ニュースを見て、
川崎市の小学生(大人も)殺傷事件は
アメリカで何度も起きている「銃乱射事件」に似ているなと感じました。
犯人(と思われる男性)は
学校時代は大人しく目立たない子どもで、
卒業後は同級生と接点がなかったということから
周りに仲間がいて、ともに問題を解決できるような環境にはなかったと
推測できます。
確かに、(こんな酷いことをするのはどんな奴だ!)
と誰しも思います。
次に、(親はどんな教育をしたんだ!)
と親の育て方など、だんだん、非難が理性的ではない方に行きがちです。
しかし、近年の顕著な傾向として、
こうした段階を遥か飛び越えた
とんでもない呟きが拡散されるということがあります。
在日外国人へのヘイトデマです。
今回は、犯人(と思われる男性)も死んでしまい、
まだ詳しいことが分かっていない時点で、続々と出てきた在日差別デマ。
「川崎」「在日」「犯罪者」…関連性のない3つのことを、
差別観念に基づいて意図的に、悪意に満ちてイコールで結ぶ人間が
のうのうと日本に居座っているという状況の醜さに
私は、吐き気を覚えます。
↓ ↓ ↓ ↓
〈犯人の名前が出ないのは?在日?〉
〈川崎は在日の犯罪が多く犯人は在日かもしれません。〉
〈川崎か…在日の可能性… 異文化強制・移民政策を進めるとこんな惨劇が日常茶飯事な国になりますね 欧州みたいに〉
〈犯人、川崎市麻生区の51歳と分かってるのになんで名前出さないの?いつもの、在日外国人に配慮するアレなのか?〉
〈川崎の殺傷事件また在日韓国人の仕業だろ。 在日韓国人は日本から追い出すべきだよ。 沖縄にもいらない。反日感情もってる中国人と韓国人はでてってよ。〉
1923年、関東大震災の直後、
「朝鮮人が井戸に毒を入れた」という根も葉もない差別言辞が
どれ程酷い朝鮮人虐殺(何百人もの中国人も)のきっかけになったか。
こんなヘイトデマが規制対象にならなければ、
必ず、いつか関東大震災の時のような醜い日本人の犯罪が
再び起きるでしょう。