小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その149 ユキワリイチゲのリアルを越える(Fujifilm 中判カメラによる) -2

2020-02-29 17:46:44 | 写真日記
自然教育園日記 その149 ユキワリイチゲのリアルを越える(Fujifilm 中判カメラによる) -2

2020-2-17で舞台装置に写る幻想的絵を新発見してから、 2-19, 21, 22, 23, 24, 27 と6日間、ただひたすらにユキワリイチゲを撮りました。なかなか気に入った絵が得られずにもっといい絵は撮れないものだろうかと、とうとう6日通ったのです。
ユキワリイチゲの花は日の当たらぬ時や夜に花を閉じるために、花が長持ちするので、2週間くらい咲いています。自然教育園は道にロープがはってあり、自由に花に近づけません。この舞台装置を使った撮影はどうしても花に近づく必要があります。近づける花は次第に減少し、2-27を最後に今年の<ユキワリイチゲのリアルを越える>撮影は最後を迎えました。昨年<リアルを越える>で活躍したSony alpha7RIII + Canon EF 85mm F1.2Lを1回使ってみましたが、この新しい試みには、Fujifilm GFX50S + Fujifilm GF120mm macro(全て接写リングをかましています)がベターであったので、今回載せる絵は、全てFujifilm の中判カメラによるものです。
舞台装置の位置、ライティング、花の配置、焦点等、いずれも極めて微妙な調節が必要で、撮影助手無しの一人では3脚をしっかり立てて撮影することは結局不可能でした。手持ち、MFで前述のファクターを微妙に調節しながら、フィンダーを直接のぞいて、面白い瞬間を捉えるしかなかったのです。2Kg近いカメラを持って、これは死闘に近いのですが、それでも6日通うだけの魅力がありました。
これらファクターの組み合わせで、たった一種類の花から様々なバリエーションが生まれるのです。













































撮影可能な花が減ってしまって、後半は一輪の花を相手にすることになってしまいました。
いっぱい載せてすみません。これでも膨大な絵から選んでいるのです。写真展には1枚か2枚に絞る必要があるので、候補をみなブログに載せてしまいました。

<ユキワリイチゲのリアルを越える>はまた来年です。来年も同じアプローチとは限りません。また新しい発見があるといいですね。

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自然教育園日記 その148 ユキワリイチゲのリアルを越える

2020-02-15 15:16:20 | 写真日記
自然教育園日記 その148 ユキワリイチゲのリアルを越える

今年は暖冬のせいでしょうか、春を告げる花、フクジュソウ、セツブンソウ、ユキワリイチゲがほぼ同時に咲きました。当方にとってはたいして面白くもない鳥撮りにうんざりしていたので、鳥撮りシステムを放り出して、Fujifilm GFX50S+Fujifilm GF120mm macroでの花撮りにシフトです。当方の好みであるユキワリイチゲに絞ってリアルを越えるシリーズを再開。

以下機材は全てFujifilm GFX50S+Fujifilm GF120mm macro 2-14は接写リングをかましています。

2020-2-13
新しい試み、<水滴の表現>を試みます。

























ちょっと息抜きでヒョウタン池を撮影。

さらにどんどんユキワリイチゲ撮影を続けます。すみませんが、今回はあんまり選択しないでいっぱい載せてしまいます。いずれは数点にしぼって展示会にだす予定ですが、何回か眺める内に気に入った絵が選択されるはずです。























2020-2-14
今年はユキワリイチゲが良く咲いています。



ここで新しい発見。舞台装置に写る花を撮り込んで、幻想的遊びを展開します。







この撮影は舞台装置と、重たいカメラ双方を手持ちで撮影しているので、とても疲れます。これ結構面白そう。なんとか手持ち撮影を改善してさらにトライしましょう。



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中判(645)カメラFujifilm GFX50Sにペンタックス中判(645)レンズをつけるとどうなる? 試写その1 新宿御苑

2020-02-03 12:40:13 | 写真日記
Fujifilm中判(645)カメラの軽量化対策―1
中判(645)カメラFujifilm GFX50Sにペンタックス中判(645)レンズをつけるとどうなる?
試写その1 新宿御苑

Fujifilm GFX50Sと純正レンズGF120mm macroとGF32mmを持って行くと実質約3kg,
サブカメラとしてFujifilm X-T3+ Zeiss touit 12mm と32mmを持って行くと約1kgがプラスされ、さらにGF45mm550gをプラスすると総計4.5kg となります。リュックその他付属品をプラスすると約6kgとなります。これで、裏磐梯、五色沼4kmを歩いたら、膝をやられました。中判カメラのフル装備では歩けない、これは超ショックでした。
海の波をスロシャッターで撮るには三脚(1~2kg)がプラスされます。これは恐怖です。

どうしたら重量を最低限に出来るか?
万一メインカメラにトラブルが発生した時に、どうしてもサブカメラが必要です。そうしないと旅が全滅してしまいます。
波撮影には実質135~200mmが適当です。そこで、同じペンタックス645レンズを異なるアダプターを介して、Fujifilm GFX50SとFujifilm X-T10で共用することにしました。サブカメラはX-T3を使いたいのですが、X-T10の方が軽いのでX-T10をサブカメラとしました。

新たに、中古ペンタックスFA645 200mm F4 (実質160mm)とペンタックスFA645 33-55mm F4.5(実質27mm~45mm)を購入し、 Fujifilm GFX50SとFujifilm X-T10で共用します。さらに超軽量のリュック(150g)を買って、付属品も含めて総計3.7gに抑え込みました。

広角領域が実質27mmまでとなってしまったことは残念ですが、これを実質18mmまでもって行くと中古ペンタックス645レンズでも20万円とがぜん高価になり重くなるので、あきらめました。中古ペンタックスFA645 200mm F4は約3.6万円、ペンタックスFA645 33-55mmが約4.6万円総計約8.2万円に抑え込みました。


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 200mm F4.0
Fujifilm X-T10 + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL
Fujifilm X-T10 + Pentax FA645 200mm F4.0

レンズは一組だけ、異なるアダプターを使って、カメラを付け替えています。

とにかく、ミラーレスカメラは中判カメラであっても、大半の他社の一眼レフ・レンズ(さらに古いカメラのレンズ)を付けることが出来ることが、最大のメリットです(ミラーレスカメラ・レンズ同士は付けられませんが)。



しかし、ボロボロ寸前の8.2万円レンズです。まともな画質が得られなければ、元も子もありません。新宿御苑で試写しました。その結果を載せます。


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL
さすが、真冬は空いています。


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL

今どき、さいている花といえば、水仙(ペーパーホワイト)、ウメ、ロウバイくらい。ペーパーホワイトは白飛びしやすく、ピントは合わせにくく、試写としてはうれしくない対象だけれどもしょうがない。


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 200mm F4.0


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 200mm F4.0


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 200mm F4.0


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 33-55mm F4.5AL


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 200mm F4.0


Fujifilm GFX50S + Pentax FA645 200mm F4.0

ここからはFujifilm X-T10


Fujifilm X-T10 + Pentax FA645 200mm F4.0


Fujifilm X-T10 + Pentax FA645 200mm F4.0


Fujifilm X-T10 + Pentax FA645 200mm F4.0 シロハラでしょうか?

Fujifilm X-T10 + Pentax FA645 200mm F4.0は実質300mmですから、鳥撮りも出来ないことはない。Fujifilm X-T10は意外にPentax FA645とマッチングがいいですね。

画質はどうでしょうか? 6kgを3.7kgまで落としたのですから、なんとかこのシステムでOKを出したい。しかし、現状は当落スレスレをさまよっている感じ。

ペンタックス645レンズの120mmマクロと45mmの画質は十分OKと思ったのです。
ポルトガル旅行とその準備編は全てFujifilm GFX50S+ペンタックスFA645 45mmです。
奄美大島ではFujifilm GFX50S+ペンタックスFA645 70-300mm、飛び鳥撮りではFujifilm X-T3 + Pentax FA645 70-300mmをテレコX1.4で使っています。自然教育園日記 その128 晩秋の自然教育園あたりはFujifilm GFX50S+ペンタックスFA645120mm macroできれいな紅葉を撮っています。いずれも満足行く画質でした(Pentax FA645 70-300mmはちょっと苦しい)。

その後純正レンズを購入した後でも、ペンタックスFA645 45mmとFA645 120mm macroは十分純正レンズに対抗できると思っています。しかし、今のところなぜかこの33-55mmズームと200mmで純正レンズを代替しようというのはいささか苦しい感じがしています。

さらにその後、軽量化の一手段として、純正レンズに純正テレコンバーターX1.4を付ける手があることに気が付きました。テレコンバーターX1.4により、必要に応じて望遠側はさらに望遠に、広角側は適度な常用写角にシフトできます。これだと、実質総計5kgくらいに抑えることが出来ますが、まだまだ重たい。しかし、テレコは10万円くらいするから、そうやすやすとこちらに乗り換えることもできません。当分、ペンタックス645レンズで試写を続けましょう。




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