小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

CP+2017レポート 中判カメラ3種 VS フルサイズ・Sony α7RII その1

2017-02-28 19:49:02 | 日記
CP+2017の調査をもとに、中判カメラFujifilm GFX 50S、Pentax 645Z, Hasselblad X1Dの3種とフルサイズ・Sony α7RIIを比較します。

Pentax 645Zはミラーありの一眼レフ、その他はミラーレス。中判カメラにミラーレスの波が押し寄せました。 
今回紹介する中判カメラのセンサーサイズはフルサイズの約1.7倍、APS-Cの約3倍、マイクロフォーサーズの約6.4倍に相当する。中判と言っても色々な大きさがあるようですが、今回の3種のセンサーサイズはほとんど同じで、43.8 x 32.9mm、約5140万画素。どうやらいずれも同じソニー製ではなかろうかと思うのです。
対するSony α7RII フルサイズセンサーの画素数は4240万画素で中判カメラ・センサーとの違いは約1.2倍しかありません。値段においては、FujifilmとPentaxはSony α7RIIの約2倍で、70万円、Hasselbladにいたっては3倍以上の違いがあります。Sony α7RIIを2台持って、これを軸に動いてきた当方にとって、中判カメラを購入する意義が本当にあるのだろうか? これが、今回CP+2017の最大の興味です。

その1はFujifilm GFX 50Sのレポートの前半
フジフィルムのブースの半分は中判カメラGFX 50S関連にあてられていました。中判カメラの需要なぞ現実的には微々たるものですが、フジフィルムの威信がかかっているかのような力の入れようです。 実際、GFX 50Sのタッチ&トライは40~50分待ちで、この会場では最も持ち時間の長い列でした。 当方もトライ。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm

今回、当方の持って行ったカメラはFujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm と12mmでした。ということでFujifilmのカメラでAPS-Cと中判カメラの比較をすることが出来ました。まずは決定的写真から。

以下、Fujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF120mmF4 R LM OIS WR Macro で、実際に当方が撮った写真です。


Fujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF120mmF4 R LM OIS WR Macro


Fujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF120mmF4 R LM OIS WR Macro


Fujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF120mmF4 R LM OIS WR Macro

前の絵のトリミング拡大。とっても魅力的な絵になりました。

Fujifilm GFX 50S + フジノンレンズ  GF32-64mmF4 R LM WR 現在、広角レンズはこのズームしかありません。
今度は広角で撮影。


Fujifilm GFX 50S +フジノンレンズ  GF32-64mmF4 R LM WR


Fujifilm GFX 50S +フジノンレンズ  GF32-64mmF4 R LM WR

前の絵をトリミング拡大。

条件の悪い広角レンズの拡大ですら、ガラスやネックレスの輝きを魅惑的に見せています。当然、フジノンレンズ GF120mmF4 R LM OIS WR Macroの方がより魅力的です。なぜ、中判カメラが魅力的絵を生み出すのかは、後程述べます。

次はFujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF63mmF2.8 R WR  標準レンズでポートレート撮影。お姉さんがちゃんとこちらを向いて微笑んでくれます。


Fujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF63mmF2.8 R WR


Fujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF63mmF2.8 R WR

上の絵をトリミング拡大。ビックリでしょう。文句なくきれいな肌の質感が出ています。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm

同じ場面をFujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mmで撮影。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm

前の絵をトリミング拡大。後で述べるようにFujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mmはとっても優れた描写をしているのですが、中判と比較すると明らかな違いが見えます。


Fujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF120mmF4 R LM OIS WR Macro

次に再びFujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF120mmF4 R LM OIS WR Macroで花を撮影。


Fujifilm GFX 50S + フジノンレンズ GF120mmF4 R LM OIS WR Macro
前の絵をトリミング拡大。見事に小さな花をとらえています。



Fujifilm GFX 50S +フジノンレンズ  GF32-64mmF4 R LM WR

こちらはFujifilm GFX 50S +フジノンレンズ  GF32-64mmF4 R LM WR ズームで標準撮影。


Fujifilm GFX 50S +フジノンレンズ  GF32-64mmF4 R LM WR

前の絵のトリミング拡大。ズームでも肌の質感は出ています。



以下、フジフィルムブースに展示されていた、Fujifilm GFX 50S の撮影サンプルをFujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mmで撮影したもの2枚。この絵に魅力を感じるとしたら、Fujifilm GFX 50S の力と同時に、それを伝えることのできるFujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm の力に感心するのです。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm

なぜ。中判カメラが魅力的な絵を作るかは その2 で述べます。

また明日。

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自然教育園日記 その83

2017-02-24 21:38:09 | 日記
自然教育園日記 その83
2017-2-24

2017-2-8 ~ 2017-2-17 の写真です。
自然教育園にやっと花が咲き始めました。今年はユキワリイチゲ、フクジュソウ、セツブンソウがほぼ同時に咲き始めました。去年はユキワリイチゲがダントツに早かったのですが。
今年はユキワリイチゲは外れ年のようです。この3者はそろそろ終わりに近いですから、ご覧になりたい方はお早めに。


4種類のカメラとレンズの組み合わせでの撮影を載せます。

Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro F2.8はとても素晴らしい。
Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F2.8 [T4.5]とても素直な絵です。
Sony alpha7RII + Nikon: Ai AF Micro-Nikkor 200mm f/4D IF-ED 優等生的絵です。
Sony alpha7RII + Sony FE 85mm GM F1.4 幻想的ボケが得られます。この中で一番特別な絵を作ります。
Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8 とっても良くできたマクロです。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro F2.8


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro F2.8


Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F2.8 [T4.5]


Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F2.8 [T4.5]


Sony alpha7RII + Sony 135mm STF F2.8 [T4.5]


Sony alpha7RII + Nikon: Ai AF Micro-Nikkor 200mm f/4D IF-ED


Sony alpha7RII + Nikon: Ai AF Micro-Nikkor 200mm f/4D IF-ED


Sony alpha7RII + Nikon: Ai AF Micro-Nikkor 200mm f/4D IF-ED


Sony alpha7RII + Sony FE 85mm GM F1.4 +接写リング


Sony alpha7RII + Sony FE 85mm GM F1.4 +接写リング


Sony alpha7RII + Sony FE 85mm GM F1.4 +接写リング


Sony alpha7RII + Sony FE 85mm GM F1.4 +接写リング


Sony alpha7RII + Sony FE 85mm GM F1.4 +接写リング


Sony alpha7RII + Sony FE 85mm GM F1.4 +接写リング


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro F2.8


カメラとレンズの組み合わせにより異なる絵が生まれることは楽しいことです。
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自然教育園 その82

2017-02-05 19:00:45 | 日記
自然教育園 その82

2017-2-3
最近おかしいなと思っていたら、突然左目に飛蚊症が発生しました。右目はすでに3年前、ひどい飛蚊症(後部ガラス体剥離)になり、その後だいたい回復したものの、今だ、目の中にいつも大きな蚊が飛んでいます。いよいよ両目に大きな蚊が飛ぶようになりました。カメラで右目を酷使して、いつ壊れるかと心配していた最中、今度は左目のトラブルで極めて憂鬱な状態に陥りました。3年前、右目は一時的ではありますが完全に外界の景色が見えなくなったのです。不思議ですね、外は見えなくてもガラス体の中のグチャグチャはちゃんと網膜に投影されて万華鏡のように見えるのです。視野が崩壊してゆく様を克明に見るというのは何とも気持ち悪い。 もし、両目が見えなくなったら何をして暮らそうか、考え込んでいます。

さて、話を戻して、2017-1-25~2017-2-1までの自然教育園日記です。
鳥撮りは標本写真になってしまうのでうんざりしており、目のトラブルがおきる前から、自然教育園に行くのがいやになっていました。 Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mmにプラスして Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macroを持って、マクロ撮影を試みてはいるものの、元気になる動機付けが生まれません。


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro  水面の枝パターン


Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 50mm macro 水面の木漏れ日パターン


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm  水面の氷パターン


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm コゲラ

こういう写真なら鳥撮りも歓迎だ。少しずつ鳥標本写真から進歩しているかもしれない。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm

水生植物園でジョウビタキを追いかけていたのは、ここにたむろするこのヒヨドリらしい。縄張り争いだろう。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm ジョウビタキ

これがヒヨドリに追われているジョウビタキ。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm ジョウビタキ

ジョウビタキは目をぱちくり、しっぽをピコピコととってもかわいらしいのである。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm  ダイサギとアオサギ

以下、<カワセミ百態>
このメス・カワセミは殆ど毎日、水生植物園を中心にグルグル飛び回っている。時折魚を狙うが、ほとんど獲物無し。どうやって食いつないでいるのか心配してしまう。今年は現れたオスが現在行方不明で今後のペアリングがどうなるのだろうか?


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm ダイサギとカワセミ


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Fujifilm X-T10 + Pentax DA 200mm

単焦点で撮ってみました。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm

やっとこ、水に飛び込むカワセミを撮ったのですが、まだまだです。三脚、MF置きピンでないと無理ですね。じっと飛び込むのを待った末に飛び込まずに、ぷいっと飛んでゆくことが大半で、なんとも忍耐のいる仕事です。そこまでしても、皆さんが撮った写真と良くて同じというところが、なんとも元気でない。そこに両目飛蚊症が加わった。

一日10000歩の為に自然教育園を歩く、カメラを持って行くとカワセミが毎回飛び回っているので、やっぱり撮ってしまう。すると目が疲労する。

飛び鳥撮りで目の疲労が進行していることと両目が飛蚊症に陥いったことから、しばらくは鳥撮りを控えるしかしょうがありません。

よって、一日10000歩のやりかたを変えて、美術館を巡りながら歩くということになりました。 次回のブログからしばらく連続美術館レポートをトライしましょう。
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自然教育園日記 その81

2017-02-04 20:50:22 | 日記
自然教育園日記 その81

自然教育園 2017-1-25,26, 29. 2-1 の写真を自然教育園日記 <その81> および<その82>の2回にわけて載せます。これが最後の鳥撮りレポートになるかもしれません。その理由は<その82>で述べます。<その81>は淡々と写真を載せます。


FujifilumX-T10 + Zeiss touit 50mm macro


FujifilumX-T10 + Zeiss touit 50mm macro

見上げた枝のフォルム収集。 今日(2017-2-3)行った国立新美術館での新鋭アーティストの展覧会、<DOMANI・明日展>で全く同じコンセプトの写真が展示されていました。だから、どうこういう話ではありませんが。この展覧会の詳細は後程。

以下、2017-1-25, 自然教育園を回りながら撮った順に、そのまま淡々と鳥標本写真を並べます。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm ヒヨドリ

ツバキを食べるのはヒヨドリとメジロですが、なかなかいい場面に出会いません。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm ゴイサギ

教育園を回り始めて直ぐに撮った写真、数時間後、帰る時も同じ木の上でした。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm シジュウカラ


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm シジュウカラ


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm シジュウカラ


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm エナガ


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm エナガ


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm カワセミ

ここのところほぼ連日カワセミ/メスが水生植物園の池を中心にぐるぐる飛び回っています。次回、<カワセミ百態>としてまとめて載せましょう。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm カワセミ ダイブ


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm ゴイサギ
木の上に陣取って、数時間動かず。この時は3時半ころ。この後すぐに飛び立ちました。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm アトリ
珍しくアトリが群れて来ています。後でまた登場します。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm モズ

ジョウビタキと思って撮ったのですが、どうやらモズくさい。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm ツグミ
昨年はツグミの大群が現れたのですが、今年はまだツグミはぽつぽつです。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm シメ 
水鳥の沼から出口にむかう小道はシメ/オスのテリトリー


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm

教育園の入り口にアトリが群れていました。何羽も木の枝にとまっています。人がいなくなると地面におりてガサガサ餌をあさります。


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm アトリ


Nikon1 V3 + Nikon1 70-300mm アトリ

今日はここまで。
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