毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「今日は日本の若者&大人自慢するよっと」No.1497

2015-11-01 23:09:04 | 反戦平和

今年は、本当にいろんなものを見ました。

あまりにも大事なものは輪郭やサイズがはっきりせず、

ただ心の中に熱くボワボワと燃える焔のようなものとしてずっとあるのです。

長年、そんな風に心にあった焔が社会現象となって現れた気がする年でした。

(って、まだ2か月残っていますけどね)

その社会現象の一つというのが、日本の若者たちが、街に出てきたことです。

11月8日(日)で原宿高校生デモがあるそうです。

私はこのポスターを見るだけで、時代が動いているのを感じます。

『僕たちが 忘れると思ってたなら 大間違い

だって 僕らの民主主義なんだもの。

一緒に声を上げないか?

一緒に歩こうYO

道端で見ていたって つまらない

だって 僕らの民主主義なんだよ』

THIS IS WHAT DEMOCRACY LOOKS LIKE.

 

も一つ、これは昨日の渋谷でハロウィングループとは混じらず、

ずっとスタンディングしていた二人だそうです。

フェイスブックのコメント欄で、

「ここは日本だ。お前ら、なにやってんだ」

とか言う『サヨク』オジサンもいましたが、

私はこの二人の行動、嬉しいですよ。

 

も一つの、も一つ、

下は自衛官の家族の声を集めたRKB  News です。

フェイスブックには貴重な情報なのに、

なかなかメディアで流してくれない情報が矢継ぎ早に載せられます。

その一つだと思い、ここに転載させていただきます。

今、たくさんの日本の若者、そして、若者の命を守りたい大人たちも

街に出て文字通りスタンディングしています。

空気読むのが上手と言われる日本人が、

諦めが早いと言われる日本人が、

行動しなければ、また、とんでもない社会が本当に来てしまうことをひしひしと感じて、

未来を変えようとしていることを、

私は心から自慢したいと思います。

 

―――フェイスブック田中遊夢さんの記事RKBニュース「安保法1か月”自衛官の家族は…」

11月2日ごろには公式サイトから映像削除されるとの情報があります。

◼削除されそうなRKB News のURLです

http://rkb.jp/news/news/29298/ …


集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法の成立から、1か月あまりが経ちました。

この法律の影響を最も受けるのは、活動の幅が大きく広がる第一線の自衛官です。

自衛官の家族に今の思いを聞きました。

●街頭で市民に訴える富山正樹さん
「自分たちの思っていた政策と違うのであれば、皆さん、どうぞ、『違うものは違う』と声を上げませんか」

安保関連法の成立から1か月が過ぎた先週、福岡市天神の街頭で、あるグループが、この法律の廃止を訴えていました。

中心にいる富山正樹さん、自衛官の家族です。

21歳になる次男は、任期制自衛官です。

息子のためにも法律の成立を阻止しようと、3か月前に1人で始めたスタンディングアピール。

今では、多くの仲間が集まるようになりました。

●次男が自衛官の富山正樹さん
「このまま黙っていたら、本当に自分の子供も戦地に送られてしまうかもしれないという危機感ですね。

(憲法の解釈が)一内閣の閣議決定で覆されてしまって、しかも、多くの国民の皆さんも非常に疑問を感じて、世論調査なんかを見ると、それこそ8割の方々が、今国会中の成立に対してはやっぱりおかしいと思っていらっしゃいますよね。

そうであるにもかかわらず、それが強行されていく。

それが止められない。民主主義って一体、何なんだろうかっていうのが本当、大きいですよね」

●参議院特別委員会(音)

集団的自衛権の行使などを盛り込んだ安保関連法。

怒号が飛び交う中、政府・与党は、強行採決とも言えるやり方で成立させました。

不信感を募らせている人は少なくありません。

佐賀県唐津市呼子町の古里昭彦さんもその1人、海上自衛官の息子がいます。

●長男が自衛官の古里昭彦さん
「誰が考えても、やはり憲法に反してるわけですよ。要するに、ルールというのは、簡単でなければいけないわけですよ。

子供たちもわかるルールでなければ。

それが、憲法学者も『わからん』と言うような難しいルール、誰にもわからないルール、これはルールじゃないですよね。

憲法9条の第2項で、武力は持たないということになって、それが、海外に武力を持って行くわけですから、私は、ちょっと矛盾していると思います」

 
田中 遊梦さんの写真
田中 遊梦さんの写真
田中 遊梦さんの写真
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「ドイツ政府の潔さ」No.1496

2015-11-01 00:18:28 | 脱原発

ドイツと日本は戦後の歩み方がよく比較されます。

「ドイツは戦争犯罪について、きちんと謝ったのに日本は謝っていない」とは、

中国に来て何度も聞きました。

そのたびに「いや、戦後50年の村山談話でようやく日本もきちんと謝罪しましたよ」

「日本は戦争について深く反省し、二度と戦争をしないと憲法にも明記されています」

と話したものです。

それでも、相手はあまり納得した顔になりません。

村山首相が謝罪しても、すぐその後で小泉首相が靖国参拝したり、

安倍首相に至っては「侵略の定義ははっきりしていない」と、

日本が侵略戦争をしたことさえをも

否定的な発言をしたり(アメリカの圧力ですぐに撤回しましたが)、

日本国の姿勢が首尾一貫していないのが丸わかりだからです。

(日本もドイツのようにきちんと謝罪する態度を堅持したら、

それ以上、誰も責めたりしないのに……。)

と、相手(ほぼ学生たちばかり。大人は気を遣ってそういう話題は避けます)

の顔に書いてあります。

(そこまでドイツを持ち上げられたら、なんかちょっと…)

と思わないでもなかったんですけど(笑)、

最近特に、ドイツの姿勢に学ぶべきものを感じます。

それは戦争に対する姿勢のみならず、原発事故や難民支援についても発揮されています。

ドイツは福島原発事故を重く受け止め、2022年までに全原発停止を決定しました。

アンゲラ・メルケル首相は、その前のシュレーダー首相が掲げた脱原発政策を、

産業界の要請をバックに一旦ひっくりかえしましたが、

現実に深刻な原発事故が起きると、何が最も大切かを、冷静に、筋道を立てて考え、

再び、脱原発に舵をきりました。

「人類は原子力を制御できない」と判断したからです。

最も大切なものは命であり、

それを守れない可能性の高い原発とはキッパリ縁を切る決断ができるその潔さ。

ドイツ首相にはあり、今の日本の首相には欠片もないものです。

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