熊田製 アルコ T6 のリパワリング

2006-09-09 14:07:45 | PRR シフター
以前ヤフオクで見つけたALCO Model/熊田製の アルコ T6 。ちょっとした改造でペンシルバニア鉄道 AS-10a にマッチしそうなので落札しました。
「走行に問題あり」との事で格安でしたが、確かに素直に走ってくれませんでした。
製品自体はMade in Japanの熊田製ですので、1970年代前半くらいまでのものと思われます。
動力伝達は床上の棒形モーターとギアタワー上段スパーギアをゴムチューブで結び、中段スパーギア→下段ウォームシャフトへと回転を下ろします。ギアボックス内では各軸をウォームギアで駆動。さらに自在継手で隣の台車へ伝達し、全軸駆動となっています。
よくアメリカの中古店のリストでは「Tank Drive」と書いてありますが、台車間の自在継手が実物で言えば燃料タンク部分を通っているので、こう呼ばれているようです。
タンクドライブ

工作はリパワリングから進める事にして、モーターをお約束のCN-22に換装するところから始めました。
例によってt2アルミアングルから作った、アサーン用モーター台を流用してモーターを固定。モーター軸にはA-Line #20021 スイッチャー用フライホイルを取り付けました。ユニバーサルジョイントにはアサーン製を使用するつもりで、ギアタワーのウォーム軸にジョイントを取り付けようとしてびっくり! なんと一段目のギアが割れているではないですか!
困ったなと思いながら手持ちのギアをあれこれあてがってみたところ、歌川模型のバラギアの中に丁度良いのを発見したので真鍮パイプを介して取り付けました。
交換したのと割れたスパーギア

モーターを繋いで回したところ、何のストレスも無く回転したので一安心。
各部品を取り付けてCN-22化が出来上がりました。


この後に試運転したところ、案の定けっこうな騒音がします。特に台車間の自在継手の具合が良くないようなのでMPギア用のジョイントに交換したところ、ずいぶんマシな感じになりました。

続く
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