関学の選手に悪質なタックルをして怪我をさせた
日大アメフト選手が実名と顔を公表して謝罪会見をした記事を見て、
私はまず、(家族はこの子をいい子に育てたな)と思いました。
彼のしたことは悪いことです。絶対してはいけなかったことです。
しかし、
一人の人間として、してはいけないことをしたときの態度をきちんと示す
若者が存在したことの方が、
国の首相をはじめ、政治家、官僚が嘘ばかりついている今の日本では、
異様に爽やかに浮き上がってくるのです。
宮川選手(加害者)の追い詰められた心境は、
戦争で、人を殺して来いと言われた兵士のようなものかと思います。
そんな理不尽な状況に人間を追い詰めてはいけない、そう思いますが、
追い詰められてしてしまった後、どう生きるかも人間にとって
大切なことです。
佐川元理財局長&財務長官、柳瀬元首相秘書官は、
(もう、二度とフィールドに立つことはない)と覚悟したこの日大選手の謝罪を
恥の気持ちなく見ることができるのでしょうか。
超優秀なトップ官僚と言われた二人は、
今、どんな風に毎日を生きているのでしょう。
もう一度、間違った後、どう生きるかも人間にとって重要なのです。
日大選手が顔出し、実名で監督、コーチからの指示を“赤裸々”告白
「追い詰められて悩んだ」SponichiAnnex2018年5月22日
6日に行われた学生アメリカンフットボールの試合で日大の選手が無防備な関西学院大選手に後方から悪質なタックルをして負傷させた問題で、加害者側の日大選手が22日に東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見を行い、19日に辞任を表明した日大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(62)からの指示について赤裸々に告白した。
当該選手は日大3年生。これまでは匿名扱いだったが、顔出しとともに宮川泰介選手(20)と氏名も名乗って弁護士2人同席で会見に臨んだ。冒頭で西畠正弁護士から経緯等について長い説明があり、顔を出さないのでは謝罪にならないという本人、保護者の希望で顔出し、実名で臨むことに決めたという。
弁護士の説明に続いて、宮川選手はケガをさせてしまった関学大選手の被害者に対して謝罪。深々と頭を下げた。
そして、当該試合前の練習から外されていたこと、宮川選手が招集されていた日本代表について内田監督から「お前は行っちゃダメだよ」と辞退するように言われたこと、当該試合について内田監督や井上コーチから「相手のクオーターバック(QB)を1プレー目で壊したら使ってやる」「秋の関学大戦で相手のQBが出なければこっちの得だろう」「坊主にして来い」など圧力があったことで「追い詰められて悩んだ」と振り返った。
精神的に追い詰められたその末に「ここでやらなければ後がない」と思って会場に向かい、「相手のQBを潰しにいくので使ってください」と出場を直訴。「やらなきゃ意味ないよ」と念押しされて試合に出場し、関学大QBに悪質なタックルを見舞ったという。
それでも「いくら監督、コーチからの指示があったとはいえ僕がやってしまったことは変わらないので反省しています」とし、「監督、コーチについて僕がどうこう言うのは違うかなと思っています」と指導陣に“配慮”。その一方で監督、コーチと自身の関係について「なぜですかと意見を言えるような関係ではありませんでした」「監督、コーチからの指示を自分で判断できなかった自分の弱さだと思います」と説明し、それだけ怖い存在だったのか?との質問には「はい」と力なく答えた。
高校から始めたというアメリカンフットボール。「とても楽しいスポーツと思い、熱中していました。ただ、大学に入って厳しい環境の中で徐々に気持ちが変わってしまった部分もあります。好きだったフットボールがあまり好きではなくなってしまった。厳しい環境に身を置くことになってしまったので、何が原因か分からないですが、徐々に好きではなくなってしまった」とし、今後の自身と競技の関係について「僕がアメリカンフットボールを続けていく権利はないと思っていますし、続けていくつもりはありません」「今は考えられない」と競技から身を引くつもりであることを明かした。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/05/22/kiji/20180522s00040000193000c.html
そしてやはり、高級官僚と言われている方たちの嘘がバレバレの証言をも思い出し、この青年にに見習え!と叫んでいました。
20歳の青年から、学んでで欲しいものです。
多くの人はこの青年から久しぶりに日本のいいところを感じたと思います。そうであるなら、なおさら、今の日本のど腐れ状況を認可するのではなく、清清しい再出発を目指して国民一人ひとりが奮闘しないと・・・。今は「野党が頼りない」だの言っている場合ではありませんね。国民が頼りないからこういう国になってしまったのですから、まず、己の居住まいを正さなければなりません。