毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「夕方の気温3℃(+_+)でも、日本語コーナーは続く」No.1501

2015-11-06 21:10:07 | 中国事情

うっ、さぶ!

昨日の異常な靄発生に続き、今日は強風と小雨。

今日の菏澤の天気予報は3℃~7℃でしたが、気温はちっとも上がらず、

雨のせいか、P.M.2.5は27と、優良でした。

強風で傘の骨がひっくり返って壊れました。

写真で寒い雰囲気分かってもらえますかね。

朝7時45分の宿舎横の道路です。

強風で落下した落ち葉がそぼ降る雨で地面に張り付いている様は、

清少納言が見たら「わろし」、「をかし」のどっちと言うかなとか、

そんなことがふと頭を過ぎるのは、日本文学史の授業が昨日あったからです。

もう、「平家物語」へと時代は進んでいるんですけどね。

空に舞うのは木の葉。蝙蝠のようです。

 

何しろ急に日中5、6℃の気温ですので、学生たちも寒そうです。

昼、足早に古い第一食堂を目指す学生たちの後ろを私も追います。

何かをつい立にしないと寒くて~(笑)。

 

そんな寒い一日の終わりに、日本語コーナーがありました。

誰も来ないかと思いましたが、偉いです。20人くらい来ましたよ。

今日のトピックは「一人っ子政策廃止をどう思うか」。

中国国内でも意見が二分しているそうなので、

今日はディベート風にやってみました。


下は、一人っ子政策廃止反対グループ。

・きょうだいがいたら競争が激しく、親の育児負担も2倍になる。

・金銭面の負担(出産も社会主義国家とは言え無料じゃない)も2倍に。

・二人も子供を産む女性は、会社に嫌われて首になるかも知れず、

女性差別の原因になるかも。

・年老いた両親の世話に加え、幼い2人の子育てとなると、親は板挟みになる。

・最近は中国も福祉が充実してきたので、歳を取ったら老人ホームに入れば、

一人っ子も、そんなに親の面倒を見なくてもいい。

・一人っ子として育った女性が母となった場合、2人目をどう育てていいかわからない。

・一人っ子だと、60元の補助金が毎年貰える。

・一人っ子に100万元の教育投資ができるとして、二人だと半分しか投資できず、

子どもの素養が低下する。

・今でさえ就職難なのに、これ以上人数が増えたらさらに就職できなくなる。

など、あれこれいろいろ考えていました。

(本当は子ども二人政策に賛成の子がほとんどでしたが、ディベートということで)。

 

かたや、二人出産賛成派の意見は、

・労働力が確保できる。

・親世代が年老いた時、きょうだいで世話をシェアできる。

・一人っ子は寂しい。

・二人の子どもは一般に年齢差があるので、上の子が下の子の面倒を見るから、

親はそんなに負担を感じないだろう。

・高齢化社会の問題が緩和される。

など、正論ですが、静かでやや腰が引けた雰囲気が否めず、

やはり議論で優勢になるには、勢いが大切だと感じました。

手前左の二人は一年生で、チンプンカンプンだったことでしょう。

 

今日は武士言葉をこよなく愛している3年の滕康さんが司会でしたが、

慣れていないので、ちょっともじもじしていました。

みんな、慣れていない人たちばかりです。

ディベート(風)ももちろん初めて。

それにしてはみんなよく頑張りましたよ。

コメント
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