Bluetooth SIG(Bluetooth Special Interest Group、現在、3万社がメンバー企業として登録されている業界団体、本部はワシントン州)が6月16日に発表した、IoT(Internet of Things)に適した近距離無線通信規格です。
既存のBLE(Bluetooth Low Energy)と同等の消費電力でもって、通信範囲が4倍、そして通信速度が2倍にそれぞれ引き上げられているようです。IoT機器を広範囲に設置しそこからのデータを短時間に収集できるようになるようです。物流倉庫での在庫管理、大型ショッピングセンターや駅構内でのナビゲーションなどへの応用が期待されているようです。
また、データ配信の容量も8倍に拡大されているとのことです。従って、ビーコン端末に適用すると、センサーで集めた豊富な情報を収集することが容易になるようです。
この規格に準拠した製品は2016年末から17年初頭にかけて提供が始まりそうです。
プレスリリース(2016.6.16)の英語版サイトは、https://www.bluetooth.com/news/pressreleases/2016/06/16/-bluetooth5-quadruples-rangedoubles-speedincreases-data-broadcasting-capacity-by-800?sc_lang=enです。