D6078 宮沢 73

2014-03-22 05:53:49 | D60
まだ前端梁とか残っているが、急に思い立って炭水車のリベット打ちを始めてしまった
D6078の炭水車はその側線の高さから20立方米型と判るが、側板の後部切り取りが改造されているし半分以上リベットが無い
手元の宮沢の12-17型とメーカー不明の20立方米エッチング板が有るがどちらも使えない
というかエッチング板の方は後部切取り部分の縁取りを直してリベットをあらかた削ってしまえば良いが勿体無いと思う
そこで試しにマイクロマークでリベットを打ってみた

せっかく作るのだから後部を中心に左右側板を一枚の開きにしたいと思う
すると炭庫と水槽の境のリベット列は全長に渡って打たなければならない
長い列はそれだけなので単純作業に飽きなければ良いだけの話だが、問題はその長さ
約190ミリもリベットを並べなければならないのにテーブルが最大で109ミリしか移動しない
つまり途中でワークを外し移動して保持し直さなければならないが、これの解決策がずっと思い付かなかった
でも悩んでいても仕方が無いので原始的にノギスのデプスバーを使ってテーブル縁からワーク端までの距離を確認しつつ持ち替えたらどうにかなった
最初に打った炭庫水槽境界線は96ミリ打ってど真ん中で持ち替えたら奇跡的に同じ位置になった
しかし次の裾に沿った短い線は持ち替えた位置で列がズレた
後になってみれば側板と後部を曲げる位置で持ち替えれば目立たなかったと後悔したが作り直す元気は無い
不幸中の幸いはその辺りに開放テコが被ることと、ラッキーにもハシゴの陰になりそうな位置である事

先日キャブ屋根延長にリベットを打った際にダイの関係で最小1.25ピッチでしか出来ないと書いた
その後ステンレスに掛かるヤスリでダイが削れる事が判った
そしてダイの片側を削って従来の半分の0.625ミリピッチで打てるようになった


ワークは上下左右に10ミリほど余白を付ければ罫書きし易く、リベット打っても変形し難いだろうと思ったが、
手持ちの適当な真鍮板はみな200ミリだったので左右は4ミリしか余白が取れなかった

長手を1列打ち終えたらリベットの列を頂点に板が への字 に反ってしまった
せっかく打ったリベット列を潰してしまったら何にもなら無いので、列の横にステンレス定規を置いてその上をゴムハンマーで叩いたらだいぶ治った
気をよくして裾の長手も売ってからトップ画像のように縦の列も4行打った

出来上がり


まだ反っているが適当な真鍮板をリベットの間に置いてゴムハンマーで叩いてみようと思う
この記事についてブログを書く
« D6078 宮沢 72 | トップ | D6078 宮沢 74 »

D60」カテゴリの最新記事