ドイツが、製造業の競争力強化を狙いに国をあげて取り組んでいるものに「インダストリー4.0」と呼ばれるものがあります。いわゆるIoTによって実現されるひとつの世界です。第4次産業革命に匹敵するレベルということで4.0という数字で呼ばれています。
「ロジスティクス4.0」は、インダストリー4.0の一環として、ドイツの「フラウンホーファー研究機構(Fraunhofer-Gesellschaft)」に属する物流・ロジスティクス研究所(IML、https://www.iml.fraunhofer.de/en.html)や民間企業などが、製造業の物流部門にIoTを適用しようと取り組んでいるものです。
本社をミュンヘンに置く経営コンサルタント・ファームの「ローランドベルガー」社(小野塚征志氏)によると、ロジスティクスにおけるイノベーションは、以下のように変遷してきていると整理されるようです。
ロジスティクス1.0:輸送の機械化
ロジスティクス2.0:荷役の機械化
ロジスティクス3.0:物流管理のシステム化
ロジスティクス4.0:IoTの進化による省人化・標準化
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