国際ロボット連盟(IFR:the International Federation of Robotics、1987年設立、本部は独フランクフルト)より、2022年10月13日に出版された、「World Robotics report 2022」によると、2021年の国・地域別の産業用ロボットの導入状況は、下のグラフ(※)のようになっています。
※ 下記サイトのプレゼンテーションファイル内の数値を基に作成
https://ifr.org/downloads/press2018/2022_WR_extended_version.pdf
上図のように、2021年の1年間に新たに設置された産業用ロボットは、中国が26.8万台(対前年度比51%増)で断トツで、以下日本、米国、・・となっています。全世界で、51.7万台(図示なし)となっており、中国の26.8万台は約52%で全世界の半分以上となります。
ちなみに、中国、日本、米国の、2016年から2021年までの6年間の推移は、以下のとおりです。
(中国、日本、米国)=(97、39、31)→(156、46、33)→(155、55、40)→(148、50、33)→(178、39、31)→(268、47、35)
なお、2021年までに導入され稼働している台数についても、中国がトップで、世界全体347万台のうち、中国が122万台を占めているとのことです。
ただ、「従業員1万人あたりのロボット導入台数」では、2020年の統計で、韓国、シンガポール、日本、ドイツ、・・・、ときて、9位にとどまっており、普及率としてはまだまだのようです。逆に言えば、今後さらに導入が進んでいくとも考えられます。