「沖縄の基地負担軽減のため、辺野古に基地を作る」という
アベ政権の岩屋防衛相やスガ官房長官ですが、辺野古も沖縄なんですけど?
それに「世界一危険な普天間基地の危険性除去」という割には
オスプレイは飛ばすわ、米軍機から幼稚園や小学校に落下物があっても
「それで何人死んだんだ!」とせせら笑う内閣です。
すぐ傍の嘉手納基地では死者が何人も出る事態であるにも拘らず
「一日も早い嘉手納基地の危険性除去」とは一度も言った事がない日本政府。
要するに、辺野古に基地を作るというのは
普天間基地の危険性除去とは全く無関係で、
ゼネコン利権や不動産利権など、金儲けのためなんですわ。
どこから見ても。
辺野古の基地予定地の軟弱地盤が深さ90mにも及んでいるのに、
肝心の90m地点のサンプルは採取せず、
よその土を調べて「よし!非常に固い」と太鼓判押しても意味ないでしょ。
「アホか、お前は!」
関西ではそう言います。
「工事はただちに止めなさい!」は、
「ほんまにすぐ工事止めんか、こら」かな。
(「こら」はちょっと余分かも)
毎日、沖縄県民の命がけの阻止闘争が続いています。
↓資料:90mの地質調査を誤魔化していた件についての沖縄県の2紙の記事です。
「非常に硬い粘土質」というが…
深度90mでサンプル採取せず
辺野古の軟弱地盤、別地点から強度判断
沖縄タイムスプラス3月23日
【東京】名護市辺野古の新基地建設の軟弱地盤を巡る問題で、防衛省が「B27」と呼ばれる水面下の最大深度90メートルの地点で、地盤の強度を示す「N値」を直接調べる標準貫入試験をしていないことが22日、分かった。防衛省は「同じ土層」の別の地点の室内試験結果からB27地点の70メートルより深い地点は「非常に硬い粘土層」とし、地盤改良をせず「十分に安定的な施工が可能」と説明している。
大浦湾側の護岸「K4」(中央左)から沖合に延びる「K8」護岸の建設が始まり、汚濁防止膜が設置された辺野古沖合=名護市(小型無人機で撮影)
ただ、防衛省の資料によると、B27でサンプルは採取せず、センサーを用いて実施した「コーン貫入試験」の結果をもと基にN値に換算した値では、86メートルの深さまでN値は9以下となっており、「非常に硬い」ではなく、「中位~硬い」に分類される。
岩屋毅防衛相は22日の参院予算委員会で、B27でN値の測定をしたか問われ、「B27そのものはやっていない」と認めた。その上で、「すぐ近くにある」3地点でボーリング調査を行い、そのサンプルを用いた室内試験の結果から、B27の70メートル以深は「非常に硬い粘土層に分類される」と述べた。
ただ、3地点は「S3」「S20」「B58」で、B27からはそれぞれ約150メートル、約300メートル、約750メートル離れている。
軟弱地盤の大浦湾側では、コンクリートなどで造る「ケーソン」を設置して護岸を構築する予定で、B27は「C1護岸」予定地の直下にあり、沈下の可能性が指摘されている。
社民党の福島瑞穂副党首、自由党の森裕子幹事長への答弁。
防衛省、90メートル地点未調査
軟弱地盤、周辺値で強度判断
2019年3月23日 12:12琉球新報
【東京】名護市辺野古の新基地建設を巡る軟弱地盤の問題で、岩屋毅防衛相は22日の参院予算委員会で、水面下90メートルに達する地点のボーリング調査について「そのものはやっていない」と明らかにした。防衛省は周辺の地点のボーリング調査で得られた地盤強度を示す「N値」やほかの試験を基に、軟弱地盤が水面下90メートルに達する点でも70メートルまでの改良で安定性が確保できると説明していた。野党は「強度が安定しているとの大臣の答弁は虚偽答弁だ」などと批判した。
防衛省が国会に提出した地盤に関する報告書などによると、水面下90メートルまで軟弱地盤が及ぶ地点「B27」の地盤強度について、同省は150~750メートル離れた3地点でのボーリング調査で得られた結果などを基に判断している。B27は、今後防衛省がケーソンと呼ばれる箱形の構造物である「C1護岸」を設置する計画の位置に重なり、この地点でN値を検査していないことに野党から疑問が相次いだ。
また、地盤改良に伴い約7万7千本の砂ぐいが打ち込まれ大量の砂が使われることによる環境への影響について、岩屋防衛相は「(県に提出した)環境保全図書で予測された影響の最大値の範囲にとどめることが可能だ」と述べ、環境影響評価(アセスメント)のやり直しは不要との考えを示した。