『標的の村』、『戦場ぬ止みい』などの記録映画で
数々の賞を得ている三上智恵監督が、
今日、次のような慟哭の言葉を搾り出し、書いていました。
「伝えても、伝えても、沖縄の状況を好転させることができない
自分の力のなさを認めよう。
それでもまだ、私は
全国の人々が意図的に沖縄を黙殺しているとは思わない。
伝え方が足りないのだ。
届け方が甘いのだ。
だから、この文章にたどり着いてくれたあなたにありがとうと言いたい。
あなたの善意を信じて、祈るように今回も動画と文章を届ける。」
映画は多くの人の心に届き、
だからこそ全国から、たとえ1日だけでも、高い飛行機代をかけてでも、
ともに座り込みに馳せ参ずる人たちが大勢いるのだと私は信じます。
私もその一人ですから。
この文章の冒頭に5分32秒ほどの動画が流れますが、
「ダウンロードしないでください。
どんな風に悪用され、動画に映った人たちを傷付けるか分からないから」
とのことです。
三上監督が危惧する根拠は実に多くあります。
ネトウヨどもが場面の一部を取り上げて編集し、真逆の映画に仕立てるからです。
どうぞ、下のサイトに見に行ってください。
私は、恐らくは80代であろう何人もの女性たちが黙って座り込む姿を見ただけで、
涙が溢れて止まりませんでした。
彼女たちは本当の戦争を知っているので、
自由にならない身体を奮起させて駆けつけた人たちです。
第77回:埋め立て資材の海上運搬始まる
~抵抗する国頭村の人々~(三上智恵)
-2017年11月22日