Role Change(ロールチェンジ)を略したものです。特別なキーワードではなく、文字通り、「役割の変化」を意味します。
しかしながら、最近の人工知能(AI)ブームを受け、人の役割の変化ということで注目されつつあります。
現在は、いわゆるディープラーニングを特徴とする、AIの第3次ブームと言われていますが、この種のAIの進展により人の仕事が減ってしまうのではとの声も聞かれます。
が、これに対し出てくることばがRCです。AIは人の仕事を減らすのではなく、その役割(あるいは仕事の質)を変える(RoleをChangeする)ということです。人が進化を求める限り、必ずRCが必要になるということです。
1990年にノーベル経済学賞を受賞した米国のマートン・ミラー教授は、1991年当時に上記のようなことを発言していたようです。そして、AIが進化すると、人は肉体を動かすことが不要となるため、対応策として、人間同士のコミュニケーションのあり方を考えたり、新規情報の獲得や創造が必要であろう、などと指摘していたようです。(日経産業2018.7.5)