毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「いつまでも愛してる…それはこっちの台詞だ」2014年6月20日(金)No.924

2014-06-20 22:22:24 | 日記

昨日、江財大日本語学科の学生たち・先生方が

私のために送別会を開いてくれた。

親は死ななければならない。

教師はやめなければならない。

北山修の名言だ。

親が死んだときには、涙がたくさん出た。

心に大穴が開いた。

その後、ある時ふと私は北山修氏の言葉が腑に落ちた。

 

私のための送別会の日、

前日の夜中までかかって準備をしてくれていた

3年の朱聡さん、2年の優慧斌さんたちが、

湿っぽくならず、楽しいムードを盛り上げてくれた。

私は他人のことでは涙もろいが、自分のことでは滅多に泣かない。

自分の送別会で泣くことなど考えられない。

しかし、「先生、目を閉じてください」と言われ、

「はい、いいです。」で目の前に横断幕がバーンと広げられ、

それを持つ学生たちの顔、それを取り巻いて私を見るみんなの顔を見ると、

ぐっと奥歯をかみ締める必要があった。

『先生、いつまでも愛してる』

 

「おいおい、そりゃこっちの台詞だよ。

私こそ、みんなをいつまでも愛し続けていくんだ。」

宿舎に戻って、もらった横断幕を広げ、一人ひとりの名前を見ながら、

そうつぶやいた。

「愛してる」なんて日本では滅多に使わない言葉。

でも、中国では自然に言える。

 

ありがとう。

さようなら、みんな。

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