新興企業のCBcloud(2013年10月設立、東京都千代田区)が、2020年4月27日より、個人を対象に開始した買い物代行サービスで、”PickGo”(※1)に登録されているプロの配送ドライバー(※2)が配送業務のスキマ時間を活用して買い物の代行を行うサービスです。
「新型コロナウイルスの影響により急増する買い物代行需要者とプロの配送ドライバーのマッチングを実現する新サービス」といったフレーズが付けられています。
※1 全国レベルの企業間配送を実現する、荷主と配送担当(ドライバー個人や実運送会社)とを「直接」つなぐ配送マッチングプラットフォームです。サービス開始した2016年6月時点では”軽town”という名称でしたが、2017年6月に"PickGo"という名称に変更し、現在に至っています。
※2 ”配送パートナー”と呼ばれ、2019年10月時点では15000名以上が登録されていたようです。新型コロナの影響で企業間配送の需要減による収入減などからPickGoへの登録が増加し、2022年6月時点で、軽貨物の配送パートナーは40000名以上とのことです。
このサービスでは、ユーザーは、スマホアプリから、まず、買いたい店舗名(最大3店舗)と買いたい商品の買い物リストを送付します。すると、候補のドライバーが表示されるので、顔写真とPickGoの評価値を参考にしてドライバーを決めれば、あとは宅配されるのを待つだけとのことです。
購入店舗がネットスーパーとは異なり複数指定可能なこと、しかも店舗のジャンル(コンビニ、ドラッグストア、ホームセンター、飲食店など)や所在地に制限がないことが特徴のようです。また、商品注文は24時間OKで、配達時間も1時間刻みに指定可能とのことです。コロナ禍でもあり「置き配」に対応し、不在時は再配達せず「置き配」にしているようです。
2020年4月27日時点でのサービス対象の配送地域は、1都3県(神奈川、埼玉、千葉)と愛知県、大阪府、福岡県の全域とのことです。
なお、2020年4月のサービス開始以降の関連する動きとして、コンビニや小売業大手がCBcloudと連携し、ネット通販品を配達したり、買い物代行アプリ内に出店したりするケースが増えているようです。
プレスリリースのサイトは、https://cb-cloud.com/news/XqUzVhIAACIAHeWS、あるいはhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000016726.htmlです。