毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「米軍の行動にいっしょに参加しなければ安全=北朝鮮」No.2085

2017-10-18 04:08:17 | 日本事情

 一昨日10月16日のロイターの記事に、

国連加盟国、米の軍事行動に参加しない限り安全

=北朝鮮

とありました。

日本政府は世界で最もアメリカにひれ伏し、付き従って

「承知しました。はい、直ちにいたします。ご主人様」状態を続けていますが、

このアメリカべったりの言い訳として今、アベ政権が最も使っているのが

「北朝鮮のミサイル攻撃の脅威」です。

しかし、当の朝鮮民主主義人民共和国は、

 「北朝鮮に対する米国の軍事行動に参加しないかぎり、われわれは他国に対して核兵器を使用したり、使用すると脅すつもりはない」

と発言原稿に明記してあるのですと。

なんだ、日本は、腐っても鯛」みたくアメリカにべったり張り付いているから、

よけい危ないんじゃないですか。

あらゆる観点から見て、

あの腐れ大国=アメリカに追随するのは百害あって一利なし。

これこそ「戦後レジーム」であり、ここからこそ脱却しなければなりません

こんな状態を永遠に続かせたい人だけ自民党に投票すれば?

でも、そんな人いないですよね、この日本に。

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国連加盟国、米の軍事行動に参加しない限り安全=北朝鮮

 国連での核兵器に関する討議向けに用意された、北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使の発言原稿の写しに含まれていたもの。ただし次席大使は実際には当該部分を読み上げなかった。

発言原稿では「北朝鮮に対する米国の軍事行動に参加しないかぎり、われわれは他国に対して核兵器を使用したり、使用すると脅すつもりはない」と指摘。

その上で「米国本土全体がわれわれのミサイルの射程範囲に入っており、米国が1インチたりともわれわれの神聖な領土を侵略しようものなら、米国は世界のいかなる場所であれ厳罰を免れないであろう」とした。

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「モラトリアムの日々」No.2084

2017-10-18 02:56:04 | 中国事情

日本の行方を左右する選挙がまもなくあるというのに、

ここ山東省の西の片隅では、世間と隔絶した日々が続いています。


三年生の学生たちが楽しそうに聞いてくれるので、

ついメインテーマからはずれてしまうことの多い授業ですが、

昨日の「日本文学史」では律令制の崩壊とその原因とか、

中国の学生相手にそこまで言わんでもいいのに、

(ああ、はやく平安時代の文学作品に入らなければ!)と心は焦りつつ、

当時の良民たちの困窮を歌った山上憶良の『貧窮問答歌』をだしにして、

律令制下の租庸調をはじめ多種の税・苦役がいかに農民たちを苦しめていたか、

また、当時の農民がその圧制に対してどのように生き抜いたか、

感動的な話をした時です。

(こっちはまじめに喋っているのに)

「土地を捨てて逃散しました」(プッ)←(吹き出す音)

「出家して僧になった人も多いです」(アハ)←(小さい笑い声)

「(負担が男性より軽いので)女性と偽った男性も」(アハハハ)←(大笑い)

・・・・・・・・・

しかし、学生たちは当時の日本の農民たちの苦しみを

十分に想像できたと思います。

中国の近過去、学生たちがまだ生まれていない時の中国庶民の生活も、

圧制のためではなく国づくりの過程であったとしても、

非常に苦しかったことは、祖父母や年配の人たちから聞いています。

江戸時代、日本には士農工商の身分の下に、

一人前の人間の7分の1しか命の価値が認められなかった人々がいたことを

話した時、学生たちの顔が同情と憤りで歪みました。

ある程度の語学力とまっすぐにものごとを見つめる目があれば、

いくらでも国を超えて心と心を結ぶ交流ができることを、

今の3年生が示してくれています。


↓学生の毎日のエッセイを見ていると、あら、唐突に動く物体がノートの端に。


てんとう虫さんでした。彼女も非常に急いで立ち去ろうとしています。

しかし、どこへ?当てもないのに。

仕様がないので、

私が窓際まで運んで外に放り出してあげました。

どうして、この部屋には虫が次々登場するのかと言うと、

隙間だらけだからです。

 

 

 

 

 

 

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