プロジェクタから平らなスクリーン上へ映像を映し出す通常の投影方法とは異なり、映像と実物とを組み合わせた新しい投影手法です。
映像は平らなスクリーン上ではなく建物などの立体物や凹凸のある面などに映し出します。これにより建物や展示に現実以上の魅力を新たに与えることができたりします。この手法が注目されるきっかけとなったのは、2012年末の東京駅丸の内駅舎に投影されたものです。大きな集客につながったようです。
商業施設での集客用での利用が進んでいるようですが、最近では、それ以外でも色々な分野でプロジェクションマッピングの利用が進みつつあるようです。イベントでの利用(例えば、ドラクエの舞台「ドラコンクエスト ライブスペクタクルツアー」、アクアパーク品川でのイルカショーなど)、企業の営業における利用(例えば、不動産会社の注文住宅展示場における建物の頑強さのPR)、地方自治体(例えば、ごみ処理施設における環境問題意識の高揚)や観光施設での利用(例えば、展示物の説明)などです。
イベント(エンタメ)やビジネスへの利用において、実物を作るほどの大きな投資をする必要がないので導入は比較的容易なようです。
東京駅のプロジェクションマッピングの動画は、
https://www.youtube.com/watch?v=xHsbdq8GtKc
に出ています。
また、リオ五輪の閉会式での東京への引継式の時にも利用されていました。記憶に新しいと思います。下記動画サイトでの映像再生の1:39:05~です。
https://www.youtube.com/watch?v=BubOHX9HvFI