”Low Power,Wide Area”の頭文字をとったものです。低電力(Bluetooth LEやZigbee相当)で、かつ基地局あたり携帯電話回線並みの広いエリア(約100m~10km超)をカバーする、IoT向け無線通信技術の総称です。
消費電力とエリアの組み合わせでLPWAに相当する無線通信規格は、これまで存在しませんでした。
日本において導入の動きのある規格として「LoRaアライアンス(※)」が策定した「LoRaWAN」が知られています。免許の不要な周波数帯電波を利用し、技術仕様がオープンであることから、多くの企業がこの規格に対応したモジュールやセンサー、基地局を提供しているようです。例えば、ソフトバンク、ソラコム、NTT西日本などです。
海外においては、仏シグフォックス、米アンジェヌなどが開発を進めているようです。
※ 米国のファブレス半導体メーカー大手「SEMTECH」(https://www.semtech.com/company)を中心に2015年に設立された業界団体で、IBMやZTE、仏Orangeなどがスポンサー企業として参加しています。"LoRa"というネーミングは、Long Range(長距離)から来ているようです。