インドのロボットベンチャー「GreyOrange」(→http://www.greyorange.com/)が開発した自動搬送ロボットです。
このロボットは、倉庫内の棚を出荷作業場へ自動搬送します。このロボットを利用することにより、倉庫内の作業者が商品のピッキングのために歩く時間を省くことができ、ピッキング作業者1人・1時間当たり最低で360アイテムをピッキングできるそうで、生産性の向上に寄与できるようです。
GreyOrangeは、昨年(2016年)1月27日に、日本の物流ソリューションスタートアップ企業の「GROUND」(注:社長は元楽天物流社長の宮田啓友氏)と資本業務提携し、日本進出を図ると発表しました。日本市場における販売は、GROUNDが取り扱うようです。GROUNDは、アビームコンサルティングとも提携し、物流施設、ECを中心とした企業、3PL企業での利用を見込んでいるようです。
ニトリホールディングスは、2017年1月25日に、このロボットを大阪市茨木市のネット通販発送センターへ導入すると発表しています。バトラーの日本での採用は、これが初めてのようです。
GreyOrangeのGROUNDとの資本業務提携のプレスリリース(2016.1.27)のサイトは、http://www.ecologi.net/pressrelease/g160127.htmlです。
また、GROUNDの報道発表資料(2017.1.27)のサイトは、http://www.groundinc.co.jp/assets/images/news/i_news_01.pdfです。
ニトリグループのホームロジスティクスのバトラー導入のニュースリリース(2017.1.25)のサイトは、http://www.homelogi.co.jp/news/_butler.htmlです。