小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

HandMade market その5

2016-07-31 20:11:43 | 日記
HandMade market その5

HandMade In Japan Fes 2016 (東京ビッグサイト2016-7-23, 24)の続き。

7、競合する植物分野
ファーマーズというコーナーがあって、なんだかわからなかったがようするに植物系商品のコーナーらしい。半分驚いたことに、このコーナーはとっても人気がある。 半分というのは、前々から、若い女の子が小さな卓上の植物ディスプレイに大変興味を示すことはうすうす感づいていたからです。  なぜ植物分野に興味を示すかというと、陶器の器と植物を抱き合わせて商品としようとしているからです。





このブースは本来、麻糸(?)を使った鉢カバーとかランプシェードとかがメイン商品であるが、その鉢に観葉植物を入れて売っています。たしか滋賀県の方で、実家が植物を扱う農園なので、そこからただ同然で植物を入手して、麻糸鉢カバーとドッキングさせた商品としている。麻糸商品が3000円、植物は300円だそうです。結構興味を持った方が立ち止まっていました。





この辺はなんだか忘れましたが、火山地帯の溶岩とコケを使ったディスプレイだったような気がします。小さな動物や人の人形などを使って、ミニチュア自然を作るらしいです。これそのものは値段的に結構するらしいけれど、ここではパーツを売っていて、自分で作れとうことらしい。こんなのに凝る方もいるに違いない。当方はパスです。







コケをビンの中ではやしたミニチュア庭園。 小さなコケの森と書いてある。道くさというブース。





これは植物ではなく、切り絵をビンにいれているらしい、ビンのなかの物語という。


何かわからないが、ミニチュア庭園が受けているらしい。

以下は<撮影OK>という表示がでていて、やたらと陽気である。





当方が商品として狙っているコケ玉は皿付き1000円。これはなんだか賛成できません。お皿は100円ショップで買えそう、コケに生えている植物はなにやらあまりにもお粗末。なんだか昔の神社の秋祭りの境内とか、花火大会の屋台とかで売っている、雰囲気商売。ガマの油商法。古すぎて、何言ってるか分からないか??  もともと苔玉というのは盆栽に延長線上にあって、気楽に盆栽を楽しむのが目的だったのではないか? これではあまりに悲しい。









値段的にはそんなものかなと思うが、なにかムチクチャな雰囲気。環境が良ければ植物はいくらでも成長するから、小分けして、いくらでも材料を作れる。しかし、家庭内でその成長を維持できるのだろうか? そんなこと知ったことではないということか?          
また昔の話、縁日でヒヨコを100円くらいで売っていた。買っても普通は直ぐ死ぬ。ところが、たまたま生き延びて成鳥になってしまった。しかたなく、肉屋で、成鳥と鶏肉を交換してもらったーーーーーー。

この世界は、ガマの油売りと同じか??? ようするに実質よりは売り方だけの世界という意味。 単価を上げられないから、あの手この手の薄利多売商売。腰を据えたビジネスをしても対抗できるだろうか????  ニーズはある、少し上の年齢をターゲットに、実質的商売が出来ないとは思わない!!

また明日。
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HandMade Market その4

2016-07-30 17:53:50 | 日記
HandMade Market その4
2016-7-30
HandMade In Japan Fes 2016 (東京ビッグサイト2016-7-23, 24)の続きです。
今日は11時から5時間くらい器作りに費やして、くたびれた。HandMade Marketレポートはみなさんあまり興味ないようで、ブログ書く意欲がでませんが、自分のためにレポートをまとめておかないと。少しでも前に進まなければ。

レポート6、競合する時計分野
当方の売り物には時計が含まれます。壁掛け時計を買おうと思った時に、あまりに面白い時計が無かったので、きっとニーズがあるだろうと思ったのです。しかし、一方で、スマホ時代に壁掛け時計を使っている若い方は、はたしているのだろうか?? 
時計、しかも2本の針がグルグル回る時計って、何か魅力的じゃありませんか? 時はロマンですよ!ずっと一方方向に動いて、人は生まれて死んでゆく。思い出は生まれて、消えて、また現れる。希望は生まれて、消えて、また生まれる。時計は知らん顔で、回り続ける。



結構、時計のブースがあります。



このブースはディスプレイも気を入れてますね。ブログに出しますから写真を撮らせてくださいというと、いいですよと協力してくれます。ほんといい人ばかりです。木製品は魅力的ですが、一般に値段が高い。どうしても手作りで、ごまかしがきかない一品ものになってしまうからでしょう。



こんなアンティックな時計に凝っているブースもあります。上から18000、35000、15000円です。この会場では珍しく1万円超えの商品です。





針も凝っていて、結構楽しい時計です。材質はなんでしょうね? 陶器でなくてプラスチ系でしょうか??



これはスペシャル特別企画(Creemaブース)というところに展示されていました。夏っぽい作品をいくつか選んで展示しているコーナーです。この時計は当方の方向と一致しています。当方の時計はセミ量産品ですから、ここまで凝っていませんが。


以上、壁掛け時計も忘れ去られた分野ではなさそうです。のぞみはあります。

また明日。

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HandMade Market その3

2016-07-28 21:12:25 | 日記
HandMade Market その3

2016-7-23
HandMade In Japan Fes 2016 (東京ビッグサイト2016-7-23, 24)に行ってきました。5,500名のクリエーターの個性あふれるオリジナル作品がずらり、5万人超のお客さんが参加。
撮影はFujifilm X-T10 + Zeiss touit 12mm



当日入場券を買う人の列、前売り券を持っている人の列はこれよりずっとすごい。どうやら、HandMade体験コーナーの席取り合戦のためらしい。





アクセサリー・ジュエリー、ファッション、バッグ・財布・ケース、素材、家具・インテリア、クラフト、アート、イラスト・雑貨・人形、ファーマーズ、オールジャンルのコーナーに分かれて個人から小さな工房、スワロフスキーなどの結構大手までぎっしりとブースが並びます。手作り体験のワークショップコーナー、フード&カフェ、ライブステージ、キッズスペース、ライブペインティングコーナー等もりだくさん。若い女性を中心ですが、こんなに大勢の人が集まるとはびっくりです。ハンドメードマーケットはもともとインターネット販売システムが生み出した小規模クリエーターが作る新ビジネスマーケットです。ここまで人が集まるとは、年寄りには予想もしなかった。この手の大規模ハンドメードマーケット・フェスは東京ビッグサイトや横浜みなとみらいで年間数回開かれているようで、このHandMade In Japan Fesは2013から4回目になり、ハンドメードマーケットは一時的流行ではなく大きな潮流となっているようです。
当方は陶器を今年の秋か来春のハンドメードマーケットに出店することが当面の目標です。
ということで、下見です。当然陶器のブースを中心にまわります。

クラフト・コーナーの入り口にある陶器ブースを見て、びっくり。クオリティー高いですよ。
きちんと美大で学んだ連中の作品は、陶芸6年目とはいえど素人の当方のクオリティーは到底通用しない、とまずは大きなショックを受けたのです。

レポート1 陶器ハイクオリティー





ロクロワークはきちんとした形が身上ですから、技術が見え見えでごまかしがききません。ここはクオリティーの高さが見えます。さらにガラスを巧みに使って粒々模様を出しています。これは当方が今やっている隠し玉武器の一つなのです。しょっぱなから、形とガラスとダブルでパンチを受けました。



こういう。ガラスぶつぶつ小物も当方の狙っていたことです。



その隣もクオリティーが高い。



一つの器を作るのに、3つのパーツに分けて合体して作っています。とても手の込んだ作品です。当方が使おうとしていたラスター彩上絵をふんだんに使っています。ここでも当方の隠し玉が使われてしまっています。

と、ここまではショックで真っ青でしたが、主催者はクオリティーの高い作家を手前にもって来るらしく、到底及ばないのはこの2件のみ、このコーナーの内側に入ると、迫ってくる陶器作品は激減するのです。 上記2店に対してだって、まだまだ当方の隠し玉がいくつも残っているのだ、と元気を吹き返すのです。クオリティーでは負けてもアイデアでは負けない。

レポート2 クオリティーはあるのだがディスプレイに問題あり





このクラフト・コーナーの内部に入ると、見慣れた陶器が主流になります。このブースはごちゃごちゃで、最初に紹介したブースの整然としたディスプレイ/主張とは大きな差があります。よく話を聞くと、スペインでタイルの勉強をして、その描き方が基調になっているとのこと。確かに右真ん中のタイルなど細かい作りで、よく見れば良くできています。全体にスペイン風絵柄から日本陶器の伝統的絵柄に埋没してゆく過程が混然としています。スペインタイルから新しい展開の方向をつかみきれていない。思想が固まっていないからディスプレイも混然として、せっかくいいものがありながら、お客を引き付けられないでいる。





このブースはさらに混然としています。そうとう経験のある男性陶器作家さんが器を作り、デザインを勉強した女の子が絵柄をつけているという分業だそうです。ここも方向が行き当たりばったりで、ごちゃごちゃです。いろいろ作れば何か当たるかもしれないと思っているのか。2人のマッチングが悪いという気がします。





このブースはここに分類するのは申し訳ないくらい色々な試みをしています。複数の作家の作品の集合かもしれません。しかし、伝統陶器の延長から抜け出そうとするが、突き抜けた鋭い突っ込みがみえません。そのためにディスプレイが混然としてとらえどころがない。 拡大してみるとシーサが見えるところから、沖縄の窯かもしれません。ここでは話を聞かなかったので、残念なことをしました。



レポート3 かわいい系陶器



やはりHandmade Marketのユーザーは若い女の子が中心ですから、カワイイ系商品が多い。伝統的焼き物のカラを破ってコマーシャルベースにのせるのはカワイイ系の方向というのが主流です。
当方はカワイイ系を中心に持ってくる自信とうていはありません。













この方も一人でコツコツ作っているようです。この箸置きワンちゃんもすべて手造りで
、型を使っていないと言っていました。小物はそう高い値段はつけられませんから、売れるかもしれませんが、ペイするようには思えません。



レポート4、まだ伝統から突き抜けることが出来ない陶器









こういう伝統的うつわは、ユーザーから見ると買いやすい。意外に人は集まり、実際に売れるようです。女性にとって、器というのは実用という目で見るので、あまり伝統から離れたものは、手にとってもなかなか買わないのかもしれません。
最初に紹介したハイクオリティーの2ブースはハイクオリティーすぎて、常用としては買いにくいかもしれないと思うのです。ここが難しいところ。

レポート5, 小物系陶器





このブースは小物に徹底しています。陶器ベースのアクセサリー。ここで銀粘土というのを教わりました。銀の混じった粘土状のもので、焼くと銀だけになる。アクセサリーの台座に使っています。陶器のアクセサリーを狙うなら、ここまでやらなくては。

ここまで、陶器関連のブースでした。 学んだことは

1、 主張を絞って、方向性をはっきりとうちだすこと。あれもこれも見せてどれかが当たってくれればいいというやり方は人を引き付けない。
2、 斬新性と実用性をバランスさせる。これは難しいけれど、何とかこの道を見出す必要があります。
3、 値段は3000円が中心軸。1万円を超すものは珍しい。小物は1000円以下が軸。

当方の作品ももう一歩で何とかなるでしょう。しかし、このもう一歩が重くのしかかってきます。自然教育園をとぼとぼ下を向いて歩いているのは、このもう一歩をどうオーバーカムしようかと思案しながら歩いているからで、写真のことを思案しているのではありません。

ハンドメードマーケットはまだ明日も続きます。


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Sonyα7RIIとレンズ達 その4 中判レンズPentax 645 120mm macro-4

2016-07-24 21:05:56 | 日記
Sonyα7RIIとレンズ達 その4 中判レンズPentax 645 120mm macro-4

2016-7-22
中判レンズPentax 645 120mm macroも4回目になりました。でも今回で一旦終了です。なぜなら重たくて、これを手にもって10000歩、歩くと手が壊れて日常生活に困るのと、ピント合わせで目を酷使して、目の疲労が危険な状態になってきたからです。

美術/芸術の世界には、メッセージ性に関する対立があります。美術は美しいことを追求するのが本筋で、メッセージ性をいれるのは美しさや品格を損ねると主張する一派と、芸術にはメッセージ性がなければならない、メッセージ性の無い芸術は暇人の道楽に過ぎないという一派が対立するのです。時代によっても、作家によっても左に右に揺れ動きます。写真はどうでしょう、もともとメッセージ性が圧倒的に強いジャンルで、昔から写真に携わっている方はメッセージ性がないのは写真じゃないと思っているだろうし、若い写真を撮る人はメッセージ議論なぞ念頭にないでしょうが、もともとメセージそのものであるSNS時代の人たちですから、議論の余地もなくメセージ性を中心に置くことになります。先日のブログで紹介した映像関係者の写真クラブ写真展の例に挙げると、映像で商売するということはメセージ性そのものですから、商売を離れて、写真をネタにお酒をのんでワイワイすることが目的の写真クラブといえども、意識するしないにかかわらずメセージ性の呪縛の中にあるのです。さて、当方は写真からいかにメセージ性を排除するかということをずっとやってきました。美術の世界では当たり前なのに、なぜメセージ性を排除した写真が世の中に見当たらないか、それはそれがとっても難しいからです。
写真はプレゼンテーションだとか、ストーリー性が無ければならないとか、強い主張の写真とは何か、とか言葉は違えど、メセージ性の重要性を主張する写真家はいっぱい会いましたが、メッセージを否定する写真家は当方の周辺では見当たりません。行くところに行けば、ゴロゴロいてもおかしくないと思うのですが、いまのところ会いません。

さて、自然教育園でSony alpha7RII + 中判レンズPentax 645 120mm macro only の撮影です















ウバユリですが、右で覗いている虫に注目。







中判レンズはそれより小さいセンサーイメージ対応レンズより設計に無理がないとされています。中判レンズをフルサイズ・カメラに付けても、その素直さは感じることが出来ます。
当方はBORGの良さを主張してきましたが、この天体望遠鏡レンズは一枚のレンズしか使いません。そのかわり胴鏡がとても長くなるわけです。一般のカメラ・レンズはそれを短くするために何枚もレンズを重ねる、それにより生じる収差を是正するためにさらにレンズを重ねる。よって画像はどんどん現実から離れてゆくのです。中判レンズの素直さは重要なのです。それが今回のSony alpha7RII + 中判レンズPentax 645 120mm macroの試みで伝わったでしょうか??

さて、以下のハッセルブラッド中判カメラ発売のニュースは重要です。





ハッセルブラッド 世界初の中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」
725g 、5000万画素、レンズシャッターを採用した新シリーズのXCDレンズ、45mm と 90mm 意外なことにタッチ機能付き高精細背面ディスプレイや天候・ほこりに対する高い密閉性、HD動画なども備えています。

はっきり言って、かっこいいです。カメラだけで100万円。シャッターはレンズ側についているから純正レンズしか使えない。きっとレンズは一本50万円はするでしょう。 最低150万円コースです。
中判レンズPentax 645 120mm macroで知った、中判の素直さと、それゆえの迫力。目で見た印象が、そのまま表現できることは、写真の根本を変える。そう、写真は演出ではなく、そこにある印象のそのままなのです。
そして、言いたいのは、ハッセルブラッド 中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」が売り出されたということは、反メセージ写真を撮る人がビジネスになる程度に存在するのだという証明であるということです。中判カメライコール反メセージ写真というのは言い過ぎかもしれませんが、少なくともメセージ中心写真家はライカは買っても中判カメラに多額の資金投資はしないでしょう。
中判カメラ、反メセージカメラは機動性は必要なく、軽くすることが重要ですから、ミラーレスが一番です。中判カメラPentax 645Zはなぜミラーレスにしなかったのでしょう? 残念ながら買う方の保守性に合わせたのでしょう。 ソニーさんでも富士フィルムさんでも早くミラーレス中判カメラを出してください。ハッセルブラッドのイメージセンサーはソニー製に違いないのです。 もうソニーでも富士フィルムでも技術的にはミラーレス中判カメラを作ることなぞ造作もないことに違いありません。このハッセルブラッド中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」が日本製中判ミラーレスの発売を早めることをとっても期待します。でもハッセルブラッド 中判ミラーレスデジタルカメラ「X1D」はかっこいい、150万円かーーーーーーー<ため息>。
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Sonyα7RIIとレンズ達 その3 中判レンズPentax 645 120mm macro-3

2016-07-23 20:09:35 | 日記
Sonyα7RIIとレンズ達 その3 中判レンズPentax 645 120mm macro-3

2016-7-20
今日は、自然教育園でSony alpha7RII + 中判レンズPentax 645 120mm macro only の撮影ですが、 いつのまにかもっぱら小さい虫を撮ることになってしまいました。
主たる興味はアリなのですが、アリを探しているうちに色々な小さな虫に出くわして、これを撮ることになったというわけです。アリというのはアリス・イン・ワンダーランドのように、我々と違った彼らの別の世界を感じさせてくれるので、現在一番興味ある対象です。

































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