毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「トロイカ-中日歌詞比較」 2013年6月26日(水) No.691

2013-06-26 19:40:52 | 日本中国比較
暑苦しい最中だからこそ、
言葉だけでも涼しそうなロシア民謡を楽しみましょー。
(今日は断続的に☂が降り最高気温32℃と、
蒸し蒸ししてはいるが、ちょっとマシな一日だった)

先週土曜日(22日)の小西先生ご夫妻送別会で、
博堅先生のご指導の下、中国語で「トロイカ」を歌った。
練習では「ダメだめ、音痴」とか言われ、内心ムッとしたが、
事実だから我慢するしかない。
で、日本語訳していただいた歌詞が下のものである。
ロシア革命前の帝政ロシア時代のイメージだ。

♪氷雪がヴォルガ河を厚く覆い
3頭立ての馬そりが河の上を駆けている
若い馭者が悲しい歌を歌っている

若者よ なぜそんなに悲しくうな垂れている
誰がお前を そんなに悲しくさせるのだ
客が尋ねる

ほら遥か遠く天地の果てまで 共に旅をしてきた いじらしい老馬が
地主に買われて 行ってしまうんだ
あとの生活は 苦難が待っているだけだ

[ 三套车]  
♪ 冰雪蔗盖着伏尔伽河 冰河上跑着三套车
有人在唱着忧郁的歌 唱歌的是那车的人

  小伙子你为什么忧愁 为什么低着你的头
是谁叫你这样伤心 问他的是那乘车的人

  你看我这匹可憐的老马 它跟我走遍天涯
 可恨那财主要把它买了去 今后苦难在等着它


比べて日本語の歌詞(下)は、『♪今宵は~楽~しい宴~』とか言って、
たいへんなお気楽ソングになっている。

♪雪の白樺並木 夕日が映える  走れトロイカ朗らかに 鈴の音高く

響け若人の歌 高鳴れバイヤン  走れトロイカ軽やかに 粉雪けって

黒い瞳が待つよ あの森越せば  走れトロイカ今宵は 楽しい宴


メロディは同じなのに、どうしてこんなに歌詞が違うのだろうか。
それは、日本語歌詞が間違って違う歌を翻訳したからだという。
日本語訳をしたのは、
ハバロフスク地区の日本人捕虜による楽団「カチューシャ」だそうだ。
その楽団員は別の歌「トロイカが駆ける、トロイカが跳ぶ」を訳してしまった。
(しかし、子どもの頃から歌い慣れているせいか、私は全く違和感を感じない)

原詞に忠実な日本語歌詞も、実は以前から歌われていたそうだ。
1950~60年代の都市部で盛んだった歌声喫茶というところで・・・。
その詞は中国語歌詞と重なる。
しかし、「老馬」が若い馭者の「恋人」になっているが、
本当は(ロシア語の原版)はどうなのだろう。

[原詩に忠実な日本語歌詞]
♪走るトロイカ一つ 雪のヴォルガに沿い  はやる馬の手綱取る馭者の歌悲し

何を嘆く若者 尋ねる年寄り  なぜにお前は悲しむ悩みはいずこ

去年のことだよオヤジ 好きになったのは そこへ地主のやつめが横槍を入れた

クリスマスも近いに あの娘は嫁に行く  金に釣られて行くならロクな目に会えぬ

鞭打つ手で涙を 馭者は押し隠し  これでは世も末だと悲しく呟く





コメント
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