Amazon Robotics(旧Kiva Systems)が開発した、物流倉庫内の自律型作業ロボットです。
掃除ロボットのルンバのようですが、実際には、棚(ラック)の下に潜り込みそれを丸ごと押し上げて自在に移動させることができるようになっています。
ロボットには、カメラとリアルタイム画像処理システムが組み込まれおり、床に埋め込まれているバーコードを読み取りながら移動をしていきます。物流倉庫内には複数のロボットが同時に稼働していますが、全てのロボットがネットワーク経由でトラフィック制御されているため、ロボット同士がぶつかったり、渋滞を起こしたりといったことはないようです。
このロボットの導入により、物流倉庫内での商品のピッキングプロセスが大幅に改善されたようです。具体的には、(1)ヒトが棚へ移動し、(2)ピッキングを行い、(3)梱包し、(4)出荷する、というプロセスにおいて、(1)と(2)の部分が従来よりも大きく効率化されたようです。この一連の処理が、従来では約60~75分必要であったのに対し、このロボットを利用すると15分でできてしまうそうです。
ただ、ロボットが運搬してきた棚からのピッキングや荷物の梱包までを人手でなくロボットで行えるようにするのは難しいようです。
関連サイトは、http://ecstarter.com/amazon-makes-an-inovation-in-its-warehouse-systems/です。
関連ブログ(2016.8.22)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/e/ea3283de4d2f6ac00ff85866d29c9e98です。