毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「弱者の困窮は選挙では救えないのだろうか?」No.2090

2017-10-23 01:28:25 | 日本事情

今日は、山東省菏澤学院キャンパスの秋模様をお伝えしようと思って、

ここ一週間、撮りっぱなしだった写真をブログの画像フォルダにコピーしました。

 

ですが、英国人記者の次のフレーズが気になって、横道に逸れてしまいました。

「もしかすると日本人は、自分たちの怒りの声を、投票所ではなく、

自殺率で示すことを選んでいるのかもしれない」

From Financial Times (UK) フィナンシャル・タイムズ(英国)
Text by John Plender https://courrier.jp/news/archives/80347/

 

特に貧しい生活に苦しむ人々は、

「自己責任論」で切り捨てられる風潮の強い日本にあって、

外への変革の行動は取らず、自らの命を絶つ傾向が強いことが

下のグラフで見て取れます。

その中でも、まだ人生これからという

20代~40代の生活保護受給者の自殺率が、

一般の同年代の自殺率をはるかに上回っているのは恐ろしいことです。

 

       自動代替テキストはありません。

           ・生活保護受給者の自殺率=生保受給者10万人分の生保自殺者数(分数)

           ・日本全体の自殺率=人口10万人分の自殺者数(分数)

 

     

「アベサン、口先でぺらぺら喋るの、もういいから、

生活に困っている人を助けるために国のお金を使ってくださいよ。

あなた個人の友達(しかも友達は既に金持ち)に勝手に使うのやめて。」

 私は、そう言いたいです。

本当は選挙で政権を変えて、弱者を保護する政治を実現することを

切に望んでいますが、

肝心の貧乏な庶民の多くは選挙にあんまり行かないので、悪循環ですよね。

新しい回路を作らないと・・・ね。

 

 日本では、個人の生き難さは「自己責任」として、

政府に要求すべきでないという声がいわゆる先進国の内で異常に高いことと

この自殺率及び低投票率はリンクしているのでしょう。

          

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする