小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その137 2019春夏ー写真展及び個展のご案内

2019-06-08 16:23:17 | 日記
今回の白金自然写真クラブの写真展はとても長い期間開催されます。
開催場所
東京都国立科学博物館附属自然教育園展示ホール
開催期間
2019年6月8日(土)~8月25日(日)
一斉に7月20日に展示入れ替えがあります。

当方はリアルを越えるシリーズ一本に絞って展示します。


リアルを越えるーカタクリ-1


リアルを越えるースミレ-1


リアルを越える-イチリンソウ

7月20日入れ替え


リアルを越えるーカタクリ-2


リアルを越えるーカタクリ3


リアルを越える―シャガ1


リアルを越えるースミレ2

お知らせとして大事なのはこれから書く以下の件です。

この写真展にオーバーラップさせて、当方の初めての個展を開きます。
種々のアート/工芸技法(写真、絵画、ガラス工芸、陶芸)をクロスオーバーさせて、自然の魅力を表現する試みです。
《クロスオーバー展》と名付けました。

1、ガラス工芸と陶芸のクロスオーバーは先日ブログに紹介した《貝の記憶》シリーズを中心としたものです。



このシリーズの小ぶりの作品を4点作成中です。会期までに出来上がるかは微妙なところです。

2、写真に関しては、自然の中に抽象を作ると題して、リアルを越えるシリーズを何点かだします。上に紹介した写真が中心になります。



さらに、写真において、海の波と湖面の波(水鏡)シリーズを巨大までいかないですが、大きなスケールで展示しようと思っています。これから印刷にはいるので、まだうまく行くかわかりません。これらは写真による具象でありながら、自然の中の抽象をクロスオーバーさせたものです。自然の中に抽象を見出す。
3、陶芸はこれまでに作った貝と波シリーズを数点。これは実際の貝の断片をモチーフにした陶芸作品です。これも一種の具象と抽象のクロスオーバーです。現在まだ貝をモチーフとした作品を数点作り続けています。
4、現在作成中なのが、自然教育園で撮影した蝶やカワセミの飛び姿をアレンジした大皿を1枚ずつ、これも上手くゆくかわかりません。これは写真と陶芸のクロスオーバーと考えています。これまで飛び姿にこだわって撮影してきた成果を陶芸に反映させることが目的です。
5、陶板を絵画風にディスプレイした、陶芸と絵画のクロスオーバーがすでに出来ているものが3点、ちゃんとした額にはいっています。作成中が1点。絵画が当方の原点です。陶板で絵画を作ることはずっと続けてきました。
6、これ以外に小物として、ぐい飲みやワインカップ等酒器、壁掛け/鍋敷き兼用タイル、小花器等を販売いたします。ここではレーザーカッターで作った木型とガラス粉を使った絵付けをしています。デジタルアートと陶芸、ガラスと陶芸のクロスオーバーになっています。
開催日時及び開催場所は以下の通り。自然教育園または地下鉄白金台出口1から5分の白金台ギャラリーです。これは白金自然写真クラブの先輩が開いているギャラリーです。自然教育園での写真展とこのクロスオーバー展を容易にはしごすることが出来ます。





では、ご来展をお待ちしております。メールいただければワインと日本酒を用意しておきます。展示の酒器で飲みましょう。まだ売れ残っていればの話ですが。
liebstod@peace.ocn.ne.jp
連絡いただければ、規定時間外でもオープンします。ワインサービス付きです。とにかく楽しい時間が過ごせればいい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然教育園日記その136 プレ撮影は虫撮りに有効か? 645中判カメラは虫撮りに有効か?

2019-06-01 21:46:54 | 日記
自然教育園日記136 プレ撮影は虫撮りに有効か? 645中判カメラは虫撮りに有効か?

FujifilmGFX50S+Pentax645 120mm macro で虫を撮った場合、連写速度が遅いので、到底
飛び虫は撮れないが、止まっている虫に対しては、圧倒的リアリティーがあると思えます。


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 120mm macro


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 120mm macro


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 120mm macro


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 120mm macro


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 120mm macro


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 120mm macro

Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mmの場合は、 近づくことはできませんが、望遠で撮って、トリミング拡大することによって、結構マクロ並みに細密な描写ができます。また連写速度が10コマ/秒まで行きますから、動き物も撮れます。


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm

ムクドリがさかんに何かを摂っているので、拡大してみましたが、トンボでしょうか、ほかの大型の羽虫でしょうか、はっきりとはわかりません。


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm

タイミングが合えば、大型の鳥なら飛び鳥も撮れます。


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm

Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm この組み合わせで、かなり色々なシーンの撮影をカバーできます。自然教育園を歩くカメラマンの殆どが、望遠ズーム一本で撮影しているのもうなずけます。

Sony alpha7RIII + Sony FE 90mm macro、マクロ撮影になると、虫に近づく必要があり、虫はなかなかじっとしていませんが、近づいて撮れれば、望遠レンズでは得られない、違った新しい世界へ連れて行ってくれます。さすがにこの組み合わせで飛び虫を撮るのは極めて難しい。たまにアップの飛び虫というユニークな写真が獲れることはあります。


Sony alpha7RIII + Sony FE 90mm macro  トンボのアップ


Sony alpha7RIII + Sony FE 90mm macro


Sony alpha7RIII + Sony FE 90mm macro

Fujifilm X-T3のプレ撮影は飛び虫撮影に有効だろうか? Fujifilm X-T3に3種類のレンズを試してみました。このケース、普通だったらFujifilm 100—400mmを使うのですが、重たくて高いので、現在は手持ちがありません。

Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FL 250mm
望遠鏡レンズBorgの中で最も軽くて、明るいminiBorg 55FL 250mmは焦点距離からだけ言えば、虫撮りにはちょうどいいのですが、このMFで飛び虫を捉えるのはやはり難しい。無論、プレ撮影モードで撮影。


Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FL 250mm


Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FL 250mm


Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FL 250mm


Fujifilm X-T3 + miniBorg 55FL 250mm

焦点が合えば、結構きれいに迫力ある絵がとれます。

次にFujifilm X-T3 + Zeiss touit 50mm macro, プレ撮影で飛び虫撮りに挑戦します。相当トリミング拡大しています。なんとかみられる飛び虫が撮れます。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 50mm macro


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 50mm macro


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 50mm macro


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 50mm macro

Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 50mm macroは軽量小型ですから、止まっている虫なら、気軽に本格的マクロ撮影ができる。そのうち以下のようなちょっとめずらしい場面に出くわすこともあります。。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 50mm macro


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 50mm macro


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 50mm macro


Fujifilm X-T3のプレ撮影が生かすには、やはり望遠レンズが必要です。とりあえずはPentax DA 200mmをトライ。


Fujifilm X-T3 + Pentax DA 200mm F2.8  

アカボシゴマダラの春夏バージョン(赤星なし)の飛び虫を撮影。



Fujifilm X-T3 + Pentax DA 200mm F2.8


Fujifilm X-T3 + Pentax DA 200mm F2.8


飛び虫にはやはりMFピントが難しい。


Fujifilm X-T3 + Pentax DA 200mm F2.8


Fujifilm X-T3 + Pentax DA 200mm F2.8


Fujifilm X-T3 + Pentax DA 200mm F2.8


Fujifilm X-T3 + Pentax DA 200mm F2.8

結論は、
1、プレ撮影は飛び虫撮りに有効です。Fujifilm X-T3+フジノン100-400mmでAF撮影するのが無難でしょう。
2、皆さんが使っている、高速連写カメラ+望遠ズーム、ここではSony alpha7RIII + Sony FE 70-300mmですが、飛び鳥撮影でなく飛び虫撮影なら、たまに撮れますから、もっとも汎用性が高い。しかし、皆さんと同じ絵しか撮れないので、当方には面白くない。
3、止まっている虫をじっくり撮るなら、645中判カメラは美的に一枚上の写真が撮れます。しかし、撮れるシチュエーションがとっても狭くなる。この美的違いに興味ない方には向きません。
最近、、645中判カメラは撮影のバラエティーを与える奥の手をまだまだ持っていることにきづきました。色々撮り方を変えれば、645中判カメラ一台でも楽しめる可能性があります。次回に報告できるかもしれません。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする