京都の緑、東北の緑
その4 京都の緑、八瀬編(8月14日、土曜日)
緑シリーズの最終章は、東北からまた京都に戻ります。やっぱり京都で締めくくりです。
以前、京都の緑を撮りに大原にいった途中で、八瀬のあたりの山の風景がとても魅力的でした。山々に低い雲がかかった情景を写真に収めたかったのです。この日は時間がなくで、出来ませんでした。 これだけ緑を追いかけても。緑の山の遠景はほとんどありません。山に入ってしまっては、山は撮れないのです。今日は山肌、山の稜線、稜線の重なりを撮ります。何時も見慣れている風景ですが、一度ちゃんと撮ってみたかったのです。残念ながら今日は低い雲がかかっていません。くもり空なのに、雲は高い。
出町柳から叡山電鉄、八瀬駅で降りて、高野川にそって、バス停、ふるさと前まで約2km弱歩きました。暑いことこの上ない汗だくのウオーキングです。こんなところテクテク歩いているのは当方だけです。八瀬駅で降りた方々は全員ケーブルで涼しい比叡山に登ります。
これまでの緑の撮影の経験を生かして、結構面白い写真がとれました。八瀬駅で降りて歩き始めた時、なんとクリエイションコア御車の館長さんにバッタリ出会いました。このあたりのマンションにお住いとのこと。たしかにクリエイションコアまで遠くないし、素晴らしい環境に暮らすという考えもいい考えですね。東京では考えられない暮らし方です。しかし、ここで御会いするとは、ものすごい偶然ですね。さて、館長さんが毎日見ている風景が、どのように撮れているかな。
K7 15mm limited
K7 15mm limited
これが、賀茂川と合流する高野川の上流です。いいですよね、職場から30分もしないうちに、こんな風景に出会えるのですから。
K7 50-135mm
皆さん緑にあきているだろうから、私にとっておいしい写真なのですが、緑だけの写真は、皆飛ばします。
K7 50-135mm
K7 50-135mm
K7 50-135mm
K7 50-135mm
K7 50-135mm
K7 50-135mm
K7 77mm limited
そう、これが今日のテーマなのです。山の稜線の重なり。
木々の陰影のパターンと、稜線の微妙な色の変化が私にはとても面白いのです。もちろん、雲がかかってくるともっと面白いのですが、今日はしかたありません。
K7 77mm limited
いっぱい稜線をのせたいのですが、また飽きたといわれるに違いので、やめておきます。
K7 77mm limited
東北の旅で花がびっしり咲いているネムの木をいっぱいみました。撮影するチャンスがなくて残念と思っていました。 今日はネムの木の花が撮影できます。花はパラパラですが。
K7 77mm limited
最近、やっと手に入れた77mm limitedレンズ、向かうところ敵なしといわれる名レンズです。今日は77mm limitedを試すことが目的でした。 もともとポートレート用のレンズですから、ネーチャー系でどんな反応をするのかその力はまだよくわかりません。だんだんわかってくるでしょう。
K7 77mm limited
このシンプルな杉の列が当方にはとっても興味ある被写体なのです。色々な状況でこのシンプルな杉の列を撮ってみたいと思っています。
K7 77mm limited
八瀬といえば窯ふろ、窯ふろで有名な旅館ふるさとです。
K7 50-135mm
まだ1時半です。ふるさと前から、大原にいってもう少し撮影しようか、このまま帰ろうか、迷いました。結局、仕事が心配で、帰ることにしたのです。出町柳までバスで戻って、出町柳商店街で、小さなステーキと大きな鯛のお刺身を買って、今日はごちそうだ。10時に出発、2時に帰って、お仕事開始。わずかな時間で、こんな自然にであえるのですから、京都はいいですよね。東京ではこんなこと、とうてい出来ません。
本日は東京から器材を全部運べなかったので、カメラはK7一台、レンズは50-135mmズームが主軸で、15mm limited と最近手にいれたペンタックス77mm limitedを使っています。K7のCTE(color temperature enhancement)がきいているように思います(緑を強調しています)。くもりでぼんやりした山でしたから、このまま撮ってはまったく面白い絵になりません。CTE, ファインシャープネスを使い、さらに撮影後にコントラストを相当上げています。作られた絵ですけれど、印象はこの絵で十分表現されていると思います。緑の撮り方が少し進歩したかな。ウフフ、ペンタックス77mm limitedはやっぱりいいかもしれない。
これで、長かった京都の緑、東北の緑はおしまいです。すっと付き合ってくれた方がいましたら、おおいに感謝いたします。
もう、秋ですから、すこし時節にあったブログにしましょうか。明日はブログを書けるかどうかわかりません。途切れても、かならず書きますから、またみてください。