俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

春浅し

2023-02-05 | 俳句・春・時候

 

 

春浅し隈笹原に日の差して

 

 

 

 

 

 

立春以後、春とは名のみで、実際にはまだ寒い時期をいう。

 

 

 

 

 

 

春色はまだ整わないが、蕗の薹が頭をもたげたり、木の芽がほのかに膨らむなど、春はその気配をわずかに漂わせている。

 

 

 

 

 

 

「早春」とほぼ同じだが、「春浅し」は、季節の推移を人の感覚を通して捉えようとする意識がより強い。

 

 

 

 

 

 

林の中の隈笹原に日が差していた。

春浅しの感じがした。

 

 

 

 

 

浅春や用水に水音のなく

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立春

2023-02-04 | 俳句・春・時候

 

 

立春の雲の白さよシュトラウス

 

 

 

 

 

 

春最初の二十四節気の節にあたる。

 

 

 

 

 

 

太陽の黄経が三一五度の日で、陽暦二月四日頃。

 

 

 

 

 

 

日差しは春めいてきてもまだ寒さが厳しく、地方によっては雪の中で立春を迎える。

 

 

 

 

 

 

立春の空に白雲が浮かんでいた。

イヤホンからはヨハン・シュトラウスの「春の声」が聞えていた。

 

 

 

 

 

春立つや川底に日の溢れゐて

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏近し

2022-05-04 | 俳句・春・時候




夏近し子供ら川に遊びゐて




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



春が間もなく終わり、立夏が近いことをいう。







夜の明けるのが早くなり、木々の緑が眩しく感じられる

のも、夏が近いことを思わせる。







「春惜しむ」という季語があるが、これは春が終わる方

に重きが置かれ、「夏近し」は夏が近づいている方に

心を置く。







「夏隣」ともいわれる。







気温が上がり、子供たちが川に入って遊んでいた。

「夏近し」の感があった。






川沿ひを歩く親子や夏隣




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩春

2022-04-22 | 俳句・春・時候




晩春や茶漬けの後を公園に




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



三春の一つ。







春の終わりの季節をいう。







陽暦四月も半ばを過ぎると、春もそろそろ終わりという

気分が強くなる。







「行く春」「暮の春」「春尽く」も同じニュアンスだが、

「晩春」には潔い響きがある。







鯛といくら丼を茶漬けにして食べた。

その後、公園を歩いた。

季節は晩春であった。






晩春のジョギングコース歩きけり




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

啓蟄・春一番

2022-03-05 | 俳句・春・時候




啓蟄の犬と遊べる川辺かな




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



二十四節気の一つ。







陽暦三月五日頃に当たる。







暖かくなってきて、冬眠していた地虫、蛇、

蛙などが穴を出る時季である。







春一番は、立春後初めて吹く強い南寄りの

風をいう。







今日は啓蟄。

暦の通り暖かくなった。

川辺では犬と遊んでいる人がいた。






春一番堤を歩くひもすがら




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする