小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その177 ユキワリイチゲ その2

2021-02-26 22:24:36 | 写真日記
2021-2-21
今日は、正統的アプローチとして、Fujifilm GFX50SにFujifilmの純正レンズ、GF120mm F4 Macroを付けて撮影。


 Fujifilm GFX50S + GF120mm F4 macro

アブのとまったユキワリイチゲの一つをおもいきってガンガンにトリミング拡大してみました。以下の写真です。これが中判カメラとマクロレンズのなせる業。高画素と高階調により拡大してもみずみずしい写真になります。


トリミング拡大 Fujifilm GFX50S + GF120mm F4 macro


トリミング拡大 Fujifilm GFX50S + GF120mm F4 macro

以下は控えめな<リアルを越える>試み。


Fujifilm GFX50S + GF120mm F4 macro <リアルを越える>


Fujifilm GFX50S + GF120mm F4 macro <リアルを越える>


Fujifilm GFX50S + GF120mm F4 macro <リアルを越える>

とても大きな花があったので、記念撮影。


Fujifilm GFX50S + GF120mm F4 macro
この日、ユキワリイチゲは満開、ピークでした。

2021-2-23
今日はSony/Zeiss 135mm F1.8 (A-mount) をFujifilm GFX50Sに付けてみました。米国産レンズアダプタ―に加えるに中国製の接写リング(Extension Tubeと呼ぶようです)Viltrox 、DG-GFX 45mmをかましています。

Fujifilm 純正45mm 接写リングは49,500円します。中国製Viltroxは12,000円くらいですが、7,650円で購入。Viltroxは時々不良品があり(当方はGFX用18mm接写リングで不良品をつかまされましたが、すぐに交換してくれました。)口コミに悪く書かれる為かお安くなっているようです。今のところViltrox 、DG-GFX 45mmはちゃんと使えています。いつもビクビクではありますが、必要ならエイヤっと中国製を購入しています。なんとかなっています。

Sony/Zeiss 135mm F1.8 (A-mount)は当方が<天下の宝刀>と呼ぶレンズで、135mm F1.8を接写リングとつなぐとボケらしいボケが得られます。この日はSony 135mm STF F2.8 (A-mount, STF時F4)も持って行きました。こちらも接写リングをかまして撮影しましたが、マクロ的に使う場合はやはりSony/Zeiss 135mm F1.8 (A-mount)の方がすばらしい。
STFはF2.8ですからマクロ的な撮影ではボケは無理です。あくまで中距離以上で使うレンズです。

Sony/Zeiss 135mm F1.8 (A-mount)をFujifilm GFX50Sに付けられるようになったことは中判カメラにボケを持ち込めるということで当方の中判カメラシステムにおける画期的進化です。

今度発売されるGF80mm F1.7、26万円およびとっても評判の良いGF110mm F2、30万円とSony/Zeiss 135mm F1.8 (A-mount)はいい勝負となるでしょう。買わなくて済むか、やはり買うか?? GF80mmやGF110mmはやっぱりよだれが出るレンズです。


この日は花のピークを過ぎて、撮れる場面が限定されて苦しい展開です。


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 135mm F1.8 (A mount)


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 135mm F1.8 (A mount)


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 135mm F1.8 (A mount)


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 135mm F1.8 (A mount)


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 135mm F1.8 (A mount)


Fujifilm GFX50S + Sony/Zeiss 135mm F1.8 (A mount)

ツアイスの繊細さ、優しさを感じます。

LEDランプとプロジェクション・マッピングのプロジェクターと2kgの中判カメラ機材を一人で扱っているのですからしんどい事甚だしい。ピントがいい加減なこととプロジェクション・マッピングの成果がでないことの言い訳です。

昨日は月曜で休園でした。今日はすでにユキワリイチゲの最盛期が過ぎてしまいました。明日も祝日明けで休園。これ以上、今年のユキワリイチゲ撮影は絶望的。
満足行く絵が撮れない内に終了で残念です。次のカタクリの花までに体制を立て直さなくてはなりません。

2021-2-25

改良型、miniBorg55FL 250mm F4.5 + coBorg system + Fujifilm X-T3 (実質450mm, F4.5 、プレ撮影システム、30コマ/秒  総重量 1.07g)をちょっと試写。

















Fujifilm X-T3+実質450mm、F4.5のBorgシステムを総重量1.07kgまで軽量化したのですが、折も折、さらに優秀な機材が発売になるということでまたもや悩ましい。    Fujifilmから70-300mm (F4-5.6 、580g、プレ撮影時実質540mm) が発売になります。 Fujifilm X-T3(539g)に付けると1.12kg、新発売のFujifilm X-S10 (465g、手振れ補正、プレ撮影付)に付ければ1.045kgで鬼に金棒。70-300mmもX-S10も約10万円で計20万円。今はFujifilm GFX100Sを狙っているのだから、70-300mmは当分、先だな。とにかくお金を稼ぐ方法を必死に考え出さなければ.


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自然教育園日記 その176 春の花が始まりました

2021-02-20 22:15:42 | 写真日記
自然教育園日記 その176 春の花が始まりました

miniBorg55FL 250mm F4.5 + coBorg system + Fujifilm X-T3 (実質450mm, F4.5 、プレ撮影システム、30コマ/秒 )をさらに改良しました。絞りユニット+ヘリコイドユニット+ドロチューブ+短い胴鏡(新たに購入)として、絞りユニットを外せたので1.07gへ軽量化に成功。わずかですが50g減少。もう一息で1kgを切るのに残念。どうでもいい話ですみません。もし、万が一Borg systemに興味がおありなら、ビッグカメラがBorg system関連をよく扱っています。 当分、鳥撮りはしないので、改良版を載せておきました。



さて、花撮りへシフトです。花撮りにおける、<リアルを越える>シリーズの試みを織り込みながら、ユキワリイチゲ一本に絞って色々な機材をトライしています。

2021-2-14
まずは、Sony alpha7RIII + 接写リング+Zeiss Batis 40mm F2。このBatis 40mmによるマクロ撮影がとてもいい。このレンズはもともと24cmまで近づける、さらに接写リングをかましてマクロ的に使うのです。


Sony alpha7RIII + 接写リング+Zeiss Batis 40mm F2

以下は<リアルを越える>の新しい試み、プロジェクション・マッピングの花への応用です。
なかなかリアルを越えません。まだまだ道は遠い。


Sony alpha7RIII + 接写リング+Zeiss Batis 40mm F2 <リアルを越える>


Sony alpha7RIII + 接写リング+Zeiss Batis 40mm F2 <リアルを越える>


Sony alpha7RIII + 接写リング+Zeiss Batis 40mm F2 <リアルを越える>

2021-2-16

今日は中国製レンズをトライ。中一光学85mm F1.2は超ボケねらい。Laowa 15mm macro F4は超接近と背景の両立狙い。


Fujifilm GFX50S + 接写リング + 中一光学85mm F1.2


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro F4


Fujifilm GFX50S + 接写リング + 中一光学85mm F1.2


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro F4 <リアルを越える>

2021-2-18
そうそう、今日フジフィルムのイメージング・プラザにいってGFX100Sを見てきました。説明員さんと色々話して面白かった。 説明員さんもGFX50Sに愛着があると言ってました。見た目はGFX100Sの方が小ぶりに見え、重量もわずか軽い。GFX50Sのダイアル具合がオールドファッションでそこがいい。GFX100Sのダイアルや外見がそんじょそこらの現代風になって、オーラが減少。GFX100Sを買うとしてもやはりGFX50Sは手放せないと思ったのです。そんなにあわてて買う必要もないなという結論となりました。GFX100SでもSony Aマウントが使えることは確認したので、残る障害はGFX50Sへの愛着とold fashion への愛着だけかな? 資金の障壁もあった。

2021-2-19
ユキワリイチゲの撮影を開始して一枚撮ったところで、NHKのディレクターであるという若い女性が話しかけてきました。自然教育園をテーマに番組を考えているとのこと。色々話して、最後に協力を求めてきたのですが、何故かことわりました。何故だったか、後で考えててみたのですが、当方は自然教育園に対して決して詳しくはないし、自然教育園に関しては他に適任の方がいっぱいます。今は、頭の中が他の2つのことで一杯なのです。LifeSeq㈱の仕事と陶絵画です。ということで、この日は写真が無い。

2021-2-20
今日も何故か中国産レンズをトライ
新たに購入した中国産小型三脚Leofotoが超小型軽量にもかかわらず、2kgの中判カメラシステムを支えることが出来、これはすばらしい、中国勢が活躍。<リアルを越える>の新しい試みをとても控えめに織り交ぜています。 ユキワリイチゲは午後2時半過ぎる花が閉じてしまうので、今日は午前中に撮影トライ。ユキワリイチゲ満開でコンディションはすばらしい。


Fujifilm GFX50S + 接写リング + 中一光学85mm F1.2


Fujifilm GFX50S + 接写リング + 中一光学85mm F1.2


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro F4 <リアルを越える>


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro F4 <リアルを越える>


Fujifilm GFX50S + 接写リング + 中一光学85mm F1.2


Fujifilm GFX50S + 接写リング + 中一光学85mm F1.2


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro F4


Fujifilm GFX50S + Laowa 15mm macro F4

まだ、ユキワリイチゲでのトライは続きます。
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自然教育園日記 その175  色々苦労していますーその2 及び ソニーと富士フィルムの最新カメラについて

2021-02-12 14:21:11 | 写真日記
自然教育園日記 その175  色々苦労していますーその2 及び ソニーと富士フィルムの最新カメラについて

2021-2-12
昨年末に完成するはずのLifeSeq㈱の仕事が終わらずに、本日やっと第一報を送って一段落。ここのところ数週間自然教育園にもゆけず、ブログも書けずにおりました。

miniBorg55FL 250mm、F4.5を手持ちのちっちゃなcoBORGに付けるアダプター(M57→M42ラッパ【4257】)が手に入りました。miniBorg55FL 250mm、F4.5の時は胴鏡スライド式ドロチューブで焦点を合わせていました。これは軽くて良かったのですが、
ラッパ【4257】でminiBorg55FL 250mm、F4.5をcoBORGにつなぐにはドロチューブですと無限遠に焦点が合いませんでした。胴鏡最短長が長すぎるのです。しかたなく、ドロチューブをあきらめて、ヘリコイドと絞りのユニットをかましてやっと使えるようになりました。
このユニットは重たいので、Fujifilm X-T3に付けた全装備で1.13kgですから、miniBorg55FL 250mm、F4.5の時の1.2kgとあまり変わらない結果になってしまいました。



miniBorg55FL 250mm、F4.5の径とcoBORGの径が違うので、それを接続するのがラッパになるわけです。これで2021-2-11に久しぶりに自然教育園にいって試写したのが以下の絵です。全体に露出オーバーになってしまいました。まあ、使い込めばなんとか使えそうです。総計1kgで実質450mm、F4.5ですからいいんじゃないですか? 1型コンデジと対抗できるかは分かりませんが。元々のドロチューブをつかったminiBorg55FL 250mm、F4.5システムに比べ、重量はほぼ同じですが、大きさが小さくなっただけ、ほんとに気楽な持ち味になったことと、ドロチューブからヘリコイドによる焦点合わせに変わったことで、焦点の固定がしっかりして(ドロチューブは軽くていいのですが、焦点がすぐずれてしまうのです)、 MFがずっと楽ちんになりました。




















カワウ(ウミウ?)は、ほんのたまに自然教育園にやってくるのですが、こいつらの食欲を満足する量の魚はいないので、すぐ消えてしまいます。このカワウはドジで、飛び上がって桜の木に止まろうとして、足をすべらせてクビで枝にぶら下がったところです。水掻きのついた足で細い枝にとまれるわけないのですが。



臨場感は出るようです。



このシステムでは最短焦点距離が4~5mですから汎用にはなかなか苦しい展開です。

以下Fujifilm X-T3にZeiss 50mm macroF2.8に付け替えてちょこっと撮影。セツブンソウやユキワリイチゲがちょうどいい具合に咲いています。いよいよ春の花を相手に新しい撮影方法をトライしなければならない時がきました。早くやらないと花が最盛期をすぎてしまう。





ところで近々Sony α1とFujifilm GFX100Sが発売されます。Sony とFujifilm の双方を扱っている当方には、大きな課題を投げられたということです。


Sony α1


Fujifilm GFX100S

Sony α1は5010万画素、鳥にも対応するひとみAF、30コマ/秒の高速連写が売りのフルサイズカメラです。80万円。
Fujifilm GFX100Sは1億200万画素の645中判カメラでありながら900gに抑えたボディー重量、5軸手ぶれ補正、それでも低価格が売りです。70万円。

これは究極の選択を迫ります。お金持ちは両方買えばいいので問題ないでしょうが。
当方にとって答えはすでに決まっています。Fujifilm GFX100Sの買いです。一般の方は当然Sony α1の買いでしょう。

Fujifilm GFX100Sは予約販売ですでに品薄が予測されており、大人気のようです。みなさんコロナ禍で動きがとれず、ストレスが溜まっている上にお金がだぶつき、70万、80万円でも買いに走るのでしょう。Sony α1は明らかにそれを狙った強気の価格です。Fujifilm GFX100SはFujifilm GFX50S当初の価格と同じですから、とっても割安感があります。

Sony α1はまさにこれまでの一眼レフNikonの方向にそっていますから、真っ向勝負です。ここで一気にNikonを追い落とそうという意図が見えます。本当は昨年の2020オリンピックにぶつけたかったのでしょうが、コロナ禍で発売の様子をみていたと思われます。Sony α1は5010万画素ですから、Fujifilm GFX50Sは並ばれてしまい、引きずられてGFX100S、1億200万画素の販売を急いだということでしょう。Fujifilmはすでに1億画素のFujifilmGFX100を出していますが、これは1.2kgで100万円を越していましたから手を出す人は限定されていました。

しかし、当方はまだぐずぐずしています。現状、いそがしくて気が回らなかったことが最大の原因ですが、
1, 1億画素は、現在殺到している方の中には使いこなせない方も出てくるのではないかと心配します、まったく余計なことですが。 画素数が高ければいい写真が撮れるわけではありません。
GFX50S、5000万画素で苦労してきた当方には、扱ってみないとわからない、それならゴチャゴチャ言わずに扱ってみようと思っているということです。

2,高画素はメリットはあるが、デメリットもある。Fujifilm GFX50Sでこれまで得た感覚が、Fujifilm GFX100Sでかえって失ってしまうことがあったら怖い。あの生々しい感覚がFujifilm GFX100Sで出るだろうか? GFX50Sでぎりぎりに使えることがわかったソニーAマウントレンズ、中国製・中一光学の85mmF1.2、Laowa マジックコンバーターを介するフルサイズ用レンズ、ペンタックス645レンズ、そのようなこれまで苦労してきた645カメラへの対応が Fujifilm GFX100Sでも同じように通用するだろうか?もし通用しない可能性があるならFujifilm GFX50Sも持っていなければならない。買い替えでないなら、70万円用意しなければならない。

しばらく様子を見るべきだという声と、買う決心がついているならさっさと流れに逆らわずに乗って行くべきだという声が5分5分に拮抗しています。
時間ができたのでこれから考えます。
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