しかし、菖蒲ヶ浜遊覧船発着所から始まる湖畔の遊歩道路にはいろうとしましたが、雪は30cmから1m、スパイクをつけても歩けません。これはスノーシューかショートスキーでないと無理です。あきらめて、茫然としていると、桟橋の屋根からツララがいっぱい下がっているのに気が付きました。それを撮り始めたら面白くなって、およそ3時間も撮っていました。



Sony alpha7R + Zeiss Plannar 100mm macro


































Sony alpha7R + Pentax FD 31mm limited


Sony alpha7R + Pentax FD 77mm limited






誰にも邪魔されずに、アホみたいにツララを撮り続けていました。


Sony alpha7R + Zeiss Distagon 18mm


湖畔にはどこからはいりこんだのか、鳥撮りの連中が大砲レンズを付けて、こちらもアホみたいに鳥のくるのを待っています。

Sony alpha7R + coBORG


お互いにアホ同士です。

すぐそばのレストラン奥日光はこのへんでは珍しく営業していました。遊覧船は4月上旬まで営業していません。このあたりには、有名なホテルが2,3軒あるものの、遊ぶところは無いし、歩けないし、ウロウロしている人は相当変人です。レストランのオジサンいわく、タカ(正確な名前は忘れました)を撮りに来ているとおもいますが、ここのところタカを見ないから、どこかに移動してしまったようですよ。撮りに来ている人には申し訳ないけど。ここのところずっと雪で、1mはつもっています。とうてい歩けないですよ。夕方湖の上に雲があると、真っ赤に染まって、いい写真がとれますよ。とまでアドバイスしてくれました。
  来る途中の中禅寺温泉から湖で出たあたりの桟橋にはしぶき氷がまだ残っているのが見えていたので、残りの時間は、そちらに戻って、<なごりのしぶき氷>を撮影しました。なぜそちらを後回しにしたかというと、ここならだれでも撮れるから、車で来て、ちょっと撮影してしぶき氷だといって、ブログにアップする人と同じことはしたくないという、ひねくれ者の意地があったからです。でも結構おもしろいしぶき氷の写真がとれましたよ。ぜひ、<中禅寺湖 しぶき氷 その2>も見てください。

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自然教育園日記 その15

2015-02-20 22:41:09 | 日記
自然教育園日記 その15

いつも同じような絵で申し訳ないので、明日は意を決して、中禅寺湖に<しぶき氷>を撮りに行く予定です。まだ氷が残っているか? うまく、人の行かない雪道をかき分けて湖畔に出られるか? 初めての試みなので、まったくわかりません。明日は一人で雪にうずもれて遭難し、このブログが最後になるやもしれぬとも思いながら、<その15>を書きます。

手を変え品を変えて、ユキワリイチゲとセツブンソウをこれでもかと撮り続けています。どこかで、花の状態と光と機材が上手く同調する時が来るといいのですが。

1、2015-2-11 Fujifilm X-T1 + miniBORG 60ED







久しぶりに使う機材の組み合わせで、うまく撮影条件を整えることができません。



2、2015-2-11 Olympus OM-D E-M1 + Olympus 75-300mmII
この組み合わせはだんだん板についてきました。











ウグイスのなかまのようです。





3、2015-2-11 Sony alpha7R + Zeiss 100mm macro


セツブンソウ


ユキワリイチゲ







4、2015-2-15 Sony alpha7R + Pentax FA 31mm limited





5、2015-2-15 Olympus OM-D E-M1 + Olympus 75-300mmII



コゲラの飛ぶところを撮影しようと何度も試みているのですが、この鳥の飛ぶタイミングをつかむのはまったく難しい。

6、2015-2-19 Sony alpha7R + Zeiss 100mm macro











7、2015-2-19 Panasonic Lumix GH4 + Olympus 75-300mmII

さっそくPanasonic Lumix GH4を購入しました。さすがに中古がないので、最安値新品です。いそがしくて、使い方を勉強できなく、今日はぶっつけ本番です。


シジュウカラ

色は結構きれいで、Panasonicの方がOlympusより上かもしれません。AF速度はとても速い。マイクロフォーサーズはPanasonic ボディーとOlympus レンズでもまったく問題なくシンクロします。他社同士のAFシンクロは初めての経験で、感心しています。




エナガでしょう。






シジュウカラ

おもしろい表情を取り出せるのは、超高速連写や4K Photoのメリットかもしれないと、今後を期待しています。



今回は初めてPanasonicを使うので、動画切り出し4K photoでなくて、超高速連写30枚/secで撮っています。シャッターを押してから撮影開始までのタイムラグがPanasonicの方がOlympusより大きいので、飛び鳥がファインダーから逃げてしまい、せっかくの超高速連写が生きません。ピントも皆はずれでした。しかしながら、思ったよりPanasonic Lumixは良くできたカメラで、上述のタイムラグを克服すれば、結構使えるかもしれません。超高速連写にしろ、4K Photoにしろ、出だしのタイミングをとるのは難しいので、前もって連写を初めて、鳥がうまく飛ばなかったら、すぐ消去してゆく手法に切り替えてみましょう

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CP+ 2015 レポート その2

2015-02-13 21:00:07 | 日記
CP+ 2015レポート その2

4、4番目はOlympusです。





このコーナーは2つの要素が混在しています。1つはレンズカメラで、スマホとWi-Fiで連動しており、スマホで色々な遠隔操作が出来ることと、カメラ部分がWi-Fiを受けてレンズを作動させる部分と、レンズ部分の2つに分かれており、レンズ部分は他のマイクロフォーサーズが使えるということです。小さくて、ソニーのレンズカメラよりずっとやる気がします。当方勘違いしていて、レンズカメラは、このOlympusでもソニーでも直接にレンズカメラとスマホがWi-Fiで交信しているので、Wi-Fi環境のない山の中でも連動するそうです。これ買いですよ。3月何日だったか? 近々発売予定だそうです。

もう一つは3Dプリンターです。Olympus関連の色々な、たとえば、写真のようなレンズカメラ用の透明カメラボディーのようなもののデータを無料で提供するので、自分で3DプリンターでOlympusグッズを作ることができるのです。ユーザーが作るソフトの交換場所を設定しており、ユーザーとメーカーが2wayでプログラム創造の場を構成するという試みです。

Olympusはどこか頭でもぶつけたように、ここのところ突然冴えてきました。
(昔からだという声も聞こえますが?)



Olympusのマイクロフォーザーズ・ProレンズがこれからのOlympusの稼ぎのネタとするようで、すでに好評発売中の40-150mmProに続いて、夏に7-14mm, と8mm単焦点を出すそうです。300mm単焦点はいつだすのかと問いただすと、もこもこ言いながらどうやら、この夏の広角レンズでひと稼ぎしてから、秋から年末くらいに300mm単焦点をだして、またひと稼ぎを狙っているようです。

5、5番目は空撮です。


INSPIRE 1
最大飛行時間18分、4Kカメラを搭載したワンパケージ製品です。



世の中, とっても変わってきましたね。楽しそうだがお金もかかる。

これから先はただの情報です。

6、ソニーはガッカリでした。特に新しい物はなし。新しい方向もなし。今や、先進性とやる気でOlympusやCasioの後塵をはいしているとも見えます。得たい情報は3つ。1)Sony alpha9はどんな方向にゆくのか? 答え、全く影も形も無し。2)Sony alpha6000の進化形はいつどのような形になのか? 答え、全く影も形も無し。3)SonyはPanasonicであれほど売り出している4K Photoを出すつもりがあるのか?Sony alpha7Sに4K動画センサーが付いているのに記録できないが、外付け記録装置を開発する気があるのか? 答え、4K Photoってなんですか? 人をいろいろ変えて聞いてみる。4Kハンディーカムのコーナーでやっと話が通じた。そうですかPanasonic でそんなに4K Photoを売りだしているのですか、後で行ってみよう。外付け記録装置はATMOS Shogunという海外の製品で、日本びいきのメーカーさんの製品です。27万円、プロ用記録装置にくらべると破格の値段です。 自社で開発する話はありません。ニーズがないし、ムービー部門アマからプロまで相手にしているから、カメラはあくまでアマ相手なので、4K動画の記録のアマ向けは考えていないのです。Panasonicさんのシェア知ってますか、微々たるものですよ。レンズは無いし。という。 当方がレンズはマイクロフォーザーズだからOlympusのレンズを使えばいいから問題ない。ソニーの方はみなさん自分で写真とってないでしょう、鳥撮りなぞ全く知らないのでは、というと。あっさり、そうなんですよ、ソニーの人はみんな自分で写真を撮っていないのです。ガピョーンです。これではライトフィールドカメラでLytroが大きなブースを構え始めたことなぞきっと知らないのでしょう。



ソニーのコーナーで、鉄道撮りの有名な写真家がトークをしていました。しかしこの方、この後でニコンのコーナーでトークをしています。お金をばらまいても心は伝わらないと思うのですが。

Sonyのコーナーで色々トークを聞いたけれど、Sony alpha7Sはやはり興味あります。いまソニーは5軸手振れ補正付が目玉ですから、それが付いていないSony alpha7Sにも5軸手振れ補正が付くとだれもが予想する。よって、現行Sony alpha7Sはじわじわ値が下がると踏んで、そのうち買いましょう。

しかし、ソニーさん、手振れ補正はレンズに付けるといったり、ボディーに付けると言ったり、αマウントはEマウントに移行すると見せたり、いやそうではないと言ったり、方向がバラバラ。ユーザーの要求を皆1台のカメラに押し込んでゆくと、何のことは無いニコンさんの肥満カメラと同じになるではないか、何のためにSony alpha7を作ったのか、意味ないではないかと詰めよってみました。 あのね、この世界は今、ユーザーのニーズにあわせるのではないのです、伸びているメーカーは自分の方向をはっきり打ち出して、ユーザーをその方向に乗せて行くのです。井の中の蛙、ニコンさんが自分で気づかずにバランバランなのに、なんで先進、グローバルであるはずのソニーさんがバランバランなのですか。



後で思い出してみると、このディスプレイとぐるぐる鳥の模型が天井を回っているのを皆さんが試写できるコーナーがあったことから、今回はSony alpha6000等に搭載されている4D-AFと5軸手振れ補正というのが売りだったようです。しかし、どれも新しい話ではないし、Sonyさんは守りにまわってしまったという印象を持ったのは、そうおかしなレスポンスではないですよね? Carl Zeiss Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA, Sony FE 90mm F2.8 Macro G OSS,  Sony FE 28mm F2および28mmを21mm相当の広角へシフトする『ウルトラワイドコンバーター』、28mを16mm相当の魚眼レンズへシフトする『フィッシュアイコンバーター』も参考出品 という新しい情報があったことをマップカメラのレポートで知ったので、付け加えておきます。



これはニコンさんのD810の次のカメラD810Aだったか? これでもかという肥満カメラで、当方にとってはあのかつてのD800との格闘を思い出して、ぞっとしました。でも相変わらずニコンカメラをもったお客さんがいっぱいプライドを持って歩いていました。この方もニコンへのあこがれが全身に現れています。1年前でしたか、ミラーレスの攻撃で、たじたじだった、ニコン、キャノンさんも今回は何か落ち着いて自信を取り戻したようです。でも、ニコンさんはあれだけ一眼レフが売れているのに、また業績の下方修正を余儀なくされているそうです。当方には、なにかニコンさんは一定のニコンファンの中だけの世界、あるいは、自分で作り上げたニコンワールドに埋没しているように見えるのです。
  今回ソニー・ムービー・コーナーで言われたことと、プロ用動画機材コーナー(特別にゲートを設けて、プロだけのコーナーとうたっている、結構広い一角があったのです) の印象から、一つだけ新しい視点を持ちました。本格的プロ用機材はみなとんでもなく重たくて、高い。プロ用機材が頭の中心にある人からみると、ニコンさんのD810は肥満カメラでなくて、スリムカメラなのです。ニコンさんにいわせると、これだけのプロ機能をこれだけスリムに安価に提供出来たのだ。すばらしいだろう、ということなのです。ニコン810Aが肥満カメラかスリムカメラかは、みなさんの判断にお任せしましょう。



こちらは、いよいよ出てきましたよ。ペンタックスのフルサイズです。今年中に発売、KマウントでAPS-C ・Kマウントも使えますと書いてあります。ミラーレスではないようですね。K マウントユーザーは長い間待っていたフルサイズです。ペンタックスというと、当方の最初のカメラで、なにかほっとするのです。ペンタックスがフルサイズを出さないから、他のマウントに移ったので、本心はこのカメラが心の故郷です。
ペンタックスは省エネビジネスといいましょうか、先行投資を少なくすれば、売り上げが少なくてもビジネスはできるという、低地安定型の商売として、ニコンさんより生き延びるのではないかとも思えるのです。



フォクトレンダー、ツアイスは結構広いブースを展開していました。当方は係り員とLoxiaに関して、いろいろ質問。Touit 12mmはDistagon 18mmに比べてガッカリだったというと、スナップ用ですからそう思われても仕方ないですとあっさり認められてしまいました。だからオールドスタイルZeissにくらべてLoxiaががっかりすることは無いでしょうねと質問しましたが、これは答えられないですよね。まだ両方を売っているわけですから。盛んに、Loxia 35mmは2段くらい絞るとベストですと言っていました。行間を推測すると、軽さ、電子接点があること、逆光耐性、デジタル対応等の進歩はあるが、オールドスタイルZeissに対して、やはり絶対的信頼と愛着を持っているという印象を受けたのです。 マップカメラのCP+レポートでは以下のレンズが強調されていました。Distagon T* 35mm F1.4 ZM、これは20万以上で高い。フォクトレンダーの新VMレンズ『SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III』と『ULTRON 35mm F1.7 Vintage line Aspherical』(15mmはデジタル機で使用する事に照準を合わせマゼンタ被りを抑えた設計になっているレンズ)。Sony alpha7Rで色かぶりが無いなら買いです。 35mm ULTRONもVintage lineとして登場予定 大口径マイクロフォーサーズマウント。新レンズである『NOKTON 10.5mm F0.95(21mm相当の画角でF0.95)これも魅力的。やっぱりいいな、フォクトレンダー、Zeissブースは。Loxiaの広角・単焦点レンズを早くお願いしますと嘆願しましたが、どうやら今年中の発売は難しそうです。



タムロンさんのブースを通りかかって、このマクロ写真で足を止めました。APS-C用16-300mmの高倍率ズームでマクロ撮影も出来るという。フルサイズ用に28-300mmもあります。プレゼンターの上手い語り口にのせられて、高倍率ズームもここまで来たのかと感心して、買いたいと途中まで思っていました。 だんだん昔使っていたタムロンの色が蘇ってきて、気分がのらなくなってきました。ソニーFEマウント用が出たら考えましょう。
タムロンさんのこの高倍率ズームの技術は、ライトフィールドカメラ/コンピューテーショナル・ホトグラフィーの世界にすでに片足突っ込んでいる世界ですから、タムロンさんのこの努力は報われるにちがいありません。



最後にBORGさんです。BORGもここまでのブースを構えるまでになったのです。お客さんも結構多く、考え無量です。ヘリコイドをなんとかしてくれ、Zeissを見習え、ヘリコイドとドロチューブを一体化できないかとか色々言ったら、ちゃんと聞いてくれました。望遠鏡メーカーの中のある方がコツコツ、カメラ用の機材を開発して、次第に認知されてきたわけで、写真を撮る人がカメラ機材をつくる、こんな当たり前のことがソニーさんは出来ないのです。

Fujifilmさんはいったことはいったのですが、Fujifilmさんとそのファンが絶賛するFujifilmの絵はどうしても当方の好みの絵ではないという印象がぬぐえません。しかし、色と形だけ追うにはFujifilmさんの色が必要になるかもしれないと、スパッと捨てきれずにぐずぐずしているのです。 あと、Casioさんがなにやら斬新な試みをいろいろやっていました。Casioさんの斬新さに最近注目しているのです。これからはCasioさんだ、ライトフィールドカメラ/コンピューテーショナル・フォトグラフィーの先陣を切るのはCasioさんだとまで思っているのです。しかし、今回は当面のテーマと合致する物がなさそうなので、良く見ませんでした。すみません。 これでCP+2015はおしまいです。
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CP+ 2015 レポート その1

2015-02-13 21:00:07 | 日記
CP+ 2015レポート その1

2015-2-12
早速CP+ 2015に出かけて、今後の見通しをつかもうとしました。目的は、<自分の写真を大きく変えることが出来るか>という問いかけです。
印象的なプレゼンから順に御紹介します

1、驚いたことに第一位は、プリント用印刷紙のバラエティーです。ブースが4,5あったでしょうか、各社10種以上の印刷用紙のバラエティーを販売しています。これじゃどう使った良いかわからんではないですかと言ったら、11種セットというパックがありますから、色々お試しくださいとのことでした。これまたお金がかかることですが、何と言っても魅力的です。このプリント紙の為に写真を撮るというような逆転現象が起きるかもしれません。







これは和紙ベースのプリント紙



これこそ当方のやりたいことだと思わせる女流写真家の色と形のみの作品







当方はこういう写真を撮らねばならないと思わせる作品がプリント紙のブースに点在しているのです。



プリント紙のブースで大事にしているのは<絵>です。

これに比べて、キャノンだのニコンのブースの写真は、唯それだけの<写真>でした。







ニコンさんキャノンさんの展示はいわゆる、とっても写真ぽい写真です。撮った方が素人さんかプロさんかは知りませんが、関係者が良いと思って選んでいるのですから、これがいわゆる<写真>なのでしょう。当方がこのレベルの写真がとれるかどうかわかりませんが、良くできましたパチパチでおしまいです。





これはキャノンさんのコーナーのプロのトークですから、間違いなくプロの写真。
二番目はお寺の塀に木の陰が写っているようですが、いずれにしろ、まぎれもなく<写真>です。当方がもしもこれと同じ写真が撮れたとしても、当方の思っていることからすると全然満足できません。なんだかわからないのがとっても困っているのですが、思いと違うのです。

2、2番目はPanasonic Lumix GH4 です。 4K Photoコーナーを作って、実写できるようになっていました。Panasonicの力の入れ方が伝わってきます。





ここにずらりと飾ってあるのが4K動画から切り出した4K Photoです。みんなA4版です。係りの人にどこまで印刷できるか聞いたら、特にうるさいこと言わなければA3までいけるとのことです。4Kテレビで大きく映していたので、A3楽勝じゃないですかと言ったら、4K液晶画像と4Kプリントは全然違うので、液晶画像のようにはいきませんとのことでした。







こういう絵なら、白金自然写真倶楽部との接点として、当方の方向と大きな矛盾無くなんとかやって行けるのではないかと思うのです。もう明日はPanasonic Lumix GH4の買いです。

3、3番目はライトフィールドカメラです。



スタンフォード大で開発された技術ライトフィールドカメラを基に設立したベンチャー会社、Lytro社(米)がこんな大きなブースを出しているのです。













お分かりでしょうか、撮ってからあとでピントの位置を決めているのです。写真の概念を大きく変えます。ピントの後合わせだけでなく3Dもどきやアオリレンズもときのようなこととか、色々なことが出来るし、ピント合わせが適当でいいから楽ちんというだけの単純な話ではないのです。たとえば、このスピーカーはグラフィックデザイナーが本業で、写真に文字を入れる時の背景写真のボケ具合を丁度良く調節できると言っていました。遊びでなくて実利なのです。 また、ライトフィールドカメラのやりかたですと、後で登場するソニーさんが4D オートフォースにかけた努力とプライドは意味が無くなることが、ご理解できますでしょうか? 現在20万円位しますが、これはオモチャではないですよ。当方、もう一年前くらいからライトフィールドカメラと連動するコンピューテーショナル・フォトグラフィ―により、今後、カメラは急速に変わると言い続けてきているのですが、日本のカメラメーカー、評論家、ユーザーはまったくノーレスポンス、期待のソニーは後述のように唖然とするノー天気です。画素数は実質400万画素ですから、液晶画面に騙されてはいけませんが、Lytroは実用の段階に入っていると思います。35mm換算30~250mm。お金が有ったら買いたいくらいの出来です。

続きはまた明日。

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