newアート考察 その3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? 後記―2 酒器コンペティション
これら4つの酒器は<newアート考察 その3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か?>での旅行の時買った酒器です。いずれも4000円前後、左は越前焼、超薄い陶器です。右3つはいずれも九谷焼です。これを買った時の詳しい事情はそれぞれのブログをご覧ください。左からその特徴を述べると
陶器の本道から苦心してうまれた備前焼、超薄陶器。厚さ1mm以下、持つとあまりに軽いのでびっくりする。(司辻健司、<ひらら>シリーズ、ゆきいろ、伝統工芸青山スクエアでネット販売あり)
日本画に堪能な作家さんが作った九谷焼(佐藤剛志)
九谷焼の古典を若いセンスで表現した九谷焼期待の若手作家さんの作品(中荒江道子)
伝統の流れを受け継ぐ細密赤絵九谷焼(?)
どれを好んで使うか、最初はここに並べた左から使用頻度は高かった。半年経った現在の使用状況は、本当にほぼ同等です。それぞれの個性を場面に合わせて楽しんでいます。
この漆塗り木製の片口は会津若松で購入したもの、この組み合わせは気に入っています。一応他の酒器にも合わせてみましたが、この組み合わせがベスト。伝統の力は飽きずに楽しめる底力があります。
この左は輪島で買った輪島塗の片口、備前焼とのドッキングはどうでしょうか。
他にも京都時代に買った片口が色々あります。色んな組み合わせを楽しんでいます。
以前は、旅行に行くといつもぐい飲みを買っていたので、どんどんたまりました。みなそれぞれに思い出が詰まっています。最近は自分で陶芸を始めたので、ぐい飲み収集の頻度が落ちてきました。
お酒(日本酒)の好みというのはとても単純ではありません。これまでの経験でいえることは、
1、全国に美味しいお酒は五万とある。
2、どの酒蔵も、秘蔵の美味しいお酒を持っている。日本酒はその複雑な作り方から、樽によって味に違いが出てくる。一番うまくできた樽のお酒が秘蔵のお酒。蔵元は樽によって色々の出来具合のお酒をブレンドして各蔵元の目指す一定のレベルの味にして一般に市販するのです。
2、地元、または酒蔵と特別な関係を持つ酒店では秘蔵またはそれに近いお酒を手に入れることが出来る。同じ名前でも一般に売られているお酒とは味が全く違う。
3、つまり同じ蔵元でも、名前によって、それぞれの個人が感じるうまいまずいは全く違う。さらに同じ名前でも、売っている場所で味は全く違う。
4、さらに驚くべきことには、全く同じお酒でも、温度、季節、作った年度、飲む時の体調、一緒に食べる食事、飲むときの環境、一緒に飲む人、等々によって、うまいまずいが極端に違ってくる。
5、以上から、お酒は1升ビンをあけてから(いっぺんに1升のむわけではありません)うまいまずいを判断する必要がある。
6、お酒は飲んでいるとその味に慣れてくる。違うお酒に移ると、それまでの慣れているお酒の影響を大きく受ける。特に若いころから飲んでいる方は、その原点の味がしみ込んでいる。
7、当方のこれまでのお酒遍歴は、浦霞、〆はり鶴、天狗舞、十四代、等良く知られたお酒は別にして、佐渡尾畑酒造(真野鶴、最近ご無沙汰)、京都丹後半島のハクレイ(舞鶴、宮津)、栃木小林酒造(鳳凰美田・碧判)、神奈川県瀬戸酒造(いざ、酒田錦)を巡礼している。そして今のところ何年も、必ずハクレイ酒造(舞鶴、宮津)に戻る。
当方の長い経験による推薦の日本酒をブログにも書き、酒の席にも持参し、推薦するのだが、その後推薦に従って買って飲んでみたがさすがに美味しかったというレスポンスを受けた例がない。酒飲みは、自分の好みのお酒が決まっていて、ガンとしてそれを変えようとはしないようです。当方はそんなことありません、推薦されるお酒があったら、試してみます。ご連絡ください。お酒は入り口で否定してはいけない、こちらで合わせて作り手の心を探るのです。心のある酒は続き、商売優先のお酒は消えてゆきます。
最近、箱根のホテルで出会った瀬戸酒造のお酒。その後、4回購入しています。複数回購入することはとっても評価しているということです。<いざ>はタイミングが合えば(なぜか合わない時もあるのです)最高のお酒です。左から本醸造酒、純米酒、純米吟醸酒。一時途絶えて、最近復活した神奈川県の酒蔵です。伝統と現代のセンスがマッチしています、ぜひネットで瀬戸酒造と入れてみてください。本醸造酒、純米酒、純米吟醸酒の違いはごぞんじでしょうね? それぞれ最適の温度があり、飲むときのベストタイミングがあります。それぞれを楽しめばいいのです。
これら4つの酒器は<newアート考察 その3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か?>での旅行の時買った酒器です。いずれも4000円前後、左は越前焼、超薄い陶器です。右3つはいずれも九谷焼です。これを買った時の詳しい事情はそれぞれのブログをご覧ください。左からその特徴を述べると
陶器の本道から苦心してうまれた備前焼、超薄陶器。厚さ1mm以下、持つとあまりに軽いのでびっくりする。(司辻健司、<ひらら>シリーズ、ゆきいろ、伝統工芸青山スクエアでネット販売あり)
日本画に堪能な作家さんが作った九谷焼(佐藤剛志)
九谷焼の古典を若いセンスで表現した九谷焼期待の若手作家さんの作品(中荒江道子)
伝統の流れを受け継ぐ細密赤絵九谷焼(?)
どれを好んで使うか、最初はここに並べた左から使用頻度は高かった。半年経った現在の使用状況は、本当にほぼ同等です。それぞれの個性を場面に合わせて楽しんでいます。
この漆塗り木製の片口は会津若松で購入したもの、この組み合わせは気に入っています。一応他の酒器にも合わせてみましたが、この組み合わせがベスト。伝統の力は飽きずに楽しめる底力があります。
この左は輪島で買った輪島塗の片口、備前焼とのドッキングはどうでしょうか。
他にも京都時代に買った片口が色々あります。色んな組み合わせを楽しんでいます。
以前は、旅行に行くといつもぐい飲みを買っていたので、どんどんたまりました。みなそれぞれに思い出が詰まっています。最近は自分で陶芸を始めたので、ぐい飲み収集の頻度が落ちてきました。
お酒(日本酒)の好みというのはとても単純ではありません。これまでの経験でいえることは、
1、全国に美味しいお酒は五万とある。
2、どの酒蔵も、秘蔵の美味しいお酒を持っている。日本酒はその複雑な作り方から、樽によって味に違いが出てくる。一番うまくできた樽のお酒が秘蔵のお酒。蔵元は樽によって色々の出来具合のお酒をブレンドして各蔵元の目指す一定のレベルの味にして一般に市販するのです。
2、地元、または酒蔵と特別な関係を持つ酒店では秘蔵またはそれに近いお酒を手に入れることが出来る。同じ名前でも一般に売られているお酒とは味が全く違う。
3、つまり同じ蔵元でも、名前によって、それぞれの個人が感じるうまいまずいは全く違う。さらに同じ名前でも、売っている場所で味は全く違う。
4、さらに驚くべきことには、全く同じお酒でも、温度、季節、作った年度、飲む時の体調、一緒に食べる食事、飲むときの環境、一緒に飲む人、等々によって、うまいまずいが極端に違ってくる。
5、以上から、お酒は1升ビンをあけてから(いっぺんに1升のむわけではありません)うまいまずいを判断する必要がある。
6、お酒は飲んでいるとその味に慣れてくる。違うお酒に移ると、それまでの慣れているお酒の影響を大きく受ける。特に若いころから飲んでいる方は、その原点の味がしみ込んでいる。
7、当方のこれまでのお酒遍歴は、浦霞、〆はり鶴、天狗舞、十四代、等良く知られたお酒は別にして、佐渡尾畑酒造(真野鶴、最近ご無沙汰)、京都丹後半島のハクレイ(舞鶴、宮津)、栃木小林酒造(鳳凰美田・碧判)、神奈川県瀬戸酒造(いざ、酒田錦)を巡礼している。そして今のところ何年も、必ずハクレイ酒造(舞鶴、宮津)に戻る。
当方の長い経験による推薦の日本酒をブログにも書き、酒の席にも持参し、推薦するのだが、その後推薦に従って買って飲んでみたがさすがに美味しかったというレスポンスを受けた例がない。酒飲みは、自分の好みのお酒が決まっていて、ガンとしてそれを変えようとはしないようです。当方はそんなことありません、推薦されるお酒があったら、試してみます。ご連絡ください。お酒は入り口で否定してはいけない、こちらで合わせて作り手の心を探るのです。心のある酒は続き、商売優先のお酒は消えてゆきます。
最近、箱根のホテルで出会った瀬戸酒造のお酒。その後、4回購入しています。複数回購入することはとっても評価しているということです。<いざ>はタイミングが合えば(なぜか合わない時もあるのです)最高のお酒です。左から本醸造酒、純米酒、純米吟醸酒。一時途絶えて、最近復活した神奈川県の酒蔵です。伝統と現代のセンスがマッチしています、ぜひネットで瀬戸酒造と入れてみてください。本醸造酒、純米酒、純米吟醸酒の違いはごぞんじでしょうね? それぞれ最適の温度があり、飲むときのベストタイミングがあります。それぞれを楽しめばいいのです。